「Razer Blade」2017年モデルレビュー 1060搭載+洗練された外観で、お出かけVRにも最適

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ゲーミングデバイスでおなじみのRazerが手がける14インチハイエンドノートPC「Razer Blade」。17.9mmという薄型ながら、グラフィックスにGeforce GTX1060(6GB)を搭載し、NVIDIAのVR推奨システム要件「VR READY」認定も取得しているのが特徴だ。その2017年モデルが発売されたので早速使ってみた。

 
2017年モデルでは、一部のパーツを前モデルにあたる2016年後半モデルから強化。CPUをCore i7-6700HQ(2.6GHz/最大3.5GHz)からCore i7-7700HQ(2.8GHz/最大3.8GHz)に変更し、メモリーも16GB(DDR4-2133MHz)から16GB(DDR4-2400MHz)と、より高速な規格にアップグレードしている(2016年モデルのレビュー)。

 
本体サイズは幅345×奥行き235×厚さ17.9mmで、重量は1.86kg。ストレージ容量に応じて256/512/1024GBの3モデルをラインアップするといった点は前モデルを踏襲している。

 

 

USBポート内部の端子カラーはRazerのロゴと一緒でグリーンになっている。

 
【主なスペック】●CPU…Core i7-7700HQ(2.8GHz/最大3.8GHz)●グラフィックス…Geforce GTX1060(6GB)●メモリー…16GB(DDR4-2400MHz)●ストレージ…SSD(256/512/1024GB)●ディスプレイ…14インチIPS(1920×1080ドット)●インターフェース…Thunderbolt3(TypeーC)、USB3.0×3、HDMI×1(4K対応60Hz)、ヘッドフォン・マイク兼用3.5mmポート●通信…IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1

 

ゴージャスな雰囲気が目を引く

 
Razer Bladeは、高級感あるスタイリッシュな外観も魅力のひとつ。精密カットされたアルミボディはエッジ部分も含めとても滑らかな手触りで、ディスプレイのベゼル部分もしっかりアルミ。せっかく高いノートPCを買ったのにプラスチック部品ばかりでなんかチープだしガッカリ……なんてことは感じない。

 

ベゼル部分もアルミでできている。

 
キーボードはRazer Chroma対応で、キーボードバックライトを1680万色にカスタマイズ可能。常時点灯や点滅だけでなく、グラデーション、ランダム点灯など計6のパターンを用意している。

 

様々な色で光るキーボード。

 
こうした点はユーザーの所有欲を満たしてくれるが、自社開発のVRコンテンツを展示するときの演出にもなる。かっこ悪い機材より、かっこいい機材でデモを行った方が目立つし、なんだか展示しているコンテンツもスタイリッシュに見えてくる……かもしれない。デモは広報の場でもあるのでこうした演出は意外に大事。

 

ACアダプターはスリムタイプで持ち運びやすく、メッシュケーブルで高級感もある。

 

快適動作の目安は「theBlu」

 
VR READYマシンということで、今回はベンチマークに「VRMark」を使用。3DMarkやPCMarkでおなじみフューチャーマーク製のVR性能を計測するベンチマークソフトだ。結果は、標準的な負荷計測モードのOrange Roomで5749。より高負荷のモードであるBlue Roomで1069となった。

 

Orange Roomのスコアは5749。
 

Blue Roomのスコアは1069。

 
実際にVRコンテンツをプレイしてみたところ、VRペインティングソフト「Tilt Brush」はサクサク動作。重めのコンテンツになるダイビング体験ソフト「theBlu」も特に違和感は感じなかった。

 
PCにかかる負荷はというと、モニタリングソフト「HWMONITOR」で監視したところ、theBluの「Reef Migration」プレイ時でCPU使用率は50%程度。GPUも全編通して同程度だったが、クラゲの大群が出てきていちばん処理が重くなるシーンでは90%前後で推移した。

 
このあたりが快適動作のボーダーラインで、続いて試した「VRカノジョ」体験版のベンチマークでは、解像度1920×1080ドット、パフォーマンス「ノーマル」、レンダースケール「100%」という標準設定でfpsは86となった。

 

解像度1920×1080ドット、パフォーマンス「ノーマル」、レンダースケール「100%」設定でのベンチマーク結果。

 
星3つの最高評価であり数値上は問題なさそうに思えるが、実際にプレイしてみるとキャラクターが椅子から立つ、しゃがむといった大きな動作をすると若干のカクつきがみられる。たとえ若干でもこのカクカクがやっかいで、対象物が小刻みに動くうえ、頭の動きと視界のズレも発生して目が痛くなってくる。そしてこれがVR酔いの主な原因で、「fpsが90をちょっとくらい下回っても大丈夫かな」は通用しないのが辛いところ。キャラクターの動きを滑らかに表示するには、パフォーマンスをノーマルから1段階低い「パフォーマンス」にする必要があった。

 
ちなみにパフォーマンスをノーマルから1段階高い「クオリティ」にするとFPSは70に。もう1段階高い最高設定の「ハイクオリティ」にするとfpsは50。さらにレンダースケールも最高設定となる「200%」にするとfpsは14に落ち込んだ。重いコンテンツを高画質に表示するのは難しい印象である。

 
高負荷状態で長時間使うとなるとPCの温度も気になる。室温23度の状態で前述のHWMONITORでチェックしたところ、アイドル時でCPUのコア温度は平均54度、GPUも同じ54度。theBlu稼働時はCPUが平均81度で、GPUは86度まで上がった。PC本体もパームレストや左右にある端子部分が熱くなることはなかったものの、キーボード上部のヒンジ付近、排気口がある辺りはずっと触っていられないほど熱くなった。2時間ほどVRコンテンツやベンチマークを動かし続けても熱暴走などはなく、熱が原因で動作が異様に重くなるといったこともなかったが、さらに長時間動かす場合は、ノートPC用の冷却台で送風すると安心だ。

 
MacBookのように底面が完全に覆われていて、筐体内部に空気を送り込めない場合はノートPC用冷却台の効果はない。しかし、RAZER BLADEの底面には2基の吸気ファンがあり、冷却台による底面部分のスペース確保や送風は効果的に働く。

 

底面には2基の吸気ファンがある。

 

VRライトプレイヤーと企業のデモ用途にうってつけ

 
VRコンテンツによっては高画質表示での動作が重くなることから、これ1台ですべてのVRを遊び倒す、あるいはVRコンテンツ開発を行うというのは正直難しく、そういう人はハイエンドデスクトップPCを検討すべき。

 
また、ハイエンドノートPC全般にいえることだが、価格面も考える必要がある。同製品は256GBモデルが21万6800円、512GBモデルが23万9800円、1024GBモデルが28万4800円(いずれも税別)。一方、Core i7-7700KとGTX 1080Ti、SSD+HDDを搭載した最上位クラスのデスクトップPCがおよそ25万円前後。液晶ディスプレイの価格を入れても30万円以内に収まるが、それを差し置いてもハイエンドノートPCを選ぶ理由を考えたい。

 
たとえば、比較的軽めのネットゲーム、動画作成、写真加工といった作業を主眼に置きつつ、VRもそこそこ楽しみたい、そしてダサいPCはイヤという人。あるいは会社でVR開発用PCとは別にデモ用マシンが欲しい人。そうした場合に、置き場所や持ち運びの関係でノートPCのほうが都合がいいなら、魅力的な1台になるはずだ。

 
 
(TEXT by Mirai Hanamo)

 
 
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