女の子は石鹸、パンストは化繊+汗……VRカノジョ+VAQSOの匂い付きVRを体験してきた【Unite】

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ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが8、9日に実施している「Unite 2017 Tokyo」では、2会場で多くのデモも用意している。その中から、PANORAでも事前記事で「女の子のパンストの匂いまで再現される」と大いに話題になった「VRカノジョ」×VAQSO VRのデモをレポートしていこう。

 
「VRカノジョ」はイリュージョンがUnityで制作したアダルトVRゲームで、今回のUniteでは全年齢版を展示していた(インタビュー記事)。VAQSO VRは、VRゴーグル下、鼻の前にスニッカーズほどの機器を装着して、VR体験中のユーザーが何かに近づいたり、ものを持った手を近づけることで香りを発生できるというハードウェアになる(体験記事)。

 
VRコンテンツにおいて、パーソナルスペースを超えて可愛い女の子やイケメンに近づいたら、やっぱりいい匂いがしてほしいもの。そうしたニーズを満たしてくれるのがVAQSO VRで、VAQSOのCEOである川口健太郎氏によれば、ユーザーからアダルト系も欲しいという声があったため今回実験的にやってみたそうだ。

 

ブースでは、イリュージョン社員が手作りしたという「夕陽さくら」の等身大POPがお出迎え。TSUKUMOのエプロンをしているのは、PCをTSUKUMOが提供しているからだとか。

 
コンテンツとしては、PC向けVRゴーグル「Oculus Rift」とモーションコントローラーの「Oculus Touch」を装着して、女の子/パンスト/ミントという3種類の匂いを順番に体験する。シチュエーションはいつものVRカノジョと同じ「夕陽さくら」の部屋で、彼女の誘いに乗って胸(!)に顔を近づけると、石鹸のようないい香りがする。さらに膝に鼻を近づけるとパンスト、さくらちゃんが差し出すガムを手で受け取って鼻に近づけるとミントという流れだ。

 
女の子の匂いというと、なかなか想像がつきにくいが、川口氏によれば、「ピュアで清涼感がある強すぎない、デオドラントスプレー的な雰囲気」とのこと。これは実際の女子高生の匂いの再現を目指したわけではなく、ユーザーの想像を掻き立てるように調整している。「アラサーの女性ならバラのような香水も似合うと思いますが、10代の女の子では大人すぎてギャップがある。なので石鹸のようなイメージにしている」と解説してくれた。

 
気になるパンストの匂いだが、この制作が一番大変だった。最初にリアルよりがいいのか、それとも可愛い感じに落とし込もうかという話があって、今回はリアル側によせることにした。そして化学繊維系の特徴のある匂いと、汗っぽい匂いを混ぜていくつかサンプルをつくって、イリュージョンの担当者も交えて決めたという。

 
実際筆者が体験したところ、以前のデモで使っていた匂いがカートリッジ内部に残っていたせいか、それとも1日ぶっとおしでデモしていた最後の時間帯で匂いが混ざってしまっていたせいか、チョコレートのような香りに邪魔されて、女の子とパンストの匂いがうまく嗅ぎ分けられなかった(若干、鼻が詰まっていたのかも)。

 

これは……??? チョコの匂い?

 
ただ、ミントの匂いは強烈で、バーチャル空間のガムを鼻に近づけると湿布のような強い刺激が感じられた。この辺、個人差がありそうだ。やはり視覚と聴覚に加えて嗅覚まで提供されると、理屈では偽物だとわかっていても、脳が本当に「そこにある」と錯覚してしまう。例えば、視界には入っていなくても、モチーフとなる匂いをトリガーにしてキャラクターがいることを感じさせるなど、ゲームデザインの可能性を感じてしまった。

 
匂いが残ってしまう件については、VAQSOはまだ開発中なので、これから改善していく余地があるはず。VAQSOによれば、年内目処でリリースを進めているところで、B2Bの話も来ているとのこと。UnityでVRコンテンツ制作の案件を進めている方は、ぜひVAQSOにコンタクトをとってみてはいかがだろう。

 

 

オマケ:説明員に「床に寝て足先を嗅ぐと匂いがしますよ」と騙されて、まんまと東京国際フォーラムの床の匂いを嗅ぐことになった筆者。ぐぬぬ。

 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
*Unite 2017 Tokyoまとめページはこちら

 
 
●関連リンク
VRカノジョ
VAQSO VR
Unite 2017 Tokyo
Unity

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