すごーい! あなたは同じCGを見られるレンズなのね! 達人が語る「HoloLensは3台買え」のワケ

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HoloLens」といえば、日本でも1月に開発キットが出荷されて徐々に認知度が高まり、Oculus Rift最初期のような盛り上がりを見せているマイクロソフトのMRゴーグルだ。

 
2月2日には、東京にて「Tokyo HoloLens Meetup vol.1」というユーザーイベントが、センサーやデバイスに関するエンジニアコミュニティーのTMCN主催で開催された。第1部は80台ものHoloLens実機を集めてのハンズオン、第2部は170人を超える参加者によるトークセッション&懇親会という構成だった。このシェアリングが非常に面白い試みだったのでレポートしていこう。

 
 

80台のHoloLensが集まって40人が同時接続!

 

 
PANORAでは先日、仕事に使うHoloLensというインタビューを掲載したが、HoloLensは複数人がかけて使うとさらに価値が向上する。HoloLensを複数台用意し、サーバーを立てることで、ネットワーク経由での空間共有が可能になり、同じ位置にあるものを複数人でさまざまな角度から見られるようになるのだ。この機能は「シェアリング」と呼ばれている。

 
イベントのハンズオンでは、80台(!)ものHoloLensが大集合。開発者向けページGitHubから入手できるマイクロソフト純正のサンプルを利用して、このシェアリング機能を試していた。

 

 

 

 
アプリを組み込んで起動すると、頭の上に顔だけのCGキャラが出現し、エアタップ(空中で指を押す操作)で弾を撃ちあえるというミニゲームになっている。

 
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人差し指を立てて、前に倒す操作がエアタップ。

 
筆者も実際に体験してみたが、他の人のキャラに弾をぶつけると「ピヨる」(混乱状態になる)うえ、弾を受けた人の視界も乱れるというインタラクティブな仕掛けだった。さらに中心となる地面には青い柱が立っており、その柱に弾をぶつけ続けると、空間に穴が空くという演出も含まれていてなかなか面白い。

 
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ハンズオンでは80名がネットワークに接続し、実際に最大で40台ほどがシェアリングに成功したとのこと。そもそもHoloLensが1台33万3800円で、80台集めると約2670万円かかるという金額のインパクトもでかいが、ケーブルフリー・ハンズフリーな状態でこれだけの人数が同じCGを見ているという事実にも驚きだ。

 

欧州の3倍売れている日本

 
そんなHoloLensのシェアリングを強力にプッシュしているのが、TMCNに所属しつつ、HoloLens好きが高じて専門の会社「ホロラボ」を仲間とつくってしまった中村薫氏だ。

 
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今回のイベントの発案者でもある中村氏。会場から投げかけられる「ヨッ、社長!」というヤジに「社長じゃなくてCEO!」と笑顔で返していた。

 
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ホロラボの集合写真。かっこいい。

 
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集合写真2。ノリがいい。

 
その中村氏は、「Holoは1台じゃダメ。3台買え」という自説を展開している。理由は、シェアリングのために最低でも2台必要で、さらにその様子を撮影するためにもう1台必要だから。「3台で100万円かかるんですが、僕は100万円の価値があると思っています」と壇上にて強く訴えていた。

 
まだまだ日本ではスタートしたばかりのHoloLensだが、マイクロソフトによれば、全欧州を合わせた販売数より、後から販売した日本のほうが3倍売れているとのこと。これからどんなシェアリングを活用したソリューションが日本で生まれて、人々の生活を変えていくのか。引き続き注目ですぞ!

 
(追記)こんな感じでTwittrアイコンをHoloLensの上に出すというソリューションも生まれている。セミナーや勉強会などで激しく役立ちそうだ。

 

 

 
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TMCNによれば、第2回のHoloLens Meetupは3月25日に日本マイクロソフトにて開催するとのこと。4月にはハッカソンも実施予定だ。

 
 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
●関連リンク
Tokyo HoloLens Meetup vol.1
ホロラボ
HoloLens

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