30年越し、ファンが本当に求めていた体験 PS VR「Star Wars バトルフロント:ローグ・ワン X-ウイング VRミッション」レビュー

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今一番手軽に楽しめる「スター・ウォーズ」VR。

 
「スター・ウォーズ」のVR化タイトルはいくつか発表されているものの、一番身近な本格的VR機器であるPlayStation VRで、劇場版映画最新作「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の世界で(先行)プレイできる、と話題の「Star Wars バトルフロント:ローグ・ワン X-ウイング VRミッション」。日本でも12月7日に配信開始され、9日にシーズンパスを所有していない全プレイヤーがプレイできるようになったので、さっそくレビューしてみたい。

 

 
本作は2015年11月に発売されたオンラインマルチプレイヤーシューティングゲーム「Star Wars バトルフロント」の追加DLCとして供給されるため、ゲームのプレイには「Star Wars バトルフロント」本編が必要。

 

 
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VRミッションDLC自体は無料で供給され、DLCと最新パッチをダウンロードするとトップメニューに「VRミッション」の文字が表示されるようになる。

 
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起動するとAT-ATがお出迎え(本編には登場しません)。そのスケール感に思わず口あんぐり

 
すでに「PlayStation Experience 2016」の試遊レポートでも紹介したが、VRミッションモードに入ると愛機となるX-ウィングを様々なポジションから眺めることができる。小さい反乱同盟軍のマークを注視して○ボタンを押すとビューモードに、大きい反乱同盟軍のマークを注視するとコックピットに乗り込んでいく。

 
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いろんな角度から愛機を眺めよう。赤いR2-D2のようなサポートドロイドはLU-28というそうだ。

 
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コックピットに乗り込むとゲームスタート。パイロットは女性と男性が選べる。スティックの上下反転設定もこちらで。

 
本作の設定は映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」に準拠。時間軸はエピソード3「シスの復讐」とエピソード4「新たなる希望」の間となり、反乱軍のレッド隊のルーキーパイロット「レッド4」がプレイヤーキャラクターとなる。

 
操作は左スティックの上下でスロットルの操作(加速・減速。減速時はショットの威力が上がる)、右スティックの上下で上昇・下降、左右で旋回。R2ボタンでショット、R1ボタンでプロトン魚雷、L2ボタンでロックオン(ロックオン時は魚雷が敵に向かって誘導する)、L1ボタンでシールド展開、△ボタンで急加速だ。なお、プロトン魚雷、シールド、急加速は使用後一定時間のクールダウンが必要。「エースコンバット」シリーズなどとはちょっと操作が異なっている。

 
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なお、操作に慣れるまでは、ゲーム本編のX-ウイングチュートリアル「ベガース渓谷」(非VR)を遊ぶことをお勧めしたい。

 
 

ドロイドのナビゲートで仲間とともに帝国軍と戦え!

 
ゲームをスタートさせると漆黒の宇宙空間に自分ひとり……と思いきや、あたりを見回すと戦艦や輸送艦、そしてチームメイトのX-ウイングがジャンプアウトしてくる。どうやらこのプレイヤーキャラクター、ジャンプするタイミングを早まったらしい。隊長機とともに周辺宙域をパトロールすると提督から入電し。K-2SOなる通信ドロイドからの緊急入電で反乱同盟軍の重要人物を載せたU-ウイング(「ローグ・ワン」で初登場する反乱同盟軍の宇宙船)がナビゲートコンピュータの故障で戦闘モードから抜けられず、ジャンプできないとの連絡が。提督はレッド隊を送り込み、U-ウイングの救出にあたらせる。

 
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ジャンプアウトしてくる反乱同盟軍艦隊。中にはTVアニメ「反乱者たち」に登場する「ゴースト」の同型機も。

 
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後ろを向くとLU-28の姿も見える。

 
ジャンプアウトすると小惑星帯の真っただ中。ショットを使って隕石を破壊しながらリーダー機についていく。途中に巨大な隕石が行く手を阻もうとするので、その時は△ボタンを押して急加速する。なお急加速中はフォイルを畳むため再度開ききるまでは攻撃ができなくなる。

 
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小惑星帯を飛行中。隕石は破壊後の破片にあたっても大丈夫だが、思わず目を背けそうになる。

 
ある程度進むとU-ウイングを発見し、エスコートして進む。とそこにタイファイターが多数出現。タイファイターはショットとプロトン魚雷を駆使して倒すのだが、「COD:IW ジャッカルアサルト」ではないので、視点ロックオンはできない。前方の照準に敵機を捕らえてショットを撃とう。また、L2ボタンで照準付近の最も近い敵をロックすることができ、この時はプロトン魚雷はロックされた敵に向け誘導する。これを駆使しよう。なお、U-ウイングは黄色の矢印、タイファイターは赤い小さい矢印で示される。

 
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ショットの威力とエンジン出力は連動しており、速度が遅いと攻撃力が上がる。

 
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ロックしたタイファイターにはプロトン魚雷を食らわせてやれ。充填に時間がかかるが弾数無制限だ。

 
一定数敵機を倒すと反乱軍の支援機が到着、そこにU-ウイングを誘導しようとさせるが、背後から強力なレーザー砲が発射され、支援機は木っ端微塵に……、なんと帝国軍もマジっぽく、ここでスターデストロイヤーが登場し、プレイヤー機も大ダメージを受けてしまう。

 
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輸送支援機が到着し、これでひと安心……。

 
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と思いきや、後方からの攻撃を受け、支援機撃墜……。

 
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後方から迫るスターデストロイヤー!

 
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熾烈な攻撃を受け航行不能になる愛機。残り耐久力はわずか1%!

 
無事に緊急修理を受け再航行可能となるものの、熾烈な攻撃の前にレッド隊は風前の灯に。だが、K-2SOは起死回生の脱出法を提案する。はたして、レッド隊とU-ウイングはこの宙域を脱出できるのか!?

 
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スターデストロイヤーのターボレーザー砲台は攻撃を加えることで一時的に攻撃を停止できる。熾烈な攻撃を根元から断て!

 
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シールド展開中は敵の攻撃を防ぐことができる。展開して敵に魚雷やショットを打ち込もう。

 
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レッド3が敵の集中攻撃を受けている! 早く全滅させないと……。

 
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巨大なスターデストロイヤーを4機のX-ウイングで完全に破壊するのはほぼ不可能。K-2SOの提案したプランとは一体……?

 

ファンはマストバイ! VR未体験者への心をゆさぶる一本

 
スター・ウォーズの本格的なゲーム化から約30年が過ぎ、VRという最新技術によって、ファンが待ち望んでいた「スター・ウォーズ」の世界にドップリ浸って戦闘体験ができるゲームがついに登場した、と言えよう。唯一の残念な部分は「ローグ・ワンが題材なのでヤヴィンの戦い(デス・スターバトル)がない」くらい。もっとも(人工)惑星上での戦いになるので、酔いの問題が発生することも大きいと思われる。なお、酔いの問題は旋回速度がやや遅めであることから多分大丈夫、だろう。

 
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ちなみにこちらが1993年のPC用「X-Wing」(VGA:320×240×256色)のゲーム画面だった。技術の進歩ってスゲー、と感じさせる

 
海外産のVRゲームとしては珍しく日本語吹き替えが収録されており、緒乃冬華、花輪英司、斉藤次郎、山口眞弓、佐藤美一、志村知幸、田村聖子、多田野曜平(スタッフロール登場順・敬称略)といった外画ではお馴染みの声優がキャラクターボイスを務めるのでゲーム中にテキストを読まないと……という問題はほぼない。また英語版音声も選択でき、U-ウイングに搭乗する通信ドロイド「K-2SO」のCVが劇場映画版同様にアラン・テュディック(「アイ・ロボット」サニー役などで有名、近年では「シュガー・ラッシュ」「アナと雪の女王」「ズートピア」などディズニーアニメーション作品に多数出演)になるのもスター・ウォーズファンにはうれしいところだ。

 
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ミッションクリア! サイドミッションの初回達成時には本編で使用できるゲーム内クレジットが獲得できる

 
あと、特筆すべきは「値段の安さ」であろう。ゲーム本編の購入が必要となるが、現在の価格はゲーム本編だけのダウンロード版が1944円、「ローグ・ワン:スカリフ」からデス・スターバトルまで、スター・ウォーズ旧三部作+αを全網羅したシーズンパスが今ではなんと1080円(DLC1本分より安い)。お手頃価格でスター・ウォーズのアクションバトルが楽しめるというのは見逃せない。これを買うだけで、VRミッションが無料で遊べるというのはEAの太っ腹ぶりがうかがえる。しかも本編の開発が「バトルフィールド」シリーズのEA DICEだけあって、ゲームのクオリティはバッチリ保証されているのもポイントだ。

 
なお、「Star Wars バトルフロント」は2017年秋に次回作の投入が予定されている。このVRミッションのダウンロード数が多くなり、好評を得られれば、デス・スターバトルとか、ホスの戦いとか、エピソード1のポッドレースとかをVRミッションにして供給する可能性も高くなると思われる。いや、みんなそれらでもVRで遊びたいでしょ? だから今すぐ買いましょう、マジで!

 
とにかく、スター・ウォーズファンなら絶対に体験すべきだし、体験したらなんとかしてPlayStation VRを入手したくなること間違いなし、なコンテンツである。自ら楽しむためだけでなく、VRの布教にぜひこの一本はぜひとも購入していただきたい。

 
それでは筆者は再びX-ウイングに乗り込むことにする。では、フォースとともにあらんことを!

 
 
STAR WARS © & TM 2016 Lucasfilm Ltd. All rights reserved.
Game code and certain audio and/or visual material © 2016 Electronic Arts Inc.
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(TEXT by Shogo Iwai)

 
 
●関連リンク
PS Store「Star Wars バトルフロント:スタンダードエディション」購入ページ
PS Store「Star Wars バトルフロント:アルティメットエディション」購入ページ
PS Store「Star Wars バトルフロント:ローグ・ワン X-ウイング VRミッション」購入ページ
「Star Wars バトルフロント:ローグ・ワン X-ウイング VRミッション」公式サイト
「Star Wars バトルフロント」公式サイト

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