HTC Vive版「Hop Step Sing!」を体験 リアルでもサイリウム振りまくりのキセキ的進化!【TGS】

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HTCとそのパートナー企業は、9月15日~18日に幕張メッセにて開催されているゲーム産業関連イベント「東京ゲームショウ2016」にて、PC向けVRゴーグル「HTC Vive」の試遊体験ブースを展開している。その中から、「Hop Step Sing!」を体験してきた。

 
以前の「乖離性ミリオンアーサーVR」でも触れたように、HTCのブースは
位置追跡システムである「Lighthouse」と、クロマキーを用いてVR体験者と映像をリアルタイム合成していた。バーチャル空間の様子を定点カメラで中継しているかのような映像を外部モニターで鑑賞できるのだが、Hop Step Sing!ではさらに面白い効果を生んでいたので紹介しよう。

 
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内容は、アイドルのライブをバーチャル空間内で鑑賞できるというもの。具体的には虹川仁衣奈、椎柴識理、箕輪みかさの3名による「キセキ的Shining!」のライブを約10分間楽しむことができた。体験者は、ステージの上に立った(!?)シチュエーションで、まるでプライベートライブのように目の前で歌い踊ってくれるのを楽しめる。

 
実はこの「キセキ的Shining!」のライブは、すでにAndroid向けアプリとして配信されており、YouTubeでもお試し版の360度動画がチェックできる。過去にも「Unity VR EXPO AKIBA」などのイベントでOculus Rift版が体験できたが、今回のVive版で大きく違うのが、左右の手に持ったモーションコントローラーをペンライトとして利用できる点だ。トリガーを引くと発光色を変えられたり、「三刀流」にできる。両手に持っているので、最大で六刀流だ。ステージの上なら、観客席以上にオタ芸のやりがいがあるだろう。

 

VR空間のステージ上で体験するライブは新鮮だった。まずは、アイドルが近い。自分がペンライトを振っている腕の下をアイドル達がすり抜けていく。そして、特殊効果や演出が、現実のライブ以上に派手に作りこまれており、特に、尾を描きながらステージを飛び回る流星のようなものが印象的だった。

 
観客席もつくりこまれており、ペンライトの光による色とりどりの風景が広がっている。急に場面転換があり、ステージやほかの観客などの一切が見えなくなり、宇宙空間のような場所で照らし出されたアイドルを自分だけが鑑賞している神秘的な状態になるということもあった。物理的制約にとらわれない演出はVRならではのものだろう。

 
さらに冒頭で触れた、グリーンバック合成のシステムがあったおかげで、面白い現象が起こった。なんと、現実空間でもコスプレイヤーを含むスタッフたちが盛り上げることで、観客も集まってきてペンライトを振るようになり、バーチャルとリアルの両方でライブが盛り上がるというキセキ的な盛り上がりを見せていた。しかし、みなさんよく訓練されている。

 

 
購入できるAndroid版やYouTubeのサンプルは、今回レポートしたVive版とは異なり、位置トラッキングによる移動とペンライトを振ることができないが、360度見渡すことができるので、その場にいる感覚は十分に味わえるだろう。モバイル向けVRゴーグルを持っている方はぜひ体験していただきたい。ペンライトを振りたい方は東京ゲームショウで!!

 
●東京ゲームショウ2016
・開催日時:
– ビジネスデイ 9月15日・16日 10:00~17:00(入場は16:00まで)
– 一般公開 9月17日・18日 10:00~17:00(入場は16:00まで)
・会場:幕張メッセ
(千葉県千葉市美浜区中瀬2−1)
・チケット(一般公開):一般前売1000円/当日1200円/小学生以下無料
・主催:コンピュータエンターテインメント協会(CESA)、日経BP社
・HTCブース:9-W14

 
(取材・文●久道響太

 
●関連リンク
キセキ的Shining!(YouTube)
キセキ的Shining!(Google Play)
公式Twitter
公式サイト

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