ゲームやVRの開発技術で「かぐや」が見つけた月の空洞を探査!「月探査ハッカソン」開催

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KLabは10月18日、ゲームなどのIT技術のアプローチで、月と地球間でのロボットの高精度遠隔操縦の実現を目指す「月探査ハッカソン」を開催することを発表した。

同イベントには宇宙航空研究開発機構JAXAや、産業技術総合研究所知能システム研究部門等が協力。11月11日から2日間開催する予定だ。

月探査ハッカソンは日本の宇宙科学研究者の中で検討が進められている、月面の縦孔(たてあな)探査計画「UZUME」における科学探査を「遠隔操作ロボット」で行う際の課題解決を目指している。

2009年に日本の月探査機「SELENE(愛称:かぐや)」が直径深さ共に50メートルほどの月の縦孔を発見。JAXAは今年10月18日に、その縦孔が全長50キロとなる空洞の一部分であることを発表している。

こうした地下空洞の内部は放射線や気温などの影響を受けにくく、探査できれば惑星や生命誕生の解明につながる発見があるのではと考えられている。その探査をロボット技術により行おうというのがUZUME計画だ。

近年のゲーム開発技術は、ソフトウェア・ハードウェア両面の様々な先端技術がUnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンを中心に統合され、医療や建築、教育など、ゲーム以外の幅広い分野にも応用されつつある。

KLabはそれらのゲーム開発技術が今後の月探査に活用されるようになり、貢献できるようになればと考え、それらの技術が活かせるであろう月面の縦孔探査「遠隔操作ロボット」を今回のテーマとした。

イベント概要
●スケジュール
2017年10月18日(水)から10月30日(月)13:00まで エントリー受付
2017年10月31日(火)から11月2日(木) 審査ならびに抽選結果発表
2017年11月11日(土)&12日(日)イベント当日

●応募条件
・学生(高校生以上)、社会人も可
・宇宙に興味がある人、実際に自分の手で宇宙をハックしたい人
・プログラミングやロボット制作、電子工作など、本ハッカソンテーマに自らの手を動かしアプローチできる人(チーム参加可)

イベントエントリーページ http://moonhack.jp.klab.com/

●ハッカソン参加資格
・応募条件を満たす人
・審査ならびに抽選により参加決定となった人

●参加費
無料
※学生のみ…国内交通費全額支給、宿泊場所手配(遠方に居住している人)

●当日の持ち物
・開発用のPC
・本ハッカソンにおいて必要になると思われる各種機材等

●会場
KLab株式会社(東京都港区六本木6ー10ー1 六本木ヒルズ森タワー)

●イベント当日プログラム
2017年11月11日(土)&12日(日)10:00~19:00
※尚、スケジュールは一部変更になる場合がある

●課題の詳細
「メインテーマ」
・月-地球での、ロボットの高精度遠隔操縦の実現

「サブテーマ」
・通信の制約された中での遠隔操縦用VR環境の構築と管理
・VR用の周辺環境3Dモデルのセンシング、マッピング
・周辺環境データの通信データ構造
・ゲームエンジンの活用
「ロボットの自律性強化」
・月面作業シミュレータの構築や、ネットワークを介してのテスト
・協働作業によるロボットのテストや操縦データの集積とそれによる学習
・ネットワークゲーム技術の応用

参加者は以上の課題に対して、チーム・個人で取り組む。

●制作物の例
・周辺環境の3Dモデルなどを高遅延低帯域ネットワークで送る圧縮方法やプロトコルの実装
・周辺環境の3Dモデルのセンシングやマッピング技術の開発
・ロボットソフトウェアや遠隔操縦ロボットのシミュレーターなどのゲームエンジン連携やネットワーク化
・操縦データの学習の仕組み開発
・月面探査のシミュレーションや制御、チェックのネットワーク上協働環境の開発(ネットワークゲーム技術の応用など)

●表彰について
・最優秀賞
・JAXA賞
・KLab賞
・敢闘賞
・アイディア賞
※各賞にはそれぞれ賞品等を贈呈する
※内容は変更となる可能性がある

 
(TEXT by まぶかはっと

 
●関連リンク
月探査ハッカソン 公式ページ

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