島根県でVRゲーム開発勉強会! 「松江Virtual Gaming Players」レポート 

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6月21日、島根県松江市で学生向けのVRゲーム開発勉強会である「松江Viryual Gaming Players」(松江VGP)が開催された。主催の島根大学、長島光太氏より現地をレポートしてもらった。

 
 
松江VGPの会場は松江駅前徒歩1分にある松江オープンソースラボで、 VRに興味を持つ島根県内の島根大学、松江高専、松江工業高校、出雲高校などの学生を中心に約40名の方が参加しました。

 
記念すべき第1回である今回はゲスト講師の方々に講演をお願いし、日本のVRにおける超有名人で最近Oculus VRにも入社されたGOROman氏、またUnreal Engine 4(以下:UE4)のエピック・ゲームズ・ジャパンから下田純也氏と今井翔太氏。ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンから「テラシュールブログ」で有名な山村達彦氏が駆け付けてくれました。

 
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最初の講演はGOROman氏で、Oculus VR創業者のパルマー・ラッキー(Palmer Luckey)氏が学生時代にOculus Riftのプロトタイプを作った話から、開発者向けモデルのDK1、DK2が作られ、今月E3で発表された製品版までに大きな性能の進化があったこと。また、サムスンと提携して作られたGear VRや、UnityやUE4といったゲームエンジンを使ってVRコンテンツを簡単に作れることを話されていました。

 
ラッキー氏が学生時代にOculus Riftのプロトタイプを作ったというお話しを聞いたとき、筆者は同じ学生なら自分にもすごいことができるはず、とやる気をたぎらせていました。

 
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2番目に登壇されたエピック・ゲームスの下田氏は、もともと個人ではとても手に入らなかったUnreal Engineが今年4が無料化されて誰でも触ることができるようになったこと。またE3でUE4を採用した大作ゲームが多く発表されたことをご紹介頂き、またUE4の様々な機能を実際のエディタ画面を操作して解説して頂きました。

 
筆者もUE4を使わせて頂いてますが、昔はとても個人では買えないソフトが今では無料ということに改めてすごいことだと実感しました。また、E3ではUE4を使用した作品が65タイトルもあったそうでUE4のポテンシャルの高さに驚きました。

 
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ユニティの山村氏は、先日開催されたGear VR向けコンテンツのコンテスト「Oculus Mobile VR Jam」の受賞作品のうち、Unityを使って作られたものが27作品中26作品に上ることを例に挙げ、Unityのユーザー数がとても多く初心者でも情報にたどり着けること、またGear VRで遊んだVR Jam作品の感想をユーモア混じりに喋って頂き、場を盛り上げてくれました。

 
VR Jam作品の紹介中、「カメラの位置を変えてみたらどうか」とか「外部入力にWiiのハンドルを使ったらどうか」とか自分ならどうするかを考えていて楽しい時間でした。

 
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最後の講演は松江市出身でVRゲームを開発している野生の男氏でした。学生時代から同人ゲームを制作している野生の男氏は、趣味でゲームを作る同人ゲーム活動の紹介と、東京で働いてから島根にUターンし、「Kickstarter」で購入したOculus RiftでVRゲームの制作を始め、数々のイベントに出展した経験から地方在住でもVRゲームは作れるという実体験を話されました。

 
誰も始めていないことを見つけて、実際にそれを形にする行動力がすごいと思いました。また、島根に居てもVRゲームを作れるというのを身近に感じられました。

 
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講師の方々の講演はぜひVR開発を始めて欲しいという熱い思いが伝わってくるもので、参加者も熱心に聞き入っていました。

 
その後に行われた体験会では 「Oculus Rift DK2」が 3台、「Gear VR」が7台、「Game Pad」が4台、「Cardboard」が2台、「ハコスコ」が1台あり、島根では考えられないくらい豪華なイベントとなりました。

 
ソフトウェアはGear VR版の「ユニティちゃんCandy Rock Star」、UE4で作られた「Showdown」、野生の男氏が開発した「BLAST BUSTER」と「Shining Sword Dragoon」、また長野からお越し頂いたプロノハーツ様の「PronoDR」などで、それらを体験した参加者が「自分もVR開発を始めよう!」と言ってくれるなど熱気に溢れていました。またGOROman氏がGear VRを2台使うVR Jam優勝ゲームの「SteamCrew VR」をデモされており、体験者同士で大盛り上がりでした。

 
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筆者個人は無線コントローラーを使ってGear VRでゲームをプレイできることが興味深いと思いました。自分がゲームの中で動くには外部機器が必要なので自分が慣れていて直感的に使えるコントローラーは面白いと感じました。凹凸をつけたコントローラーが使いやすそうだなと考えていました。

 
懇親会では勉強会では話せなかった深い技術の話しや興味を持っていることを話したりして参加者全員で交流を深めました。また、鳥取から参加されたTERA氏が自身の作られたゲームを学生に配布したり、GOROman氏と野生の男氏のGear VRで遊んだりと和やかな食事会でした。

 
次回以降の松江VGPは1〜2ヵ月に1回のペースで、 UnityやUnreal Engineの実践講座などゲーム制作に必要なスキルをテーマに開催していく予定です。

 
 
●関連リンク
松江Viryual Gaming Players

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