VR対応なのに17.7mm & 1.9kg! MSI、MAX-Q対応1070搭載ノート「GS63」を展示【Computex】

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5月30日〜6月3日、台湾にてPC関連機器を中心とする展示会「Computex Taipei 2017」が開催されている。先にVRコーナーを取り上げたMSIブースでは、新型のゲーミングノートも展示していたので紹介していこう。

 
今回のComputexでゲーミングノートのひとつのキーワードとなっているのが薄型・軽量だ。ゲームに限らず、VRでも高速なグラフィック処理が求められるが、一方で高性能なGPUは得てして発熱が大きく、ノートのような小型筐体に収めるのが難しくなってくる。

 
「ノートがダメなら、デスクトップを買えばいいじゃない」という意見もありそうだが、出先でデモをする機会の多いVR開発者にとっては、できれば持ち運びやすいノートを選びたいというニーズも高い。しかし、現状では「Razer Blade」など一部のモデルをのぞき、高性能なゲーミングノートは冷却性能を確保するために、厚くて、重量も3kgオーバーといったものが目立つ。

 
そこに今回のComputexではNVIDIAが「MAX-Q」を発表してゲーミングノートでも薄型・軽量を目指して行きましょうというコンセプトを打ち立てて、各PCメーカーも対応PCをリリースしてきた。

 

2016年までは平均30mm厚だったのが……。

 

MAX-Qでは18mmで5ポンド(約2.27kg)に! でも比較対象がGTX 950Mとかじゃなくて880Mなんですね。

 

「こんなに薄くてもグラフィック処理性能がPS4 Proより66%高い」とNVIDIAのジェンスン・ファンCEO。

 

高性能なGPUの性能を最大限に引き出すのではなく、熱暴走しないように最大効率で回す(Powerful GPUs @ Peak Efficiency)ということで、同じ1060/1070/1080搭載でもMAX-Q対応モデルでは若干性能が変わってきそうだ。

 

という話からMSIブースに戻すと、MAX-Q対応でGeFoece GTX 1070搭載の15インチゲーミングノート「GS63VR」を展示していた。もともとGS63VRは、GeForce GTX1060搭載でリリースされていたが、今回MAX-Qという企画が打ち出されたことでその名を冠し、さらにグラフィックが1070にアップグレードされている。

 

冷却機構はこんな感じ。

 

その隣では、同じ1070搭載で15インチのゲーミングノート「GE63VR」を展示。こちらはGPUのオーバークロック対応とのことで、同じ1070搭載でも性能が変わってきそうだ。

 

GE63VRでは、GPUに4つ、CPUに3つのヒートパイプを用意して冷却している。

 

ともにSteelSeries Engine 3に対応しており、キーボードのカラーを1キーからカスタマイズ可能になった。

 

さらに「Fn」キーを押している間は特定のキーを目立たせるといった機能も盛り込まれている。

 
今回のComputexでは、より高い性能を求めるユーザーに対して、GeForce GTX 1080/GTX 1070 SLI/GTX 1070から選べる17インチの「GT75VR」もリリースしている。

 
価格はGS63VRが30万円前後、GE63VRが29万円前後、1070 SLI構成の「GT75VR Titan SLI」が50万円未満で、日本でも7月から順次発売していく予定だ。夏ボーナスでマシンを……と考えていたVR開発者はぜひ注目してほしい。

 
 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
*Computex Taipei 2017のまとめページはこちら

 
 
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MSI
Computex Taipei 2017

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