カラオケ、オタ芸、釣り……! カオスを極めた音のVRハッカソン「Akatsuki VR Sound Jam」レポ

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4月22~23日に、アカツキが主催するハッカソン「Akatsuki VR Sound Jam」が開催された。本イベントはエンターテインメントをテーマにしたハッカソンの開催や参加・支援を行うアカツキハッカソン部によるもの。

同部のミッションはこんな感じです。

 
今回はサイバーエージェントとエイベックス・デジタルの合弁で音楽のストリーミング配信を行っているAWAがメンターとして参加し、非公開のAPIを使用して同サービスの配信楽曲を使ったVRコンテンツを制作可能だった。審査員はアカツキCTOの田中勇輔氏、AWAプロダクトマネージャーの冨樫晃己氏、そしてエクシヴィ代表取締役社長の「GOROman」こと近藤義仁氏が務めた。まずはハッカソン部賞、AWA賞、総合優勝を受賞した3作品の紹介から始めたい。

 
●ハッカソン部賞「JAM NETWORK」

ハッカソン部賞は「JAM NETWORK」。チーム員がMIDIキーボードやらMIDIギターやらTouch Designerらを持ち込んでいたので全部混ぜてみよう、というコンセプトで作られた。VIVEコントローラを付けた(今回はVIVEトラッカーは用意されていなかった)ギターの動きでCGキャラを動かし、それを配信するというコンテンツに。AWAのライブラリに民謡が入っていることもあって、最初は河内音頭だったのだが、なぜか途中からGet Wild(しかも歌詞がうろ覚え)に?

 

VIVEのゴーグルはビデオカメラの代わりとして使われました

 
●AWA賞「つりおん!」

AWA賞は「つりおん!」という微妙にデンジャラスなタイトルの釣りゲーム(!)。釣れるものはAWAの音源となっており、釣りあげるとイントロが鳴る。スペースが不要で座ってのんびり遊べる、というところが審査員のポイントが高かったのだが、受賞の裏理由がAWAの設立秘話がサイバーエージェントとエイベックスのトップが釣りをしているときに音楽ストリーミング事業をやろうと言い出した……ということもあったから、ってそんな理由で大丈夫か? ちなみに筆者が遊んで釣りあげた楽曲はほとんどアニソンでした

 
●総合優勝「HOUSE BEAT」

総合優勝は「HOUSE BEAT」。オブジェからさまざまな楽器の音が鳴っており、それを組み合わせて音楽を作る、というもの。オブジェの位置に合わせて音像が動く立体音響も実装している。将来的にはオンラインにつなぎ、ほかのプレイヤーとのセッションができるといい、とのこと。

 

優勝チームは新卒の技術者がいるなど若者が多かった構成。機材提供のHTC NIPPON・西川さんからはVIVEを優勝チームに1台プレゼント、というサプライズも(「誰が貰うかは殴り合って決めてください」とか物騒な話は聞かなかったことにします)。

ここからは受賞しなかったが、光るアイデアのあるタイトルを紹介。ちなみにとあるチームには野生の男氏をはじめとするVRのプロフェッショナルが集まったのだが、各々が一人で好き勝手に作品を作るという暴挙に出て、ハッカソンの意味を改めて問うハメになったとか……。

 

かなり音楽とはかけ離れてそうなタイトルです……。

 

ゾンビが襲ってくるのでギターで殴って倒すという、音楽性とはほとんど無縁なアクションゲームに……、いや、BGMが「ジャパリパークへようこそ」でそのリズムのタイミングに倒すと高得点になるという、まさにこれがリズム・バイオレンスゲーム!(こじつけ)いやいや、ギターを使うゾンビゲームは過去にもありましたし……(ツッコミ待ち)

 

VRで「スゴいカラオケ」! 歌っている様子が配信されたり、視聴者が「投げ銭」をして新しいエフェクトを買えるなど、すぐにサービス提供できるのでは、という淡い期待を持たせた。一応VRでもスゴいこと(実はVR内ではユニティちゃんが歌ってる)をやってるようだが、寸劇に見とれてチェックするのを忘れてしまった……(汗)

 

ユニティちゃんにダメージを与えないように敵弾を盾(のつもりのViveコン)で防ぐという「Rhythm Guard」。AWAのプレイリストで攻撃パターンが変化する

 

「VR Music Catch」。様々なトラックを集めてクライアントに投げてスコアを得るという音ゲー。クライアントには曲の好みがある……ということだったが、この開発チーム、機材トラブルに悩まされ、成果発表中はマイクの調子がおかしかったり、デモ中にドラムパートしかトラックが来ないという現象が頻発していたのが残念

 

審査員のGOROmanさんは音楽系ハッカソンということでPC音楽制作のバイブルの数々を持ちこんで審査に挑んだ。

 

タイトル審査中のGOROmanさん(その1)。「ごぼう戦士」なる、Oculus TouchのRock Band VR用ギターコントローラアタッチメントを使った……ごぼうを撃ち込むシューティングゲームっぽいもの。ちなみにコントローラは60ドルくらい(ソフト込み)でAmazonで売っているとか。接続のことを考えるとPS4版がオススメらしいです

 

タイトル審査中のGOROmanさん(ガチモード)。VIVEコントローラをサイリウムに見立てたオタ芸アクション。GOROmanさん曰く「これぞ『Dance Dance Revolution Revolution』だ!」と次世代のダンス? アクションに惚れ込んでいた模様

今回は成果発表会のみの出席だったので、チームがどのように作品を作っていたかが見られなかったのが残念なところだが、従来の音楽を絡めたVRタイトルとはかなり違ったものが見られたのが筆者の感想だ。また機会があったら伺いたい。……その時はアドリブで感想をお願いします、と言われても大丈夫なように場数を踏んでおきます(笑)。

 

優勝チームのテーブルはこんな感じに戦いの爪痕が残ってました……お疲れ様です。

 
 
(TEXT by Shogo Iwai

 
 
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