OculusもOSVRも! CESでみかけた最新HMDをまるごとチェック

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1月6〜9日にラスベガスで開催していた家電見本市「International CES2015」。Oculus VRはもちろん、そのほかにも数社がHMD(ヘッドマウントディスプレー)を展示していました。SIMフリー端末を手に世界各地を旅している「デジタルスナフキン」ことライター・中山氏に会場を取材してもらいました。

 

Oculus

Oculusブースでは、9月の開発者向けイベントで発表した「Crescent Bay」を使ったデモブースを用意して、来場者が体験できるようになっていました。

 

体験ブースは防音個室になっていて、ひとりずつじっくりと体験できるスペースを確保しています。筆者も体験してきましたが、ヘッドトラッキングが強化されているためか、どの方向を向いても、きっちりと映像が追従してきてリアル感は抜群。賛否のあるヘッドホンも防音個室の中で使うぶんにはまったく問題のないクオリティーでした。

 
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Crescent Bayではヘッドセットの取り付けがカンタンになっているので、デモ自体はスムーズに行なわれいましたが、体験希望者が多いためブースはいつ行っても行列状態。スマホアプリから予約できるものの、CESの開催期間4日のうち、2日目終了時点で3日目、4日目の予約は埋まってしまうほどでした。筆者も残り1の枠をアプリでみつけて何とか予約できましたが、予約なしだと2時間近く待つケースもあったようです。

 

Gear VR

サムスンブースでは「Gear VR」の体験コーナーを用意して、同社の無料ビデオストリーミングサービス「Milk VR」が楽しめるようになっていました。

 

こちらも複数個のGear VRを使ってデモをしているのですが、体験希望者が多く大行列のため、筆者は体験する時間がありませんでした。これだけの人気アイテムなので、日本で発売されて居なかったのが残念です。

 

Gear VRはサムスンブース以外でも、Oculusブースでも体験ブースが用意されていました。さらに、360度系のコンテンツやカメラを展示しているブースのデモ機として用意しているところも見かけました。Oculusとは違いPCは不要で、スマホにコンテンツをインストールしておくだけでプレーできる手軽さが受けているようです。

 

OSVR

今回のCES2015で新しく発表されたのが、Razerの「OSVR Hacker Dev Kit」です。RazerはPCゲーム用キーボードやマウスのメーカーで、「OSVR Hacker Dev Kit」は、同社が主導して提唱するオープンソースのバーチャルリアリティ(VR)プラットフォーム「OSVR」に準拠した製品。

 
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ディスプレーは5.5インチ(1920×1080ドット)で、60fpsまでの描画が可能。加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパスといったセンサーを搭載しています。

 
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さらに、USB3.0のポートを3つ搭載。USB機器を別途搭載しやすくなっています。実際ブースでのデモ機には、「OSVR HACKER DEV KIT」の全面に、モーションセンサーの「Leap Motion Controller」を装着。手のひらから火の玉などを発射して敵を倒すゲームがプレーできました。

 
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SDKは評価版がすでにリリースされており、正式版も2015年の第2四半期にリリース予定。「OSVR Hacker Dev Kit」も6月発売予定で、価格は199.99ドルとお手ごろな価格となっています。残念ながら日本での展開は未定とのことですが、期待して待ちましょう。

 

FOVE

CES2015の会場のうち、ハードウェアスタートアップが多く集まるサンズ会場で見つけたのが「FOVE」。東京大学インキュベーションラボにオフィスを構える日本のハードウェアベンチャーが開発したHMDディスプレーで、一般的なHMDの機能に加え、眼球の動きを検知するアイトラッキング機能を装備しています。

 
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アイトラッキング機能を使うことで、HMDをセットしている人の視線に合わせて映像を変化させるといった効果が導入可能。さらに、手を使わずに視線だけで映し出されたバーチャルキーボードをタイプするといった使い方もできます。

 
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開発者向けの製品は今年の夏頃リリース予定とのことなので、国産HMDということでこちらも期待したいアイテムです。

 

Homido

「GALAXY VR」のように、スマホをセットして使えるのが「Homido」です。海外ですでに製品がリリースされており、価格は89ドル。GALAXY VRはGALAXY Note4専用ですが、こちらは本体前面のクリップに挟み込めるサイズであれば、iPhoneでもAndroidでも利用可能です。

 
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実際筆者のiPhone6を装着して、「Kolor Eyes 360° video player」を再生したところ、問題なく視聴できました。レンズが良いためか、ハコスコやCardbordよりも画質がよく見えるので、手軽にVRを楽しみたい人にはピッタリです。

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TRAVR

HMDではありませんが、HMDとの組み合わせて使うアイテムとしておもしろかったのが、Virtuixの「Omni」です。HDMと専用のハーネス、靴を装着してルームランナーのような土台に乗り込むことで、FPSのようなゲームを実際に歩き回りながら楽しめるというもの。

 

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土台の底の部分はボール状になっており、さらに専用の靴の裏が滑るようになっているため、場所移動せずに歩いているかのような感覚になります。さらに靴にはセンサーが取り付けてあるので、歩行スピードなどを検知してゲームに反映させられます。

 
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現在は同社の公式サイトから499ドルでプレオーダーが可能です。日本での展開などは未定とのことですが、ゲームやイベントなどで使えばかなりおもしろいコンテンツがつくれそうです。

 
以上がCES2015で見かけたHMD関連のアイテムです。会場ではどのブースも人気が高く、大注目の分野ということは間違いないようです!!

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