日本発送NGのAmazon商品を楽々ゲット! E3出張時にAmazonロッカーを使ってみた【E3 2017番外編】

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海外ガジェットに興味がある人は多いと思うが、その入手には苦労をしていることが多いはず。

ヤマダ電機やヨドバシカメラなどに相当するアメリカの家電量販店「BestBuy」は、現地での店舗受け取りには対応しているものの海外発送には非対応。アメリカのAmazon.comの商品は、CDや書籍であれば多くが日本発送に対応しているが、それ以外のジャンルについてはAmazonGlobalに対応している一部商品のみ。

ガジェットに代表されるマニアックな商品はマーケットプレイス出品の比率が高く、セラーによっては日本への発送をしてくれない。ちなみにAmazon.comにも店舗受け取りサービスはあるが、それは生鮮食品を扱うAmazonFresh Pickupのみだ。

それならばと、海外旅行や出張のついでにホテル宛てに届けてもらおうとしても、ホテルによっては本人がその場にいないと受け取ってくれない(昔これでトラブルになった)場合があり、実は確実性に乏しい。日本のようなコンビニ受け取りサービスもない……という具合に、ケースバイケースでややこしいうえにハードルが高い。

そこで注目したいのがAmazonロッカーだ。マンションの宅配ボックスよろしく、人の手による中継なしで荷物を受け取れるサービスがいま、アメリカで広がっている。

 

ロッカーでの購入にはAmazon直送が条件

Amazonロッカーでの購入にはいくつかの条件がある。Amazon.comで販売している商品取り扱いパターンは下記3つがあり、これは日本も同じだ。そのうちAmazonロッカーを利用できるのは1と2の商品が該当する。

1.Amazon.comが直接販売しているもの
2.マーケットプレイス業者がAmazon.comの倉庫に商品を置き発送代行をしているもの
3.マーケットプレイス業者が自社倉庫から発送しているもの

1.の場合は「Ships from and sold by Amazon.com」と表記されているもの。2.の場合は「Sold by *****(マーケットプレイス業者名) and Fulfilled by Amazon」と表記される。ちなみにこのシステムは最後の3語をもじってFBAと呼ばれることもある。

 

これがAmazon.com取り扱いの商品。

 

こちらがFBA取り扱いの商品だ。

3.の場合は「Ships from and sold by *****(マーケットプレイス業者名).」と表記されており、Amazonロッカーに送ることはできない。

つまり、1と2に該当する商品で、なおかつAmazonGlobal対象外のガジェットを購入する際に、Amazonロッカーは一考の余地があるというわけ。

ただし、1と2の場合でも、サイズが大きいものや重いものについてはロッカーに送ることができない。残念ながらOculus Rift CV1はロッカー送りにはできなかった。

 

Oculus Rift無理でした。重量オーバー、梱包サイズが大きいというダブル警告が。なお、Oculus Riftは公式ストアで購入すれば日本発送可。

 

今度はGearVR(2016・単体)を頼んでみる。本商品はPrimeメンバー専用アイテムだった。

ちなみに、ロッカーに送る場合は送料の無料設定はなく、各商品ごとにかかるケースが多い。そのため細かいものを買う場合は送料がトータルで10ドルを超える場合が多い。もし、10ドルを超える場合はAmazon Primeを月ぎめ($11)で加入したほうがお得だ。Primeなら2Day Shippingが無料になるからだ。また、商品によってはPrimeに加入しないと、今回のGearVRのように購入できないものもある。

欲しい商品がきまったら、注文画面で送付先ロッカーの場所を選ぶ。Amazonロッカーはセブンイレブンなどのコンビニ、筆者が確認した範囲ではロサンゼルス郊外のサンタアナ市にあるメインプレイスというモールなどにも設置されているので、自分の宿泊先に近い場所に送るように設定する。

なお、大学や病院、マンションなどの内部に設置されているものもあるが、一般開放されていないことも。その場合はロッカーの場所を指定したときに、「(購入者が)その場所に入場できるかどうかをチェックボックスで聞いてくる」ため、このチェックボックスが表示されたロケーションは避けよう。

 

グレーアウトしているロッカーは、現在フルに使われているため送り先には使えないことを示す。なお、本ロッカーは商品の返品にも使える。

あとは日本のAmazonのように送料込みの代金をクレジットカードもしくはプリペイドカード(コンビニなどで容易に手に入る)などで支払えばOK。決済後は注文受付のメールが届き、そして発送メールが送られるという日本での通常購入と同じプロセスだ。

 

受け取りは6文字のコード入力でラクラク

 

注文後3時間で発送処理のメールが届いた。は、はやい……!

 

品物がロッカーに届いたら受け取りコードのメールが送られてくる。そのコードを持ってロッカーの場所に行こう。

 

セブンイレブンの奥にロッカーがある。

 

モニターのタッチパネルでコードを入れよう。

 

わしのGearVRキター!

これで受け取りは終了、扉を閉めればおしまい。店員と話す必要もないので英会話が苦手でもノンプロブレムだ。なお、受け取り期限は到着後3日間となっているので、到着日を考えて注文しよう。

これを使うことで、海外でのガジェットの購入も比較的容易になると思うので、アメリカに行く機会があったら、ぜひ使ってみよう!

 

おまけ:海外店舗での店舗受け取りについて

海外で店舗受け取りができるチェーン店には「BestBuy」「GameStop」「ToysRus」などがあり、BestBuyは近隣のショップからの在庫移動もできる。

GameStop、ToysRusは特定店舗内のアイテムを取り置きができるシステムだが、2社のシステムはかなり違う。GameStopは無料で取り置きができるが1アイテムごとに取り置きの処理をしないといけない。一方、ToysRusは先払いだが、複数アイテムの取り置きが可能(複数店舗の指定も可能)。ただし、両社ともに在庫の管理はかなりいい加減なところもあり、あるものがなかったり、「在庫がない」と返信が来た店が実は在庫を持っていた、ということも経験上よくある。

ちなみにToysRusはまとめて購入した場合、1個でも欠品があると代金の引き落としも商品の引き取りもできないのだが、筆者のアカウントではそんな状況が2週間ほど続いており、キャンセルの連絡も来ていない。

こうしたトラブルは厄介だが、ワールドワイドに高品質なサービスを展開するAmazonには一定の安心感がもてる。そのAmazon取り扱いの商品を、現地でという条件付きながら専用の宅配ボックスで受け取れるということで、ガジェット購入の一助になるだろう。

 
●関連リンク
Amazon.com
BestBuy
GameSpot
ToysRus

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