DCEXPO2015で体験してきた最先端AR/VRのススメ

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10月22日〜25日に日本科学未来館で一般公開される「デジタルコンテンツEXPO 2015」に行ってきました。デジタルコンテンツの最先端技術が一同に会するこの機会で、何がみどころなのか。今回は記者が面白かったコンテンツをピックアップしてみました。土日に行く方はぜひ参考にしていただけたらと思います。

 
まずは没入型聴覚ディスプレイシステム「音楽樽」。

 
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その佇まいから威力があります。先の先端コンテンツ展でも話題になっていた展示です。

 
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ドアを開けて中に入るタイプの聴覚ディスプレーシステムになります。

 
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真ん中にイスがあり、96個のスピーカーに囲まれます。係員の方に「目を閉じて音を聞いていただくと、より没入感が増しますよ」とアドバイスされたので、目を閉じて体験してみました。

 
ドアが閉まり音楽が少しずつ大きくなっていくと、その威力に少しずつ引き込まれていきます。まず体全体で音楽を感じることができますが、音の響きがまるで皮膚に吸収されていくかのごとく、ビリビリと体を心地好く刺激してきます。そして音が非常に立体的で、どこで何の音がなっているのか、脳内映像が流れる程に引き込まれていきます。音に囲まれるとこんなにも没入感がスゴいのか!

 
ヘッドホンでも質のいいものだと没入できますが、物理的に耳に当たる部分に意識が持っていかれ、つい現実引き戻されてしまいます。しかし「音楽樽」はスピーカーに囲まれるのでそういった問題がまるでなし。これでVR向けヘッドマウントディスプレー(VRHMD)が楽しめたら最強じゃないでしょうか?

 
 
お次は、視線の動きを感知(アイトラッキング)できるVRHMDの「FOVE」。

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VRHMDというと周囲を見回して体験することが多いですが、FOVEなら一切動かさずに視線だけでVRコンテンツを操作できます。このアイトラッキングのおかげで酔いにくく、かつ体をうまく動かせない人でもVRを思う存分楽めるようになっています。

 
今回はシューティングデモをやらせていただきましたが、三つ目るだけで敵をガンガンとビームで倒していけるのは、非常に爽快で気持ちがいいです。

 
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みなさん憧れの目からビームですよ!手も動かす必要がないので、ゲームに集中できます。

 
 
次はゲームではなく、テレビを使ったNHKの「Augumented TV」をピックアップ。

 
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VR技術が進歩し、好きなキャラクターに会いに行けるようになりましたが、それでもテレビを見ていて「出てきてほしい」とは願わずにはいられません。それを可能にしたのがこちらのAR技術。タブレットなどにあらかじめアプリを入れてカメラ越しにテレビをのぞくと……。

 
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出てきてる! 実際のテレビには映像がないのに、タブレット越しで見ると可愛いアノマロカリスが宙を泳いでます!テレビに映像があるならわかりますが、これはキャラクターだけが完全に独り立ちしています。

 
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恐竜も出てきてくれます。年齢的にOculus Riftなどをかぶれないお子様も楽しめていいんじゃないでしょうか。

 
 
キャラクターが出てきたら、今度はじっくり会いに行きましょう。拝見したのは「Live2D Euclid」。3Dキャラが一般的になりつつも、2Dのよさには勝てない! と思ってる方もいるんじゃないでしょうか? でもアニメを作るのは難しくて……というお悩みを一足飛びに解決してくれたのがこちら。

 
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なんと2Dイラストがなめらかに動いてくれちゃいます。でも描かなきゃいけないイラスト数は少なく、設定に応じた角度毎の10枚以下程度。それを 「Live2D Euclid」が自動的に原画をつなげて映像に変えてくれる。パーツをレイヤーごとに描くので……

 
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分けた状態をみてしまうととても可愛そうなことになってます。戻してあげて!

 
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そして今回はオリジナルキャラクター「メリル」をVR内で堪能するデモも展示しています。このデモが非常によくできていて、多少ネタバレにもなってしまいますが、彼女を見るために着けているHMDについてツッコミを入れてくるという意外すぎる展開に。今までそんなキャラいませんでしたよ! 斬新すぎてドキっとさせられました。特徴である2D動画も違和感なく、アニメを見てる感覚で楽しめます。ぜひ彼女とコミュニケーション取ってみて下さい。

 
 
「まだまだVRの最先端技術を知りたい!」と思った方は、DVERSEブースを要チェック。こちらでは、建築家などがクライアントにプレゼンなどするときに用いる3Dアプリ「SketchUp」をVR化させたものを体験できます。家を建てる際に気になる、季節ごとの日の入り方や、天候の違いなどを簡単に再現してくれるのがうれしいところ。

 
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メニューで時間毎に日照や天候の選択可能です。

 
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道幅の確認など、建築で必要な細かい確認作業もVR内で可能。

 
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しかしVRにすることで、こんな家の全体図が……。

 
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ここまでわかりやすいものになるのは素晴らしい技術進歩だと思います。

 
 
さすがに世間の注目を反映してか、今年のDCEXPOではAR/VRに関する展示が多かったと感じました。そう、忘れちゃならないのが、VR業界ではお馴染みOculus Riftの開発者集団「OcuFes」のブースです。

 
初日の22日には、VR空間で100人同時に一緒の暖炉をひたすら眺めるだけの癒し系コンテンツ「100人ダイブ」を桜花一門さんが出展。数日前に思いついて作っちゃったそうですが、何気にキチンと癒されるのが面白い!

 
24、25日には、「OcuFes開発者会」も開催予定。24日は、10時30分から1人持ち時間10分の登壇大会も行われます。1度に大勢のVR話が聞ける貴重な大会なので、少しでもVRに興味があるならぜひ聞いていただきたい。こちらの聴講は事前登録が必要です。各人のVRへの熱い想いを感じ取ってアナタも開発者への道を目指しませんか?

 
(文/とりか

 
 
●関連リンク
DCEXPO 2015

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