プレイヤーとゲーム画面を合成するMRも展示!「Dead Hungry」開発元、Q-Gamesを見学

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2016年7月9、10日に開催しているインディーゲームの祭典「BitSummit 4th」を前に、VRゲーム「Dead Hungry」の開発元であるQ-Gamesにてスタジオ見学が実施された(関連記事)。

 
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場所は京都府京都市中京区にあるスタジオ本社で、BitSummit直前ということもあり多くの関係者が訪れていた。スタジオは5月に移転したばかりのおしゃれで綺麗な内装だ。

 
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毎週社員で集まって小規模なパーティーを行なっており、ゲームに関するさまざまなアイデアを出せる機会にもなっているという。

 
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さらに今回、「Dead Hungry」の試遊コーナーが設けられ、実際に遊ぶことができた。筆者は初めてのプレイだったが、難しいルール説明などもなく「とにかくゾンビに食べ物をあげてください」という説明だけでスムーズに遊べるのが素晴らしい。

 

徹底的に酔い対策を講じた「Dead Hungry」

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VRコンテンツと言えば、「酔い問題」が懸念されるところだが、「Dead Hungry」ではまったくそういったことはなかった。

 
開発者の方にお話を聞くと、「とにかく酔わないことを意識して作りました。」とのこと。画面の綺麗さやテクスチャの細かさといった部分ももちろん重要だが、プレイヤーの快適さを考えた結果最優先させるべきなのはやはり「酔い」の対策だった。

 
具体的には、以下の3つの項目になる。

 
1つ目はフレームレートを90fpsまで上げることで、ほとんど遅延をなくしている。
2つ目は場所をショップ内に固定することで、画面の変化による情報量を少なくする。
3つ目は手元での操作を単純にすることで、考えなければならないことを減らして脳の負担を軽減。

 
これらの対策をすることでVRにおける酔いの原因と言われている、遅延による違和感と脳の処理が追いつかない状態をなくしている。その結果「Dead Hungry」は連続してプレイしても酔うことは無く、夢中になって遊ぶことができた。

 
製作期間はアイデアの立案から完成までは2ヵ月程度。Unityを利用して製作されており、「物理演算やオブジェクトが一通り揃っているUnityが無ければこの期間での作成は不可能だった」との声も聞かれた。

 

仕掛け満載で何度も遊びたくなる工夫満載

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この「Dead Hungry」は初めてVRを体験する人にもおすすめできる作品だと感じた。単純な操作方法にルールもわかりやすい上に、酔わない。

 
しかもキッチン内の作り込みも多く、実は食材以外にも設置されているラジオや換気扇、電球や消火器までなんでも使えるようになっている。原理的に1.2mまでの高さのバーガーなら作れるようになっているので、あらゆるものを乗せてバーガーを作る楽しさがある。是非プレイする機会があった時にはいろんな物を触って見て欲しい。

 

ゲーム内にプレイヤーを合成できるMixed Reality

 
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通常の試遊以外にも「Mixed Reality」(MR、複合現実)を体験できるコーナーも用意されていた。

 
簡単に説明すると、通常、VRのプレー中には、外部モニターにプレイヤーが見ている画面と同じ映像が表示されているが、MRを利用すれば、見ている画面とプレイヤーの実際の姿を合成し、まるでゲーム内にプレイヤーがいるように見せることが可能になる。これにより、体験せずに見ているだけの人も、モニタリング映像でより楽しめるようになっていた。

 
MRの利点はいろいろあるが、一番のポイントはプレイヤーを応援したくなるところではないだろうか。VRをプレイしている視線の映像ではわかりにくい周りの状況も、TPSのような俯瞰的なカメラアングルによりわかるようになる。その結果「後ろ危ないよ!」「右側のアイテムが使えるよ!」といったアドバイスや応援にも熱が入る。

 
具体的に活用できそうな場面を考えると、まずはVR体験会などで起こる待ち時間を退屈させない取り組みが可能になる。さらに観客も楽しめるとなれば、e-Sportsとの親和性も高いと感じた。

 
現在のゲームをスポーツのように盛り上げるには、観客が一緒になって盛り上がることが不可欠。例えばFPSのプレイ画面を見て、どれがどのプレイヤーなのかわかるのは同じゲーマーだけなことが多い。しかし、将来的にVRを利用したFPSでe-Sportsの大会を行なったときに、MRを用いてプレイヤーをゲーム画面にそのまま登場させることができれば、誰が見てもプレイヤーを把握できる。つまり現実のサッカーや野球を見ているような感覚で選手の応援ができ、観戦することが可能になればエンターテイメントとしても発展していくのではないだろうか。

 
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MRの課題の1つが、現在の仕組みだと2台のハイスペックPCが必要だということ。実際のゲームを動作させているPCとは別に、プレイヤーの姿を撮影し合成するためのPCが必要となっている。

 
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また、カメラのセッティングが非常に繊細で、違和感の無い場所を探して設置するのに時間がかかる問題も抱えている。そのためMRはBitSummit 4thの会場には設営できなかったとのこと。

 
気になった方はぜひQ-Gamesへ直接お問い合わせしてみてはいかがだろうか。

 
(文/あすらん

 
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