ARでジェダイの騎士に! 「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」レビュー(後編)

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いよいよ今回は実際にゲームをプレイしていこう。まずはアプリの設定からだ。(前編はこちら

このゲームを遊ぶためには、スマートフォンをARヘッドセットに挿入する前に各種設定を行う必要がある。「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」のアプリをインストールして開くと、設定の方法が指示されるので、それに従っていけばプレイできる環境になる。

 

ライトセーバー・コントローラーを接続し同期させるなど、設定項目は少し多めだが、画像付きで順を追って設定方法を指示してくれるのでそれほど難しいということはない。最初にスマートフォンのBluetooth接続をオンにしておけばスムーズに進めるので、そこは事前に設定しておくといいだろう。

アプリの手順通り進めていくと、最後にARヘッドセットにスマートフォンを挿入するよう促される。ヘッドセットからトレイを引き出して、指示に従ってセットすれば、準備完了である。


引き出したトレイにスマートフォンをセット

 

トレイをヘッドセットに挿入し、ケーブルで接続する

 
ここで筆者は「さあ、ライトセーバー・バトルだ!」と意気込んでゴーグルを被ってみたのだが、肝心のAR画像がどうも見え辛い。このゲームでは、ハーフミラーに反射したAR画像の光を見ているため、ミラーの向こう側の景色が明るすぎるとAR画像の光量が負けてしまうらしい。

そこで部屋を暗くして見ると、くっきりAR画像が見えるようになった。このゲームをプレイする時は、部屋は暗めにしておいた方が良さそうだ。

またゲームのサウンドに関してだが、スマートフォンをヘッドセットに格納してしまうとイヤホンジャックを使うことができなくなる。スピーカーから音を出す分には問題ないが、イヤホンやヘッドホンを使う場合はBluetoothなどで無線接続しなければならない。

イヤホンやヘッドホンを使ってプレイしたいという人は、事前に無線接続の製品を用意しておく必要がある。

 

3つのゲームモードをプレイしジェダイを目指す

それではプレイしてみよう。初めてゲームを起動すると、ゲームガイドであるキャラクターがこのゲームの世界観について説明してくれる。

このゲームは、ジェダイを育成するためのトレーニングプログラムという設定になっている。スター・ウォーズの映画などで描かれた物語は過去にあった出来事とされ、そうした歴史からジェダイに必要な能力を学ぶことで、プレイヤーを「未来のジェダイ」として育てるのがこのゲームの目的であるとしている。

世界観を大切にするのは、実にディズニーらしい計らいだ。ただの「スター・ウォーズのゲーム」であれば、プレイヤーはスター・ウォーズという作品の一部を鑑賞している人に過ぎない。

しかし上記のような設定があることで、プレイヤーはスター・ウォーズという世界の「登場人物の一人」になることができる。しかも、憧れのジェダイになるための訓練を今まさに受けられるということで、ファンにとってこれほど嬉しいことはないだろう。

とはいえ、やはりジェダイともなると簡単にはなれないそうで、このゲームを通してライトセーバーでの戦い方、戦術や戦略などを学ぶように言われる。そうして、プレイヤーは以下の3つのゲームモードに挑んでいくこととなるのである。

 
●ライトセーバー・バトル
Star Wars/ジェダイ・チャレンジには3つのゲームモードがあるが、中でも目玉となるのがこの「ライトセーバー・バトル」だろう。このモードでは、ライトセーバーコントローラーを振ってARの敵を倒していくというモードだ。

 

 
まずはやはりこれからやっていこう。モードを選択し、チュートリアルのステージをプレイする。

ライトセーバー・コントローラーは、先端部分にARマーカーとなるライトがついており、これをヘッドセットのカメラが認識することで刀身の合成位置を調整している。そのため、このライトをカメラが常に認識できるようにコントローラーの位置には気を付けなければならない。

チュートリアルに従い、剣道の中段のような構えでライトセーバーのボタンを押すと、「ヴィシュウン!」というあの効果音とともに青く光る刀身が現れる。軽く振ってみるとブゥンという効果音もしっかりと再現しており気分が高まる。


(※プレイ画像はスマートフォン側の表示をキャプチャーしたもの。実際にはこのようなARの映像が半透明で視界に合成されている)

 
操作説明を受けながら、いよいよ敵との戦闘。最初の敵はドロイドである。ドロイドはブラスターを使って攻撃してくるため、なかなかライトセーバーで切れる間合いまで入ってこない。

そこで、敵の撃ってきた弾をライトセーバーで跳ね返して敵に攻撃する。敵の方に正確に跳ね返すにはなかなかシビアな角度調整が必要になるが、上手く決まると非常に気持ちがいい。ライトセーバー・コントローラーには振動機能も付いており、跳ね返した際に手に伝わってくる振動も心地よく感じる。


敵が撃ってきた弾を……

 

ライトセーバーで跳ね返す!

 

跳ね返した弾が敵に当たれば、ダメージを与えることができる。

 
3つのゲームモードはそれぞれ難易度別に6ステージを用意。ライトセーバー・バトルは、1つのステージが3パート構成となっていて、1〜2パートは上記のようなドロイドなどが多数襲ってくる前哨戦、いわゆる雑魚戦となっている。

ブラスターを撃ち返したり近づいた敵をライトセーバーで切り倒していくと、まるで本当のジェダイになったような気分を味わえる。上手くプレイできればかなり爽快だ。

前哨戦をクリアすると、パート3ではボスとの1対1の戦いが待っている。チュートリアルステージのボスは、シリーズでも人気のキャラクター「ダースモール」である。なお、各ステージ毎に前哨戦でトルーパーが出てきたり、出現数が変わるほか、ボスはすべて異なる。

ボスとの戦いでは、今までのサクサク感とは打って変わった真剣な立ち合いを楽しめる。このパートでは敵もライトセーバーを持っているので、スピーディーな近接戦闘行うことになる。

敵が攻撃する際、画面に黄色いラインが表示され、それに刀身の位置と角度を合わせるとガードすることができる。

また、敵の連続攻撃をすべてガードすると、相手が体勢を崩し、マーカーが表示される。そこに向かってライトセーバーを当てれば、大ダメージを与えることもできる。


ガードに成功し、敵が体勢を崩してマーカーが表示された。

 

マーカーの位置に攻撃するとクリティカルヒットとなり、大きなダメージを与えられる。

 
敵の斬撃を受け流し、隙を見て反撃することで、相手のHPを削っていくこととなる。一瞬たりとも気の抜けないボスとの戦いは、熱くなること必至だろう。

ダースモールを打ち倒すとステージクリアとなり、ここで「フォース」がアンロックされる。フォースはバトル中にコントローラーのフォースボタンで発動できるもので、ここでは「敵を吹き飛ばしてダウンさせる」というフォースを使えるようになった。

ゲームをさらに進めていけば、他の種類のフォースも使えるようになるとのこと。スキルを磨いたりフォースを獲得したりしながら、より高難度のステージをクリアしていくこととなる。

 
●ホロチェス
次は2つ目のゲームモード「ホロチェス」をプレイしていく。ホロチェスは、円状の盤面で自分の駒となるクリーチャーを動かし、敵の駒を攻撃して全滅させることで勝利となるゲームだ。

 
駒は移動距離や攻撃力、体力など様々な特性があり、自分の駒と相手の駒の長所短所をよく理解することが勝利のカギとなる。選択を誤れば簡単に負けてしまうので、適当にやって勝てるような甘いゲームではない。

いかにこちらの強力な駒を失わず、相手の駒を倒していくかを考え、戦略を組み立てていくのが楽しいゲームとなっている。

駒となるクリーチャーたちが実際に動いて戦うので、盤上の様子も見ていて面白い。

クリーチャーは全部で8体で、ゲームの進行度によって徐々にアンロックされていく。試合で使えるのは3体までなので、チーム編成はよく考える必要がある。

 
●戦略バトル
最後のゲームモードは「戦略バトル」。砲台や兵士などを設置して敵を撃退するリアルタイムストラテジーである。

 
このゲームでは反乱軍を率い、前線基地を拡張しながら帝国軍と戦う。敵軍の進行を食い止めるため砲台、兵士を設置していくのだが、設置にはクールタイムがあり、無限に置いていくことができるわけではない。

せっかく配置した砲台も、敵の攻撃ですぐに壊されてしまったり、射程外で敵に攻撃できなければ意味がないので、配置位置やタイミングはきちんと考える必要がある。

また戦場にはルーク・スカイウォーカーやオビ=ワン・ケノービといったヒーローを配置することもでき、彼らは敵の前線を一気に押し下げるほどの力を持っている。だが彼らだけで全ての敵に対応できるわけでは無く、ヒーローがカバーできない場所もしっかりと防衛線を構築しなければならない。

リアルタイムに変化する戦場の様子を見ながら、プランを練り適切に軍勢を配置していく、迅速かつ的確な判断力が求められるゲームだ。

高難度のステージをクリアしていくことで、新たな部隊や軍勢をアンロックできるようになっている。

 

ファンはもちろん、そうでなくとも楽しめる高いゲーム性

今回、この製品を試用して驚いたのは、思った以上にゲームとしての完成度が高かった点だ。

正直、スマートフォンのARゲームと聞いてあまり期待はしておらず、ライトセーバーのレプリカをメインにした、コアなファン向けのコレクション的な製品だろうと考えていた。

しかし実際にプレイしてみると、それぞれのゲームモードがかなりしっかりとデザインされており、スター・ウォーズという作品から切り離して見てもゲームとして十分に楽しめる内容になっている。

特にライトセーバー・バトルは、直感的な操作ながらアクション性が高く、幅広い年齢層で楽しむことができそうだ。またゲームの難易度が6段階あり、ライトに楽しみたい人から高難度にチャレンジしたいコアなプレイヤーまで、プレイスタイルに応じた設定ができるのも嬉しい。

また、ゲームモードそれぞれに、高難度をクリアしていくことでアンロックされる要素があり、リピート性があるのも魅力だ。例えば、ライトセーバー・バトルでは戦闘中に使えるフォースがアンロックされていくので、フォースの選択によって違った戦い方が出来るようになる。

一定時間無敵になるバリアのフォースや、常に通常攻撃力がアップするフォースなど、自分に合ったフォースを選択し、さらなる強敵に挑んでいくというように、何度もプレイすることで新たな体験ができるのもゲームとして良く出来ている。

ただ、プレイするためにある程度の広さが必要となる点には注意。一部のライトセーバー・バトルでは、ガード不能で避けることしかできない攻撃をしてくる敵もおり、その際は左右に動いて回避する必要がある。公式では、周囲に縦1.5m×横3m以上の空間があること、またトラッキング・ビーコンから1.5m以上離れることを推奨しており、実際プレイしてみてもその程度の広さは必要だと感じた。

ホロチェスや戦略ゲームでは自分が動く必要はないが、AR画像がそれなりに大きく表示されるため、広めの平面上に重なるように見えた方がプレイしやすい。特に戦略ゲームはAR画像の向こうにごちゃごちゃ物があると盤面が見辛くなるので、床や広いテーブルの上にトラッキングビーコンを置くなどしてAR画像を表示する場所を調整したい。

「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」はスター・ウォーズファンはもちろん、単純にARゲームとして楽しみたい人にもおすすめの逸品だ。これからの年末年始シーズン、家族で集まって楽しめるゲームとして購入するのも良いかもしれない。

 
(TEXT by 高橋佑司)

 
●関連リンク
Star Wars/ジェダイ・チャレンジ

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