Oculus Touchレビュー 手で触れる楽しさを教えてくれる「Oculus First Contact」が最高だ!

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12月6日、Oculus Touchが半年の延期を経てついに出荷された。同製品はOculus Rift専用のモーションコントローラーで、日本からはOculus公式サイトから送料無料で2万3800円で注文可能だ。

 
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このコントローラーの特徴はリング状の形状であり、円の中に人差し指から小指までを通してグリップを掴み、その上部に親指を置くと、ちょうどこぶしを握った状態になるように設計されている。

 
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入力としては、親指の当たる部分に、アナログスティックとボタンが3つ。

 
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さらにグリップの人差し指と中指のあたりに2つのトリガーを用意している。

 
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同じPC VRの競合となるHTC VIVEのコントローラーと比較すると、リングに埋め込まれたセンサーでコントローラーの位置を検出してバーチャル世界に反映してくれるという点は同じだが、Touchはタッチパッドではなくアナログスティックを採用したことや、棒状のコントローラを握るのとは違った握りこぶしのようなフィット感が大きく異なる。

 
ちなみに筆者はTouchを12月5日に注文し、17日に出荷の通知が来て、20日に我が家に届いた。コントローラーの出荷開始日前日に注文したこともあって注文から到着まで2週間以上かかったが、現在はおよそ注文から1〜2週間以内の範囲で届くのではないだろうか。

 
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また、赤外線センサーも追加で1本買っておくのをオススメしておきたい。Touchにも1本センサーが同梱されており、もともとRiftに入っていた1本と合わせて2本が利用できるが、例えば不意に後ろを向いて体の影にTouchが入ってしまうとコントローラーの位置が追跡できないこともある。

 
VIVEでいうところの「ルームスケール」、部屋を広く動き回れるような状態にするためには最低でもセンサーが3つ必要で、コントローラーの反応の快適さも段違いに向上するのでぜひ検討してほしい。価格は9800円だ。

 

初めての体験が一級品の「Oculus First Contact」

Oculus Touchを買ったらまず試すことになるのが「Oculus First Contact」だ。これはTouchでできること、その楽しさを凝縮したデモで、Touchのセットアップが終了した際に自動的に起動する。

 
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デモが始まると、コントローラーとそれを握った自分の手が表示されて、声でTouchの操作方法を丁寧に教えてくれる。残念ながら音声は日本語に対応しておらず英語のみだが、視覚的にわかりやすい丁寧なガイドがあるので特に支障はないだろう。

 
デモ内では、コントローラーを向けた角度に応じて光の反射が変わったり、押したボタンに合わせてバーチャルの手も動いたりと、現実感を向上させる芸に余念がない。そういった細かいレスポンスを楽しんでいると、コントローラーが発光して普通の人間の手に変形して、途端に体験の様子が変わってくる。

 
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まるで自分の手とコントローラが一体化して、VR空間内で新しい手になったように錯覚してしまった。ここでトリガーを引くとバーチャル空間の人差し指からビームが出るのだが、これだけでもなんだか気分が盛り上がってくる。筆者は意味もなく人差し指から出るビームを交差させたり、四方八方に向けて発射したりと、存分に楽んでしまった。

 
一通りの操作説明も終わって画面がフェードアウトすると、今度はコントローラーの動作を一通り試せる応用編のチュートリアルが始まる。この後半のデモでは、押す、指をさす、握る、掴む、投げる、殴るなどの動作のすべてを実践できる。

 
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このデモの舞台は、ガジェットが雑多に置いてある部屋とも研究室とも区別がつかないような場所だ。目の前にいるロボットを起動すると、フロッピーディスクを渡されて、すぐそばに置いてある未来的な3Dプリンターに挿入するように促される。Touchで受け取ってディスクをセットすると、さまざまなものが出力されて、それらを手に取って遊べるという内容になる。

 
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例えば、空き缶やオモチャの銃などが出力できるが、その中でも筆者のお気に入りはロケット花火だ。自分の放ったロケット花火が壁にぶつかって反射して、自分に向かって飛んできたときは思わずのけぞって避けてしまった。表情豊かなガイド役のロボットと、そのリアクションも豊富で非常に愛らしい。

 
First Contactが優れているのは、この3Dプリンターで出力したものだけでなく、部屋にあるほとんどのものに触れるという点だ。このおかげでガイドに表示されていない行為でもあれこれ試してみたくなり、細かい作り込に触れているうちに自然と、そして楽しく没入できるという流れになっている。

 
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本編の体験の質だけでなく、終盤の演出面も見逃せない。3Dプリンターから出てくる現実味のない小さなキューブの群体、拡散する光を経てブロック状のワイヤーフレーム、そして自分の存在した部屋が点と線で構成された世界に様変わりしていく流れは圧巻だ。

 
まるで自分の存在した世界がすべてバーチャルだったことに気付いたような虚無感を覚え、自分の視界で展開される神秘的な光景にただただ呆然と立ち尽くすしかなくなる。このチュートリアルのためだけにOculus Touchの購入の検討しても損はしないだろう。First ContactはTouchの導入として文句なしのまさに最高のデモだ。

 
 
(TEXT by ぱソんコ

 
 
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