Razer Project Arianaを体験 部屋にゲームを投影する「枠超え」の迫力を360度動画で見よう

LINEで送る
Pocket

米国ラスベガスにて5〜8日に開催している家電見本市「CES 2017」も本日が最終日。会場のひとつであるラスベガスコンベンションセンター(LVCC)のサウス2階にブースを構えていたRazerより、事前のニュースでも大きな注目を集めていた「Project Ariana」をレポートしていこう。
 
aliana01
Razerのブースを訪れると、Project Ariana用のプロジェクターしか置かれていない……。うむむ、今回はデモなしなのか? と思いきや。

 
aliana02
ブースの左裏手にありました!

 
aliana03
20畳(?)ほどの部屋で、ひとつの壁にディスプレーが据え付けられており、さらに天井に先ほどのプロジェクターが置かれていた。手前で光っているのはRazerのキーボードやマウスなど。

 
aliana04
ゲームを始めると、ディスプレーのある壁一面にプロジェクターから映像が投影される。ディスプレーの枠外の部分が補完されているようだ。VR業界でいうところの、中心視野だけ解像度を高める「フォービエイテッドレンダリング」のように、中央のディスプレーはくっきり表示、周辺の投影映像はぼやけていても雰囲気を出すために貢献といったコンビネーションになっている。

 

360度動画はこちら。PCではGoogle Chromeなど、スマートフォンではYouTubeアプリで再生すれば、回転させながら部屋の様子がわかるはず。

 
aliana05
ポイントは、プロジェクターの映像に連動して、フロアライトも明暗や色が変わっていたというところ。つまりこのライトにRazerの「Razer Chroma」技術を活用して、キーボードやマウスなどと同様に発光パターンを変えているわけだ。

 
aliana06
なお、よく見るとテーブルもスケスケで、GPUやファンなどが埋め込まれているPCになっていた。

 
 
プロジェクターで投影しているのは一面だけだが、照明も含めることで部屋全体を演出して、ゲームへの没入感を高めているというわけだ。スマートLEDというと、筆者的にはスマホから操作してムードに合わせて色を変えるというイメージだったが、こうしてゲームと連動させることで、家でもライブハウスや劇場のように照明として使って、プレイヤーのテンションを上げることができるのだと感じた。

 
見え方を変えれば、今まで画面の中だけで楽しんでいたゲームの演出が、枠を飛び出してリアル空間に進出してきたとも言える。この先、家のIoT化が促進されることで、例えばホラーゲームで部屋の電気がチカチカして消えたり……といったリアル連動の演出が可能になるかもしれない(怖すぎる!)。

 
強引にVRに結びつければ、ゴーグルをかぶって体験している人に向けてプロジェクターの映像を投影して、没入している様子をリアル空間に引き出すという用途に使えるかもしれない。照明が連動していれば、イベント展示などで通りがかりの人の目も引けるはず。それにしても先のRazer Bladeといい、「最近のRazerは攻めてるなー!」と思わせる興味深い展示だった。

 
aliana07
忘れちゃいけないのが、4K3画面を備えたゲーミングノートのコンセプトモデル。透明ケースに収まって、通路のいちばん目立つところに置かれて多くの人だかりを集めていた。

 
aliana08
ゲームだけでなく、普通に動画編集やライブ配信を出先でしなければいけないクリエイターなどに便利そう。快適にゲームを遊べる環境を追求して行ったら、図らずもPCで何かを生み出しているクリエイターにとっても便利になった、という状況が面白い。

 
 
(TEXT by Minoru Hirota

 
*CES 2017のまとめ記事はこちら

 
*PANORAでは、1月24日(火)の19時より、トークイベント「Tokyo VR Meetup #13 CES報告会」を開催いたします。現地に参加したメンバーでその熱気を語り尽くしますので、ぜひご参加下さい。申し込みページはこちら!

 
 
●関連リンク
Project Ariana
リコー
Razer

LINEで送る
Pocket