スマホをHTC Viveの代わりに使う「VR ONE Connect」 PC用VRHMDを買う前に手軽な手段を【TGS2017】

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9月24日まで開催していた東京ゲームショウ2017で、ドイツの光学メーカーのカール・ツァイス(Carl Zeiss)は「VR ONE Plus」と「VR ONE Connect」を展示した。

「VR One Plus」はカールツァイスが2016年から販売しているスマホ用VRゴーグルだ。視野角100度で拡大率が高い高精細なレンズを特徴としており、筆者がブーズで実際に試すと、スマートフォンの画面のピクセルの格子がクッキリと見えるほどだった。カールツァイスの担当者曰く「スマートフォンが進化して解像度が上がるほどVR ONE Plusの高性能なレンズがますます活かされるようになる」とのことだ。

また、「VR ONE Connect」はスマートフォンをHTC Viveの代わりに使えるようにするためのケーブルとコントローラがセットになったデバイスだ。スマートフォンとPCをUSBで繋ぎ、PCで処理した映像をスマートフォンの画面に出力する仕組みになっている。そのため、ユーザーはゲーミングPC並の高性能なPCを用意する必要がある。

VR ONE ConnectはiOS/Androidの両方の端末に対応しており、コントローラはスマートフォンにBluetoothで接続される。コントローラはタッチパッドと人指し指のトリガーがついている3DoF(3軸の角度)で、コントローラを右手と左手で2本同時に使うことができる。コントローラの入力はVR ONE ConnectのドライバでSteam VRに合わせた形に変換されるため、VRコンテンツ開発者がVR ONE Connectに合わせて仕様を変更する必要はないという。

しかし、HTC Vive のコントローラは6DoF(3軸の角度と位置)であり、SteamVRにはルームスケールを前提としたVRコンテンツが多いため、VR One ConnectでHTC Viveと同じようにプレイできるVRタイトルは限られてくるだろう。コントローラをあまり大きく動かさないタイプのものや、照準に頼るシューティングなどには向いているかもしれない。

残念ながらTGS2017ではVR ONE Connectのコントローラのみが出展され、VR ONE ConnectによるSteamVRの体験はできなかった。

ちなみに、VR ONE Connectを動かすには必ずしもVRゴーグルがVR ONE Plusである必要はないが、スマートフォンとPCをUSBで接続するため、スマートフォンにケーブルを挿すことができるVRゴーグルを用意する必要があるということに注意しておきたい。

カール・ツァイスの担当者によると、ハイエンドなPCを持っているがHTC Viveを持っておらず、スマートフォンの買い替えで端末を余らせている人などにVRを試すための安価な手段としてVR ONE Connectをお勧めしたいそうだ。

VR ONE Plusは1万5800円で日本向けに販売されている。VR One Connectは129ユーロ、VR ONE Plusとのセットが199ユーロで第4四半期にユーロ圏向けに発売予定だが、日本向けの価格や販売時期は現時点では未定となっている。

 
 
(TEXT by ぱソんこ

 
*東京ゲームショウ2017まとめはこちら
 
 
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