ハッチが閉まるとすごく狭くて息苦しい──バンナム小山氏がアツく語る、VR ZONE「ボトムズ」の魅力

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既報の通り、HTC NIPPONは7日、PC向けVRゴーグル「HTC Vive」の店頭販売を開始を明らかにした。その発表会にて、パートナーケーススタディーとして、バンダイナムコエンターテインメント、コロプラネクスト、電通、大日本印刷、グリー、スクウェア・エニックスという6社が登壇して、HTC Viveの活用方法や自社のVRビジネスについて語っていた。

 
特にバンダイナムコエンターテインメントのAM事業部、エグゼクティブプロデューサーである小山順一朗氏は、本日0時に明らかになったVRエンターテインメント施設「VR ZONE Project i Can」に追加された2つのアトラクションについて、具体的に解説していた。興味深い内容だったのでまとめていこう。

 
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現在、VR ZONEでは、5つのアクティビティでViveが活躍している。「HTCさんからはいち早くViveを入手できたので、そのおかげでVR ZONEというエンタテイメント研究施設をやっております」と話す小山氏(関連インタビュー)。

 

1万5000人の体験でも壊れたのは1回だけ

 
まず小山氏は、HTC Viveを使うメリットについて、トラッキングの正確さ、耐久性の高さ、脱着のしやすさという3点を挙げていた。

 
トラッキングについては、「ヘッドトラッキングやポジショントラッキングが優秀で、例えば『スキーロデオ』は頭を上下左右に激しく揺らしますが、きっちり追従してくれる。体験者から本当にスポーツをやっているように錯覚したという声をたくさんいただいている」とコメント。

 
耐久性については、過去1万5000人ぐらいが体験して、だいたい17台のViveが常時稼働しているが、過去に壊れたのはわずか1台ということを明かしていた。

 
「『高所恐怖SHOW』は85%ぐらいのお客さんが体験するので、脱着は1万2000回を超える。時間が限られるので非常に素早いオペレーションが求められるうえ、頭部のサイズが異なる色々な方々がつけるという厳しい条件の中で、壊れたのはたった1回だけ。これは自分としては非常に驚異的なこと」と驚きの声を伝えていた。

 
脱着のしやすさについては、「VR ZONEに来る方は、VRの体験自体が初めてで、ゴーグルをつけたり外したりしたことがない方がほとんど。HTC Viveはメガネにも寛容で、いろいろな形のメガネにも対応してくれる。うまく装着できずに付け直しが起こっても、1、2分で対応できる。単純に見えて、これはなかなかない。ベルトもすぐ交換できたりしてスゴい」とベタ褒めだった。

 
ちなみにPANORAでも、過去記事でHTC Viveの運用テクニックをまとめているので、ぜひご一読あれ。

 
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スーパースターやAT操縦者になりきれる!

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その後、VR ZONEの新コンテンツについて解説していた。まず、大観衆を前にしたステージに立って、スターになった気分を味わえるという「スーパースター体験ステージ マックスボルテージ」だが、現在、運営をしながら防音室を作っている最中という。

 
「防音室の内部が、Lighthouseの『ルームスケール』そのままとなっています。右手にあるマイクのコントローラーにViveのコントローラーをつけて、左手にもViveのコントローラーを持つ。ステージ上を自由に歩き回って、お客さんにマイクを向けたり、手を振ってみたりできる。マイクパフォーマンスでスターの振る舞いをすると、だいたい2000人ぐらいが一斉に応えてくれる」と、かなりVRゴーグルをつけたまま動き回れるアクティビティーであることを示唆していた。

 
ほかにも「地下の奈落からスタートするんですが、上からドンドンと音が聞こえてきて、とても緊張する。『みなさん、こんにちわー』と声をかけると、お客さんが『こんにちわ〜』と返してくれる『コール&レスポンス』もやってほしい。ぜひ一度ストレス発散しにきてください」と、声でのインタラクティブについても明かしていた。

 
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もうひとつの「VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」については、「33年前のアニメのIPですが、実に熱狂的なファンがいらっしゃいます。全長4mぐらいのAT(アーマードトルーパー)と呼ばれるロボットに搭乗して1対1で対決する」と解説。

 
一番強調していたのは、「『鉄の棺桶』と呼んでいますが、ロッカーに閉じ込められたような非常に狭い装甲に覆われた感覚を味わえます」と、原作に忠実な体験だ。

 
「実際に乗り込んでハッチが閉まると、それがものすごく狭くて息苦しいぐらい。あと元々原作のキリコも網膜投影ゴーグルをつけていて、それがVRにぴったりなんです。1対1で対戦するわけですが、今回、筐体の方にViveのコントローラーが付いていて、筐体の動きとCGの箱が完全に連動して動く。操作も原作通りに戦えるんですが、コックピットの中に火がついたり、穴があいたり、爆発したりと、まさに『さあ、取り乱せ。』というVR ZONEのコンセプトを味わえます」と、かなりの「なりきり」具合を強調していた。

 
ほかにも「ルームスケールを利用して、いわゆるATの格納庫を自由に歩き回れます。そこでは4mのATを見ることもできますし、自分がこれから乗るような降着ポーズものぞける。装備もクレーンで運ばれてきたりして、思わず避けてしまう」と明かしており、搭乗前のシーンだけでもかなりアツそうだ。

 
新コンテンツは7月15日より導入される。VR ZONEで遊ぶためには、事前のオンライン予約が必須なので忘れずに。

 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
●関連リンク
VR ZONE Project i Can

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