【連載】集英社 ジャンプVRが行く! 特攻野郎 VRチーム‼︎ LONDON編

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LONDON。それはなんて甘美な響き。♪楽しいLONDON! 愉快なLONDON! LONDON! LONDON!(※注マツモト:老人にしか分からないギャグである)

というわけで、ワールドツアー最後の地は、日の沈まぬ国、大英帝国の中心地、漢字表記すると“倫敦”。かの夏目漱石も留学していた文化の帝都であります。
そのロンドンで、はたしてVRはどのように位置づけられているのか、期待に胸を膨らませ、はせ参じたわけですが…。

正直、日本とほとんど変わりがない、というか、むしろ本当に受け入れられているのか、といぶかしむくらい、当初VRの存在感は薄かったですね。
この感覚はパリでも感じました。イギリスは、フランスに次ぐ欧州のVR先進国といわれています。それなのに、なぜ?

たぶん街の雰囲気が関係しているのではないか? パリもロンドンも、最先端のビルが立ち並ぶ地区もありますが、全体的には古風な石積みの建造物が町全体のアイデンティティを形成していて、どうにもVRという雰囲気にそぐわない。木と紙でできた建物に慣れ親しんだ日本人の目には、街そのものがバーチャルというか、例えばドラクエの武器屋に入ったら、HMDをかぶって武器を選ぶ、なんてシーンがあったら興ざめじゃないですか。旅行者のその街に対する勝手なイメージが、どうもVRとの接点を見出しにくくしていたように思えます。

アンケート結果を見ていただいてもわかる通り、「イベントなどでVRを触ったことがある」「家にVRを持っている」を合わせると、実に来場者の半分近くがVRを認知しているわけです。つまり、ここはけっしてVR不毛の地ではないし、街の雰囲気に騙されてはいけない、ということです。潜在的ユーザーは日本より多いかもしれない。

たしかに韓国や中国のように、ショッピングモールに行くとポコポコとVRの筐体が置いてある、という見えづらではありませんが、それは街の意思としてそんなとこにそんなものをおかせないぞ、というだけで、人々は日本以上にVRを享受していると考えていいのではないでしょうか。

実際、今回の「日本キャラVR祭」で一緒にアメリカに殴り込んだ作品のうち、全世界発売の結果、アメリカに次いでイギリスからのアクセスが多い、という話も聞きます。
前回、日本はロケーションVRを中心にしつつ、スマホを使ったVRで手に取ってもらうことを模索してはどうかと書きましたが、これ、国によっては、必ずしも正しい方法ではないかもしれない、と思った次第であります。

パリ・ロンドンなど古い街並みの残る都市では、ロケーションVRより、何らかのイベントとタイアップして無料でVR体験をしてもらいつつ、口コミと宣伝展開で広めていくという方法が有効な気がします。

実に当たり前の話ですが、国柄、人柄で売り方を変えていかなければならないなぁ、と深く思った世界ツアーでありました。

 

【マツモトの疑問】

今回のタケダの意見は、多分に個人的感想ではないか? もっと現地の人間の意見を聞いた上でないと判断はできないと思う。もっともオレは現地に行かず留守番で、PANORAさんの原稿を編集したりしてたわけで、肌感はわからないのだが……。

そう、しょせんオレはしがない留守番役だったわけだ! パルマー氏のおごりの豪華なディナーや本場のフィッシュアンドチップスを食したわけではないので判断はできないのだ! 行列ができる店のバターの香りあふれるクロワッサンや夜ごとの豪華ディナーを食べていないので、まったく判断ができないのだ! 馬車に乗ってのモンサンミシェル観光(オムレツ付き)やTGV乗車体験もできなかったので皆目判断ができないのだっ!(楽しそうな写真ばかりLINEで送ってきやがって!)あげくは、卒業写真撮影を欠席した生徒のように、マンガの最後のコマに丸囲みで入れられる存在なのだぁぁぁぁぁっ!

ゼエ、ゼエ……。ハッ!? ……特攻野郎VRチーム、次回もお楽しみに。

 

 

●関連リンク
・集英社
・ジャンプVR

 

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