おっさんを消すアプリも入賞!「RICOH THETA × IoT デベロッパーズコンテスト」結果発表

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リコーは、日本科学未来館にて創業80周年記念の一環として開催した「RICOH THETA × IoT デベロッパーズコンテスト」の表彰式を行い、入賞作品を発表した。11の国と地域から応募された54作品の中から、最優秀賞には、インフォコム技術企画室チームの全天球動画と全方位音声を組み合わせ遠隔コミュニケーションに活用するシステム「聖徳玉子」が輝いた。

 
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ワンショットで360度の全天球イメージ・動画が撮影できるカメラ「RICOH THETA」は、IoT社会においてもその活用が期待されている。コンテストは「メーカーだけでなく、ユーザーと共に商品を育てる」というRICOH THETAの思想のもと、IoT時代に向けた新しいプラットフォーム(応募者に先行提供)を用いたアプリケーションを含め、RICOH THETAと連動するアプリケーションやガジェットを幅広く募集した。

 
●入賞作品
【最優秀賞】
聖徳玉子(インフォコム技術企画室)
360度の全天球動画と全方位音声を組み合わせ、音の発生方向と同じ方向の映像をリアルタイムに表示できるコミュニケーションシステム。

 
【優秀賞】
THETA EYE(THETA EYE)
RICOH THETAの映像をライブストリーミング配信するウェブサービス。

 
360 stream to AR app for imagebased lighting and real-time reflections(英国・grigtod)
RICOH THETAの360度動画を使ってAR用のIBL(Image-Based Lighting=CGにおける画像を光源として利用するライティング手法)をリアルタイムに作成するプラグイン。

 
360EyeToEar(StrawberrySaurs)
「視覚情報(人の顔)」を「聴覚情報」に変換し、「映像」を「音」でリアルタイムに伝えるシステム。

 
【80周年記念賞】
Veaver Theta S Mobility Streamer(韓国・Team Veaver from IOK Company)
RICOH THETAの動画をYouTubeなどでライブ中継するアプリ。

 
VANISH360(ViRD)
RICOH THETA 撮影時に通行人、撮影者が写ってしまう問題を解決するアプリ(関連記事)。

 
Sun Light Estimator(馬場雅志)
IBL用のHDR(High Dynamic Range)画像を、RICOH THETAを使って作成するアプリ。

 
Next Number VR360(muteua)
360度画像に貼り付けた1~32のタイルを順番に正面にとらえて消していくゲーム。

 
水中全天球ライブ配信システム i-Ball(アイ・ボール)(谷川&山縣)
水中撮影用リアルタイム配信システム。

 
【審査員特別賞】
Panomate(マジックアワー)
RICOH THETAで撮影した360度画像から、不動産用のパノラマ画像を作成するウェブサービス。

 
MOUTHETA(virtual dentist center)
紙、板などにRICOH THETAの挿入口を開け、口腔内を撮影するためのガジェット。

 
THETA Monitoring System(Tsukasa Horinouchi)
RICOH THETAを活用した監視システム。

 
World in a jar – ジャム瓶の中の世界 –(MIRO)
リバーサルフィルムにスライド化した360度画像を、球体の容器等に投影して楽しむための映写機。

 
●審査員長 坂村健 講評
このRICOH THETA × IoT デベロッパーズコンテストは、RICOH THETAを利用したアプリやガジェットを募集するコンテストの第2回となります。タイトルに示すとおり、今回は時代のキーワードともなっているIoTをテーマに作品募集を行いました。その結果、RICOH THETAとクラウドが連携したアプリケーション、小型のコンピューターが埋め込まれてクラウドと連携するRICOH THETA向けガジェットなど、初回では見られなかった傾向の作品が応募されているのが印象的でした。また今回は世界中の様々な国の方からエントリーおよび応募を頂いており、これも非常に良かったことの一つです。

 
たくさんの質の高い作品が寄せられましたが、RICOH THETAの特徴が良く活かされ実用性や完成度も高い「聖徳玉子」を、今回の最優秀賞としました。またクラウドを通じて360°動画のライブストリーミングを手軽に行える「THETA EYE」、今後のRICOH THETAの応用として盛り上がりそうなARにおけるIBLに取り組んだ「360 stream to AR app for image-based lighting and real-time reflections」、視覚を聴覚に変えるという独創的な提案である「360EyeToEar」を、それぞれ優秀賞に選びました。

 
本来不確かなイノベーションが起きる確率を高めるには、多数のチャレンジを集中的に行う以外の方法はありません。Xプライズ財団の取組みに代表されるような「Inducement prize contest」と呼ばれるイノベーションの駆動のためコンテストを利用するという手法は、米国では自動運転や人型ロボットの開発などでも大きな成果を上げています。今回のコンテストから生まれた新しいアイデアを取り入れて、ユーザーとともに新しい商品開発の潮流を生み出してほしいと思います。

 
応募作品の質は前回より着実に進展しています。繰り返しになりますがイノベーションというのは、一度きりの挑戦では達成できるものではなく、何度も試みを繰り返すことにより生まれてくるものです。RICOH THETAとコンテストの今後に、さらなる期待をしたいと思います。

 
●関連リンク
RICOH THETA × IoT デベロッパーズコンテスト ウェブサイト
コンテスト 入賞作品紹介ページ

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