東京からグアムの結婚式をVRで生体験! KDDI×近畿日本ツーリストの360度ライブ配信レポート

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21〜24日、東京ビッグサイトにて「ツーリズムEXPOジャパン2017」が開催された。その24日、KDDIと近畿日本ツーリストはVRライブ配信による海外ウェディングの実証実験を行った(関連ニュース)。

 
グアムからの映像撮影や配信、アーカーブの制作、さらに東京ビックサイトでのVR機器の準備などはKDDIが、チャペルの手配や親族への対応などは近畿日本ツーリストがそれぞれ担当。

 
当日はグアムのシェラトン・ラグーナ ホワイトアロウチャペルから、8K対応の360度カメラ「Insta360 Pro」を使って配信。東京ビックサイト側では「Gear VR」と「Galaxy S8」を使い、振動機能付き専用VRチェア「TELEPOD」に座って視聴する仕組みだった。

 

ツーリズムEXPOジャパン2017の一般来場は、スタンドアローンタイプのHMD「アイデアレンズ K2プラス」であらかじめ撮影しておいた結婚式の動画が観られた。

 

グアムからの配信で使われたInsta360 Proを、東京ビックサイト側でも展示。

 

360度観やすいように、回転する「TELEPOD」も2脚用意していた。

 
また親族以外にも海外ウェディングを実感してもらうため、あらかじめ挙式の様子を撮影した映像を用意し、「アイデアレンズ K2プラス」を使ってツーリズムEXPOジャパン2017の来場者が視聴できるようになっていた。

 
近畿日本ツーリストは今回の実証実験を行った理由について、「海外ウェディングの人気は高くなっているが、参加者のスケジュールや旅費など負担もあり実際に実行するカップルはあまり増えていない」と説明。そのため、日本からも現地に居るような感覚で式に参加できる環境があれば、海外ウェディングを選ぶ人が増えるのではというのが狙いだ。

 
実際にツーリズムEXPOで体験した親族からは「臨場感があってよかった」という感想があり、結婚式を観られたことでうっすらと涙を浮かべていた親族もいた。

 

参列した親族はVR体験が初とのことで、装着方法や使い方などを係員がレクチャー。

 

後方から入場してくる新郎新婦を振り返ってみている親族。

 

ガラス窓の多い明るい環境ながらも、ハレーションなどなくキレイな画像で配信していた。

 
イベントの企画としては成功といったところだが、実際にビジネスとして提供していくには課題は多そうだ。たとえば中継スタートの際に、安定した配信ができなかったためスタート時間がやや押してしまった。さらに明瞭な音声は配信できず、基本的には映像だけの配信になってしまった。

 
関係者の説明では、現地からの配信はモバイル通信を使用しているとのこと。東京ビッグサイト側はWi-Fiでの接続だったが、ツーリズムEXPOジャパン2017のような大きなイベントは来場者も多く、電波の混線しやすい環境。結婚式という失敗の許されないイベントで、このような通信環境でも、データ量の多いVRライブ動画を安定して配信、受信できるかがポイントとなる。

 
また今回は親族用にGear VRを4台用意していたが、参加した親族へセットしてもらうために、係員がひとりひとりに説明しながら装着するのに意外と時間がかかっていた。もし参加者が10人、20人と大人数だった場合、装着する時間や説明員の人数などが問題となってくる。このあたりをどうクリアにするかが、今後の課題となりそうだ。

 
 
(TEXT by 中山悟

 
 
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