DMM.comで「VRプロレス」販売開始 自分に向けて蛍光灯が振り下ろされる恐怖がヤバい!

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DMM.comは10日、Klampが企画・制作した、プロレス試合の360度映像「VRプロレス」の配信を開始した。3月31日に新木場 1st RINGで開催した大日本プロレスの試合を収録したもので、合計4本を提供する(詳細はニュース記事)。

 

 
10日には記者発表会が行われて、大日本プロレスを運営する四ツ葉工芸の代表取締役、登坂栄児氏、Klampの代表取締役、渡邉公基氏のほか、伊藤竜二氏、岡林裕二氏、関本大介氏、橋本大地氏、植木嵩行氏といった動画に出演するレスラーたちもゲスト出演。

 

発表会では、選手がGear VRを装着して実際に体験する様子もお披露目された。岡林氏は、あまりのリアルさに錯乱(!?)して、何もない空中に向かってパンチやキックを繰り出す始末。

 

あまりの暴れようにGear VRからスマートフォンが外れてしまう。止めに入った植木氏をかついで……。

 

そのまま勢いでステージ外に退場。

 

さらに終盤のフォトセッションでは、植木氏が「VR軍団」として「VRマシーン1号」「同2号」を引き連れて登場。「V」ポーズをとって会見場を混乱の渦に叩き込んでいた。これぞプロレス!

 

VRプロレスの新要素としては、大日本プロレスの第二弾制作を明らかにしたほか、DDTや東京女子プロレスとも提携して、年間に2、3試合を配信していくという。

 

登坂氏は、VRプロレスについて「ライブコンテンツは会場に足を運んでもらうためにつくっている。VRに関して言えば、ライブで見たものよりさらに面白いものを見せられるからスゴい」と驚いていた。橋本選手は「大日本プロレスはもともと席が近いんですが、それ以上に近い『リング席』で見られる」とコメント。

 
Klampの渡邉氏は、「個人的にもリング内からプロレスを見てみたいという夢があった。いろいろな角度からまた面白い、新しいプロレスになるんじゃないか」と、360度ならではの面白さをアピールしていた。

 

実際に筆者も会場にて4本のうちの1本「メインイベント 蛍光灯タッグデスマッチ 30分1本勝負」を体験してみたが、驚いたのは画質だった。今回の撮影には、Entaniya Fisheye 250+Blackmagic Micro Studio Camera 4K(BM)が2台、RICOH Rが2台、THETA Sが1台──といった5台体制で臨んだという。BMはリングサイドに固定、THETA Sはレフリーの頭、RICOH Rはライブ配信用という役割だ。

 
このうちBMは正面のみの映像となっているが、過去に見た4K360度映像の中でも最高級に解像感が高く、少し離れた選手の表情もくっきり見られた。途中、THETA Sの映像に切り替わると、かなりの落差を感じてしまったが、こちらは通常、絶対に見られないレフリー視線という面白さがある。

 
筆者が特に好きなシーンは、THETA Sをレフリーから奪い取って相手の頭につけて、リングサイドの蛍光灯をもぎ取って叩きつけるというところ。カメラ=視聴者に向かって蛍光灯が振り下ろされる絶望感は、VRでしか味わえない体験だ。FPSゲームが好きな人なら、目の前に敵が迫ってくる感覚といったら伝わるだろうか。

 
一方でレフリーの頭にTHETA Sをつけているということは、カメラがガンガン動いてVR酔いしやすいわけで、VR大好きマンなのにヘビー級のVR酔いマンな筆者(広田)も案の定酔ってしまった。しかし映像を製作した石田ディレクターによれば、あえてリングの迫力を伝えるためにこの演出をとっているとのこと。FPSゲームでも、遊んでいくうちに慣れて酔わないようになっていく人がいるように、VRでも多くの人が体験していくうちに慣れていくのではという予測だ。

 
酔いと映像の迫力のバランスは本当に難しいところなのだが、確かにこの「額にTHETA S」視点でなければ表現できないものがあると実感した。ぜひ360度映像のクリエイターにも見てほしいので、酔いやすい人なら注意しながらチェックしてみよう。

 
 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
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