本当によくて泣いてしまった──DMM VR THEATER「アイカツ!」ライブ再演レポート

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横浜にあるDMM VR THEATERでは、11日より「アイカツ!LIVE★イリュージョン〜3大チーム!ドリームマッチ♪〜アンコール Party!2017」の上映をスタートする(ニュース記事)。

 
10日には関係者と抽選で選ばれたファンに向けた試写会が開催されて、「大空あかり」役の下地紫野さんとバンダイナムコピクチャーズ、テレビアニメ「アイカツ!」プロデューサーの伊藤貴憲氏によるトークショウも実施された。PANORAでも参加してきたので、まずはトークショウからレポートしていこう。

 
→ レポートその2はこちら

 

アイドルたちがそこにいるという感覚

 
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本ライブは、4月末よりDMM VR THEATERで上映が始まる「アイカツスターズ!イリュージョンShow Time」を記念して、2016年に東京のヒカリエホールと大阪の堂島リバーフォーラムで実施した「アイカツ!LIVE★イリュージョン〜3大チーム!ドリームマッチ♪」を再演するという企画だ。

 
現在放送しているテレビアニメ「アイカツスターズ!」の前身にあたる、「アイカツ!」のキャラクターが登場。3チームに分かれてステージパフォーマンスで競って、スマートフォンや観客の拍手で優勝を決めるという流れになっている。

 
再演といってもステージ自体が異なるため、その印象もかなり変わってくる。DMM VR THEATERでは、いわゆる「ペッパーズゴースト」の仕組みを利用し、空中に斜めに貼られた透明シートに対して、ステージ手前下から映像を投影して、まるで舞台にキャラクターが立っているように見せている。さらに背面のスクリーンに楽曲にあった映像を流したり、ステージ両サイドのスクリーンに集計の様子を表示したり、そこに実際の照明が加わったりと、多層的になっているのが特徴だ(公式サイトの解説)。

 
このスクリーンが透明で背景付きというおかげで、キャラクターの存在感が強く感じられるようになっている。二次元から三次元へ、まさに次元を超えて舞台に立っていると錯覚してしまうのが新しい。さらに同じVRでも、ゴーグル型のものは視力への影響を考慮して13歳以下などの年齢制限が設けられているが、シアターなら子供でも安心して楽しめる点で異なる。

 
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サプライズとして「アイカツスターズ!」の虹野ゆめと桜庭ローラによる「アイカツ ステップ!」の1曲だけ新作として上映された。ここだけ撮影やSNSへのシェアがOKということもあって、集まったファンたちがシャッターチャンスを逃すまいと撮影していた。

 
 

テレビやライブとも違う新しいエンタメ

 
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上映後のトークセッションでは、アイカツシリーズの熱心なファンとして知られるフリーアナウンサーの松澤千晶さんを司会に迎えて、笑いあり、涙ありの密度の高い話が展開されていた。

 
 
──下地さん、これまで一緒に見ていたわけですが、いかがでしたでしょうか。

 
下地さん 泣きましたー、本当によかったですよね。

 
伊藤氏 本当に泣いてました。

 
──(控え室で)一生懸命、メイクを直されてましたからね。過去の公演をDMM VR THEATERで再度見られたことになります。

 
下地さん 昨年見に行ったときより、臨場感というか、アイドルたちの表情が細部まで見られて、なんというんでしょうね、もっとアイドルをより近くに感じられたかなと思います。

 
──こんなに脚細かったんだなぁとか。

 
下地さん あっ、思いましたねー。本当にこんなにまばたきしてたんだとか、見ちゃいましたね。

 
──伊藤さんはいかがでしたか。

 
伊藤氏 本当に下地さんがおっしゃっていたように、映像的にもいろいろな部分がクリアーに見えていたり、この劇場としてのトータルの演出も素晴らしくて、ちょうど視界にすべてはいってくるような感じで本当に没入感がすごかった。脚が細いという話もありましたが、僕は美月がこんなに大きいんだなと思いながら見ていました。

 
(会場 笑)

 
──身長差がより感じられましたよね。

 
下地さん そうですね。よりリアルな感覚がしましたね。

 
──曲の流れがヒカリエで行った時と同じかもしれませんが、感じ方が変わりましたよね。

 
下地さん そうですね。前回までのライブイリュージョンは、黒い背景にアイドルたちの踊りを見せていたんですが、今回はバックもいろいろ変わって、また新しい、テレビで見るステージだったりとか、普段みなさんがいく普通のライブとも違う、また新しい体感するエンターテイメントというか、そういうのになってるんじゃないかと思います。

 
──キラキラという演出もあったり。

 
伊藤氏 そうですね。ちょっと僕らも登場のときに、花びらとかつけてくれたり、なんなら「Chica×Chica」の時のように逆光で登場したかったりしました。

 
下地さん 羽とか。

 
伊藤氏 羽とか欲しいですね。この辺に蜘蛛の巣とか。スミレみたいに。

 
下地さん カッコイイ。

 
──下地さんが言葉でキメられたときに出てくるといいですよね。

 
伊藤氏 そうですね、キメてみたいです。

 
 

自分の分身であり、ライバルでもある

 
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──せっかくの機会なので、テレビアニメ「アイカツ!」の頃のお話もうかがってもよろしいでしょうか。

 
下地さん そうですね。色々な曲がありましたけど。

 
伊藤氏 今日三大チームの対決をやってましたけど、僕は優勝した「チームM」に投票したんですよ。

 
(会場 笑)

 
下地さん 私の顔を見て言わないでくださいよ(笑)。さみしい。

 
伊藤氏 あかりちゃんを前にしていうのははばかられるんですが。

 
下地さん でも私が見に行った去年の回では、あかりの「チームA」が優勝したので大丈夫です。

 
伊藤氏 大丈夫。「チームI」が優勝することがあるのかというのは、みなさん何回も来て見ていただければと思います。

 
下地さん 見てほしいですねー。やっぱり「SHINING LINE*」はみなさんも思い入れが強いと思うんですが、最初にLuminasとSoleilが歌っているところに、みんながやって来るというのは、なかなか感慨深いですよね。多分、みなさんの中にも去年見に行っていただいた方もいると思うんですけど、そのときに見たのと、今は全然違うと思うんです。そういうのも含めて、みんなに見てほしいですよね。

 
その「SHINING LINE*」がかかった101話、二期の最終回は、今見ても泣いちゃうぐらいなんです。(一期の最終回である)50話でも「カレンダーガール」が流れてみなさん心をわしづかみにされたと思います。あの回と近いものになるのかなという感覚がアフレコ当時もありました。そして台本をもらっていざアフレコすると、もう泣きそうでたまらなくて。

 
あかりというキャラクターは、アイカツのシリーズ自体では途中からの参加だったんですが、最終回にがっつり関わったというのは私の人生で初めての作品だったんです。なんかこう、さみしくて、たまらなくて、はぁ……。すいません、ひたっちゃったんですが、そういうこともあるので感慨深くて泣いてしまう楽曲ですね。

 
──下地さんにとって、こうしたライブはあかりちゃんの視点で見てしまうものなんでしょうか? それともまた別の視点で見られますか?

 
下地さん そうですね。演じている当時は比較的自分に近いというか、分身とまでいうと失礼かもしれませんが、みなさん絵を描いていらっしゃる方とかのスタッフさんがいる中で、声の部分を担わせていただいて、そう行った部分が分身とか、自分と近い部分が多かったんです。

 
今終わって見て、役が抜けたというとちょっとわからないんですが、一歩引いたライバルのような感覚もあって。あかりちゃんはスターライトクイーンになったわけじゃないですか。でも私は声優として、まだまだ新人で、頑張っている途中なので、あかりみたいにキラキラ輝くために頑張らないとと本当にいつも思っていて。隣にいるような感覚ですね。

 
──今のお話を聞いて、伊藤さんはずっと見守られて来たわけですが……。

 
伊藤氏 色々なところでお話ししてるかもしれませんが、本当に下地さんがオーディションに来たときに「あっ、あかりだ」と思ったんですよね。しぐさとか、ちょっとしたおっちょこちょいなところだとか。現場が始まってみると、最初の頃はむしろ「素」でやってくれと、あかりを演じようとしてる下地さんよりも、普段の下地さんの方があかりなんだよとディレクションしているときもありました。

 
実際、あかりというキャラクターと一緒に時間を過ごしていく中で、どんどんあかりちゃん=下地さんというのが僕たちの中でも一致していって、今、こういった形で、あかりちゃんというキャラクターをみれば、僕らは下地さんの顔を思い出しますし、下地さんを見ればあかりを思い出す。なんですかね、親心のような目でいつも見ています。

 
──泣いちゃいますね……。

 
下地さん 本当に、なんか、えーっ。本当に嬉しいです。

 
 

応援次第で「アイカツ!」の新展開も!?

 
(フォトセッションを挟んで)

 
下地さん 本日はお足元の悪い中、みなさんお越しくださいまして本当にありがとうございました。私が去年、「LIVE★イリュージョン」を見た時に、同じ列に座っていた女の子が一緒に歌ってくれたり、口ずさでいるのを見て、こういう子たちのために私はがんばってるんだなって。もちろんみなさんのためにも頑張っています。

 
(会場 笑)

 
下地さん やっぱり小さい頃に見たものって、大人になるまで永遠に残っているものだと思うんです。今回DMM VR THEATERで見せていただいて、本当に臨場感があって、今の子たちはアニメのキャラクターとはいえ、本当にそこにいるみたいにアイドルたちを感じられる場所があるというのは、本当に本当に素敵なことだと思いました。私も子供の頃に見たかったな。

 
「アイカツスターズ!」もこれからもどんどん盛り上がっていくと思います。アイカツの仲間たちにも、みなさんの応援によってまた会えるかもしれないという期待を込めつつ、挨拶とさせていただければと思います。みなさんの応援があって、「アイカツ!」、「アイカツスターズ!」は盛り上がっていくと思うので、これからもよろしくお願いします。

 
──これからも盛り上がっていきたいとおっしゃっていましたが、伊藤さんその辺りも含めてよろしくお願いします。

 
伊藤氏 そうですね。隣のあかりちゃんからもいわれましたが、今、遊んでいただける「アイカツスターズ!」だけでなく、フォトカツ(アイカツ!フォトonステージ!!)とか、今回のライブもそうですが、われわれも大事に展開していきたいと思っています。もしかしたら、「アイカツ!」に関しても何かこの先、発表できることがあるのかなと色々なことを考えていますので、期待して応援のほうよろしくお願いします。

 
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©︎ BNP / BANDAI, DENTSU, TV TOKYO

 
 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
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