Acer/HP製Windows MR開発キットのプレオーダー、新コントローラーなど新発表まとめ【Build】

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米Microsoftは米国時間の11日、シアトルにて開催している開発者向けイベント「Build 2017」にて、AcerとHPのWindows Mixed Reality向けHMDの開発キットのプレオーダーを米国とカナダにて本日より受け付けると発表した(体験レポート)。今年8月にリリース予定。価格はAcer製が299ドル、HP製が329ドル。それ以外の国では、こちらからユーザー登録しておくことで発注可能になった際に連絡が来るという。

 
●Acer Windows Mixed Reality Headset Developer Edition

・ディスプレー:1440×1440ドット/90Hz液晶、視野角95度、フロントヒンジ付きでフリップアップ可能
・入出力:HDMI 2.0、USB 3.0、マイク入力対応の3.5mmオーディオ出力
・ケーブル長:4m

 
●HP Windows Mixed Reality Headset Developer Edition

・ディスプレー:1440×1440ドット/90Hz液晶、視野角95度、フロントヒンジ付きでフリップアップ可能
・入出力:HDMI 2.0、USB 3.0、マイク入力対応の3.5mmオーディオ出力
・ケーブル長:0.6/4.0m(取り外し可能)

 

また、AcerのMRゴーグル向けに、6軸(6DoF)モーションコントローラーを用意することも明らかになっている。外部センサーを使わずに、ゴーグルの内蔵センサーで位置を認識する方式だ。製品版が年内の発売予定で、価格はゴーグルとセットで399ドルだ。

 
 

低価格で外部センサー不要がメリット

 
Windows Mixed Realityといえば、ゴーグル内蔵のセンサーを使ってリアルタイムで周囲の環境を認識することで、バーチャルの映像をリアルの世界に混ぜ込むことを可能にしてくれるプラットフォームだ。例えば、現実世界の机の見た目だけ変えて、手で触れながら作業できるといった使い方を可能にしてくれる。

 
現状、Windows 10搭載の一体型MRゴーグル「HoloLens」が存在感を示している状況だが、開発者向けで33万3800円と高額だ。より安価にWindows MRの世界を実現してくれる手段として、今回のようなPCを併用するMRゴーグルが提案されている。

 
PC向けVRゴーグルと比べると、前述のようにゴーグルにセンサーが埋め込まれており、いちいち外部にセンサーを置かなくても、ユーザーの位置を認識することが可能なのが特徴だ。また、Oculus RiftのTouchコントローラー付きで7万6600円、VIVEのモーションコントローラーセットで10万7784円といった価格に比べて、コントローラー付きで399ドル(約4万5000円)とより安価なのも魅力だろう。

 

Acer/HPにおける主なスペックの違いは、HP製のほうがケーブルの取り外しが可能で、さらにヘッドバンドがダブルパッド入りでより快適になっている。

 
PC側の推奨動作環境は以下の通り。グラフィックスにはNVIDIA GTX 980/1060、AMD Radeon RX 480(2GB)と、VRゴーグル並みの高性能が求められる。

・CPU:デスクトップ向けCore i7(6以上のCore)、またはAMD Ryzen 7 1700(6 Core/12スレッド)
・メモリー:16GB以上
・ストレージ:10GB以上の空き領域
・グラフィック:NVIDIA GTX 980/1060、AMD Radeon RX 480(2GB)
・端子:HDMIまたはDisplayPort×1基、900mAの電源供給が可能なUSB 3.0 Type-A×1基、Bluetooth 4.0(アクセサリー用)

 
 
*Build 2017まとめページはこちら

 
 
●関連リンク
ニュースリリース
Windows Mixed Reality
Build 2017
日本マイクロソフト

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