VRCクリエイティブアワードの最優秀賞は「FOVE」の「Eye Play the Piano」に決定

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一般社団法人VRコンソーシアム(VRC)は6月6日、「VRCクリエイティブアワード2015」の授賞式を開催した。CG/パノラマ/インタラクティブの3部門に応募された139の作品から、27の作品を一次審査で選び出し、最優秀賞、優秀賞、各部門賞、審査員特別賞を授与する。最優秀賞には、博報堂ケトルやFOVEらが中心となって製作した「Eye Play the Piano」プロジェクトが選ばれた。

 
最優秀賞
博報堂ケトル・畑中翔太氏「Eye Play the Piano」

 
優秀賞
カンディチェ株式会社・青木崇行氏「Sports Virtual Reality with JackIn Head」

 
CG部門賞
株式会社電通小池宏史氏、dot by dot inc. 谷口恭介氏「進撃の巨人展」 360°体感シアター“哮”

 
パノラマ部門賞
NHKエンタープライズ・神部恭久氏「RE:MINISCIA」

 
インタラクティヴ部門賞
愛知工科大学工学部・板宮朋基氏「津波体験ドライビングシミュレーター」

 
審査員特別賞
河本健氏「RomoCart」

   
Eye Play the Pianoは、目線追従機能を備えたバーチャルリアリティ向けヘッドマウントディスプレー(VRHMD)「FOVE」を利用し、身体が不自由な方でも目線でピアノを演奏できるというシステムになる。

 
プロジェクトは2014年7月にスタートし、12月、筑波大附属桐が丘特別支援学校の沼尻光太くんがクリスマスコンサートにて演奏した動画が公開された。その後クラウドファンディングサイトの「ジャパンギビング」(旧ジャストギビング)にて寄付を募り、達成率102%の102万7100円を集めている

 

 
受賞理由としては、語られたのは以下のとおり。

 
「VRコンテンツは、技術や個人的な興味が先導してつくられることが多いが、課題があってそれを解決するその一連の流れがストーリーとできているのが素晴らしい。しかもチャリティのファンディングでもきちんとお金を集めて、Eye Play the Pianoのシステムを全国に広げるという流れができている。僕らも(経済を)回してVRを世の中の普通のものにしようとしてVRCを始めたので、その狙っているものにぴったりだったので審査員一同で合意した」

 
受賞に関して、博報堂ケトルの畑中氏は「もともとVRをやろうと思っていた企画ではなく、課題があって特別支援学校の子供達をみてテクノロジーで解決できないかと思っていたときに目線追従できるFOVEを知って始めた。僕らはアワードに合わないんじゃないかと思っていたけど、最優秀賞をいただけたのは嬉しい」とコメントしていた。

 
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●関連リンク
VRCクリエイティブアワード2015

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