アップル、次期macOS「High Sierra」開発者向けプレビューを提供開始

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アップルは、デスクトップオペレーティングシステムの最新版macOS「High Sierra」のプレビューをApple Developer Programのメンバーを対象に提供を開始した。さまざまな新しいテクノロジーやシステムに対応。VRコンテンツ制作もカバーする。正式版は、今秋にもMac App Storeより無料で提供予定。

 
「High Sierra」は、Macの将来の技術革新に道を開く新しい「コアストレージ」「ビデオテクノロジー」「グラフィックステクノロジー」を提供。新しいファイルシステムである「HEVC(High Efficiency Video Coding)」のサポート、機械学習、VRコンテンツ制作まであらゆるものを実現するグラフィックステクノロジーである「Metal」のアップデートのほか、「写真」「Safari」「メール」など、Macユーザーが毎日使うアプリケーションにも数々の改良が加えられている。

 
●Apple File System(APFS)
強化されたパフォーマンス、セキュリティそしてデータの信頼性を特長とし、将来のストレージ技術革新の基礎を提供。今日の大容量ストレージテクノロジーに最適化された先進のアーキテクチャである「APFS」は、ファイルやディレクトリのコピーなどの一般的な操作を瞬時に行い、停電やシステムクラッシュからデータを保護するほか、ネイティブ暗号化でファイルの安全とセキュリティを守る。また、HFSでフォーマットされたドライブとデータとの完全な読み書き互換性を維持し、ストレージテクノロジーの将来の進化にも対応するよう設計されている。

 
●HEVC(High-Efficiency Video Coding)
業界標準のHEVC(H.265)をサポートしたことで、ビデオストリーミングや4Kビデオファイルの再生が高いクオリティで可能になり、ファイルのサイズも現在のH.264標準と比べて最大40%小さくなっている。HEVCの採用で、ネットワーク上での高品質ビデオストリーミングを可能にするほか、新しい「iMac」と「MacBook Pro」のハードウェアの高速化により、高速かつ高効率のHEVCエンコーディングと編集を実現する。

 
●Metal 2
「Metal」は、MacのGPUパワーを最も高速かつ効率的に利用する方法だ。「Metal 2」は、洗練されたAPIと改良されたパフォーマンスが特長で、アプリケーションの高速化をサポート。さらに、音声認識や自然言語処理、コンピュータビジョンに使われている機械学習もサポートする。

 
「Thunderbolt 3」と「Metal 2」の組み合わせによって、高負荷の状況で、高いパフォーマンスを維持するパワフルな外部GPUが利用できる。「External Graphics Developer Kit」があれば、開発者はアプリケーションを最適化するために必要なさまざまなハードウェアとソフトウェアも使用できる。

 

●VR
「Metal 2」と「macOS High Sierra」によって、VRコンテンツ制作を初めてサポートする。開発者は、3D VRコンテンツをMac上で制作できるようになる。主要なVR企業がAppleと協力し、今年後半に利用できるようになる予定の新機能をはじめ、Mac上でのVRイノベーションを推進。

 
「Valve」はStream VRプラットフォームをmacOSのために最適化し、HTC VIVEの接続を可能にする。また、UnityとEpicはそれぞれのmacOS用のVR開発ツールを提供する。今年後半には「Final Cut Pro X」でも、プロ向けの360度ワークフローのサポートが追加され、360度動画の読み込み、編集、書き出しが可能となる予定。

 
「macOS High Sierra」の開発者向けプレビューの詳細については、アップルの特設ページをチェック。

 
●関連リンク
macOS High Sierra 開発者向けプレビュー 特設ページ

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