【連載】集英社 ジャンプVRが行く! 特攻野郎 VRチーム Z ‼︎ ジャンフェス2018 編

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新年明けましておめでとうございます!ジャンプVRの武田です。(注1)

いやあ、年々過ぎゆく日々のスピードが速くなってる気がします。筒井康隆氏の小説で、同じ(人生のスピードが早くなった)ことを感じている主人公の人生をどんどん俯瞰して見ると、実は彼の人生が一つの川だったというものがあります(注2)。その川、ある所から突然滝となって奈落の底に落ちていくんです。滝の直前が一番流れは速くなりますもんねぇ。武田の人生、この先滝か、と。奈落か、と(注3)。

まあ、そんなことはどうでもいいのですが、ついこの前終わったと思った「ジャンプフェスタ2018」から、はや1か月が経とうとしてるんですねぇ。
ONE PIECE20周年記念ということもあり、あのイベントで我々はSCRAPさんと組んで「ONE PIECE×リアル脱出ゲーム ANOTHER ROMANCE DAWN」という、会場全体を使った脱出ゲームを行いました。今回、ギミックを実験的にVRからARに変えてみたのですが、いやあいろいろ収穫がありましたね。

リアル脱出ゲームの説明については、おそらくこのあたりでマツモトの脚注が入る(注4)と思うのでそちらに任す(注5)として、このゲームのストーリー進行を、今回はARを使ってみたんですね。会場内のポイントをめぐるごとに、麦わらの一味のカード(注6)が集められるのですが、それをARアプリで読み込むことによって、次に向かうべき場所(注7)がわかる、という仕掛けになっておりました。

ジャンフェスはジャンプファンのための祭典ですので、当然スマホを持っていない小さいお子様も来る。あるいは電波状況やバッテリーの消耗などの関係で、途中ARアプリが使えなくなるかもしれない。そんなお客様のために、紙ベースの補助シート(注8)を作成し、ARで読まずとも、脱出ゲームができるようにしたんです。

ところが補助シートを作ってみて、はたと気づくことがあった。よくよく考えてみたら「補助シートがあれば、ARいらないじゃん!」(注9)と。ARアプリをDLし、いちいちカードにスマホをかざして、なんて面倒くさいことをしなくても「補助シートだけでサクサク進めるじゃん!」(注10)と。親切丁寧をモットーとするジャンプVRチームの信念が裏目に出てしまったのでした(注11)。

「うわああああああああああ、俺たち何やってんだ!」とパニックになりながら当日を迎えたのですが、結果はなんと6対4でARアプリをお使いになったお客様が多かったんです。
この数字の意味するところはいったい何なのか?(注12)一つの仮説としては、ARバーーーン、VRバーーーーンではなく「ゲームのギミックの一つとしてさりげなく取り込んでいくことが、長い目で見たときARやVRの普及につながるのではないか?」ちゅうことなんですね。あくまで現状の話です。

ARやVRの技術は日進月歩で進んでいて、その最先端は昔見た未来のさらに先を行くものとなりつつあります。それを大多数に認知させるためには、もっともっと身近なものに「さりげなく応用するところからはじめなければいけないんじゃないの?」なんてことを思いました。

昔、ペーペーの新人マンガ編集者だったころ(注13)に、大先輩から言われたことを思い出しました。

 

「読者の求めることに迎合してはいけない。でも1歩前は進みすぎだ。半歩くらい前を行く作品を作れ」

 

最後に、ゲームの体験者数は想定していた人数をはるかに超えて、大盛況のうちにフィニッシュすることができましたこと(注14)をご報告させていただき、今回のレポートを締めさせていただきます。

本年もよろしくお願いします。アスタマニャーナ!(注15)

 

注1:おめでとうございます!マツモトより。
注2:短編「急流」のこと。実験と称して、筒井氏自身がペンをとってマンガを描いたこともある。
注3:奈落だけですめばよいが、実はその先、滝壺に沈むことも忘れてはならない。ヒヒヒヒ。
注4:甘やかすといけないので、今回はあえてスルー!
注5:と見せかけて解説。元々は、PCアドベンチャーゲームの1ジャンル。「閉鎖された環境からの脱出」が目的。それを現実に体験できるのがリアル脱出ゲームである。ちなみに「リアル脱出ゲーム」という呼称は、SCRAPさんが商標登録している。
注6:全9枚。キラキラで美しい!
注7:行列で他のブースに迷惑がかからないように苦心した。
注8:粘りに粘ったタケダとシバタ渾身の力作。マツモトは、印刷所担当者の「もう落ちます!」の声を3回は聞いた。
注9:マヌケである。
注10:返す返すもマヌケである。
注11:表現は優しいがマヌケなだけである。
注12:現在アンケート集計中。このようにアンケートにお答えいただくと、次のゲームがレベルアップするのである。だから協力してね!
注13:新入社員タケダは、新人歓迎会で酔っ払い、車に轢かれたことがある。これマジ。
注14:本当に、本当にありがとうございました。
注15:スペイン語で「またね」

 

【マツモトの珍しく素直なあいさつ】

ジャンフェス2018は大変でもあったが手応えを感じたイベントでした。体験してくれた皆様、大変ありがとうございました。今年はどこかのイベントでマツモトに会ったら「特攻野郎VRチームZ読んでます」と声をかけてください。励みになります。え、マツモトの顔が分からないって?マンガで描かれている似顔絵がすごーく似てますので、それをヒントに探してみてください。
本年もよろしくお願いします。

 

 

●関連リンク
・集英社
・ジャンプVR
・菊池 晃弘ホームページ

(C)尾田栄一郎/集英社
「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。

 

 

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