NTT、イーオン、東大が次世代の英会話語学教育を目指した共同実験を実施 一部にVRも活用

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NTT、イーオン、東京大学は、来年3月まで、イーオンの協力を得て開発したNTTの日本人英語音声認識技術、東京大学とNTTによる新たな音声・言語メディア処理技術の共同研究の成果、イーオンの英語語学教育に関するノウハウ・リソースなどを組み合わせることによる、次世代の英会話語学教育を目指した共同実験を行うと発表した。

 
昨今、英語の学習の重要性が増しており「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能を習得する必要性が高まっている。中でも「話す」学習は、現状の英語学習で最も必要でありながら学習量が不足しており、ICTの高度化による学習効果向上が望まれている分野だ。しかし、ネイティブスピーカーとは異なる日本人が話す、いわゆる「日本人英語」特有の発音は、音声認識技術などにおいて非常に高度な技術が求められる。

 
このような現状をふまえ、NTTのAI技術「corevo」による世界最高精度を達成した音声認識エンジンをベースに、イーオンの協力によって「日本人英語」に特化した音声認識技術を開発。日本人が話す「日本人英語」に対する認識率の大幅な向上を確認した。

 
今後は、イーオンの協力により「日本人英語」に特化した音声認識エンジンのさらなる精度向上を進め、実験サービスを実現可能な認識精度にまで向上させる。また、イーオンでは、実際に英会話教室に通う生徒向けに、「話す」学習に対して本エンジンを適用し、イーオンの保有する英語語学教育に関するカリキュラム・メソッド・教材などを組み合わせた新たな学習方法を今年秋頃から提供するとしている。

 
尚、イーオンは先日VR対応英会話学習アプリ「英語おもてなしガイド」の配信を開始したばかりだ。「Learning(学習) and Acquistion(体験)学習メソッド」に沿った国内観光ガイドの実践的な英語力を養える内容となっており、今回発表された技術や今後の学習方法においてコンセプトも近く、あわせてチェックしておきたい。

 
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さらに、NTT、イーオン、東京大学は、東京大学とNTTが共同研究を進めている新たな音声・言語メディア処理技術の、次世代の英語語学教育における活用方法について共同実験を行う。

 
●NTT、イーオン、東京大学による共同実験
・期間:2017年8月~2018年3月(予定)
・内容:NTTとイーオンによる「日本人英語」音声認識技術を用いた新たな学習方法の実験的サービスの提供
 - イーオンの協力の下、「日本人英語」音声認識技術のさらなる精度向上を行う。
 - 「日本人英語」音声認識技術を用いた新たな英語語学学習方法として2つの実験的なサービスを用意し、実際に通学しているイーオン生などが体験する。

 
【2つの実験的なサービス】

・Speakingトレーニング
語学試験等で対面にて行われる、問いに対して自由文で回答する形式の設問を想定し、話した回答の内容を文字にして評価するeラーニングコンテンツ

 

・インタラクティブ英会話
海外でのレストランなど、英語を使う必要のあるシチュエーションを高臨場感(VR)環境で再現し、話した回答の内容によってシナリオが変わる、より臨場感の高い実体験コンテンツ

 
●関連リンク
NTT ウェブサイト
イーオン ウェブサイト
東京大学 ウェブサイト

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