シリコンスタジオやモノビットなど、GTMF 2016で発表された各社VR向け技術をまとめっ！

2016年07月26日 10:002016年12月20日 12:36 PANORA PlayStation VR, Unity, レポート

７月15日、東京・秋葉原において、ゲーム開発ツール・ミドルウェアメーカーが一堂に会し、最新情報の発表やハンズオンを行うイベント「Game Tools & Middleware Forum(GTMF) 2016」が行われた。ここでは各社が展示していたVR向け技術を紹介する。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントでは秋山賢成氏による「PlayStation VRの最新状況について」を講演。ハードスペックや開発指針に加え、国内外のPS VRの予約状況やタイトルを改めて紹介。また、PS VRの体験会も行われた。

グラフィックエンジン「OROCHI」「MIZUCHI」を開発するシリコンスタジオでは「Museum」デモの中を歩くことができるVRデモを出展。また「MIZUCHI」では4K HDRに対応したデモも展示されていた。

通信ミドルウェアを開発するモノビットでは「Monobit Unity Network」のデモとしてVRを使用したデモを展示。Oculus Touchを使いVR空間で戦艦を配置するパートと戦艦同士の４人対戦を体験できるパートに分かれている。「Monobit Unity Network」はその名のとおり、Unity向けの通信ミドルウェアで比較的低価格（リリース後の月額制）で導入が可能。

UnityブースではPS VR向けの3Dシューティングゲームのデモを展示。

動画・音声を守備範囲とするミドルウェアを開発するCRI・ミドルウェアはCRI SofdecのVR対応をPlayStation VRでデモ。4K全天球映像を60FPSで表示するだけでなく、透明度のある別の映像を重ね合わせるαムービーを同時表示することもでき、インタラクティブな映像表示にも対応している。