Alphabet傘下のX、「Google Glass」のB2B向けバージョン「Glass Enterprise Edition」を出荷開始
Googleの持株会社であるAlphabet傘下のX（旧Google X）は「Google Glass」のB2B向けバージョン「Glass Enterprise Edition」をソフトウェアを供給するパートナーを通じて出荷を開始したことを明らかにした。
「Glass Enterprise Edition」は農作業機器メーカーのAGCO、宅配のDHL、GE Aviation、医療NPOのSutter Healthなどの企業・団体がすでに導入。AGCOはGlassを使用したプロモーションビデオを公開している。
Glassの音声認識やタップエリアなどが使用されていることがわかる。AGCOでは今後6か所の工場にGlassを導入予定。
AGCOでは組み立ての説明のほか、レポートの提出、リモートを使用してのビデオ撮影などにGlassが使われている。
GE Aviationでは分厚い紙の保守マニュアルがGlassを通じて提供されることに。
「Glass Enterprise Edition」の詳細な仕様は明かされておらず、価格も不明。「Glass Partner」と呼ばれる、ソフトウェアソリューション込みでのディストリビューターを通じて発売される。なお現時点では日本にGlass Partnerは存在しない模様。
●関連リンク
・Glass Enterprise Edition（英語）
・A new chapter for Glass（英語）
・Glass Partners（英語）
・AGCO Improved Productivity and Accuracy Using Assisted Reality with Glass（AGCO・英語）
