「ファンタジーの世界へ行ってみたい!」の夢をかなえる!? Skyrim VRゲームレビュー Part.2

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(前回のレビューはこちら

前回からだいぶ間が空いてしまったが、今回は「Skyrim VR」のレビューの続きをやっていきたい。なお、前回のレビューではコントローラーにDUALSHOCK4を使用していたが、今回のレビューではPlayStation Moveを使ってプレイしている。

コントローラーの設定はスタートメニューから切り替えることができ、モーションコントローラーであるPS Move用の操作では、DUALSHOCK4と比べて以下のような大きな違いがある。

・戦闘時に武器の動きが自分の手の動きとシンクロする。
・アイテム取得時などは、目的のアイテムに手を伸ばすことで操作できるようになる。
・VR用の設定項目にキャラクターの移動方法などが追加される

 

まず、戦闘時の武器の操作が大きく変わる。PS Moveでは、右手/左手に装備した武器を、自分の思ったように振ることができる。

右手に剣、左手に盾を装備しているなら、盾で身を守りつつ相手の隙に剣で攻撃といった戦い方、二刀流なら、2本の武器を振り回して怒涛の連続攻撃……というように、両の手を好きなように動かして様々な戦闘スタイルでの戦いを楽しむことが可能。

また、弓を装備した場合、実際に引き絞る動作をしながら狙いを定めるなど、特殊な操作になる武器も存在する。

モーションコントローラー用の設定では、戦闘時以外でも様々な操作に手を使う。例えば、「アイテムを取得する際はそのアイテムに向かって手を伸ばす」「扉を開ける際は扉に手を当てる」といったように、DUALSHOCK4では「視点」を使って操作していた部分を手で行う感じだ。

 

もう一つ大きく変わるのは、「VR」の設定に、いくつかの設定項目が追加されている点。例えば、キャラクターの移動方法で「転移」と「直接操作」が選択できるようになっている。

 

「直接操作」は、DUALSHOCK4の左スティック操作と同じ感覚で操作できるモード。対して「転移」モードは、指定した位置にキャラクターが瞬間移動するという移動モードである。

どちらもコント―ローラーの向きで移動方向を指定し、Moveボタンを押すことで移動できる。「転移」モードでは、移動距離の調整も可能である。

また、どちらのモードでも360°全方位に移動が可能で、コントローラーを後ろに向ければ後ろに移動することもできる。

 
移動モードの下、「利き手」の設定項目は、左右のコントローラーのボタン配置を切り替えるもの。例えば、利き手が「右」の場合はキャラクターの移動を左手のコントローラーで行うが、利き手を「左」に設定すれば、右手で移動操作を行う。

 
その下の項目「リアシールドグリップ」は盾を構える際のコントローラーの向きに関する設定である。盾は、敵に対して向ける面と持ち手の向きが平行についているため、それを考慮した設定。

 

「リアシールドグリップ」をオフにした状態では、コントローラーのスフィア部分を向けた方向に攻撃を受ける面を向ける。これに対し、設定をオンにすると、「持ち手の向き」とコントローラーの向きが同期するため、実際に盾を構えるような動作をして攻撃を防御することになる。

操作のしやすさや臨場感の有無を考えつつ、設定することができるようになっている。

 
また、以下はモーションコントローラー専用の設定ではないが、以前のレビューで解説できなかった設定項目についても紹介する。

まず、「スナップ移行」の設定項目は、視点スナップ操作に対し、「インスタント」と「低速回転」の選択ができる設定。インスタントでは視点が瞬間的に移行するのに対し、低速回転では、視点が移行する間のフレームも描画される。この低速回転の速度も、設定で変更が可能。

 

「視野フィルタ強度」は、VR酔いに対して配慮した設定項目。移動時やカメラ回転時に、風景の描画範囲を狭めることができる。

VRで酔いやすいという人は、この「視野フィルタ強度」を調整することで酔いを軽減できるかもしれない。なお視野フィルタは「方向転換中」と「移動中」で個別にオン/オフを設定できるので、不要であれば無くすこともできる。

 

強度を最大設定にすると、フィルタ適用時の画面はこのような感じになる。

 
なお、VR酔いに関しては、この「視野フィルタ」の設定の他、前述のスナップ移動により移動中のカメラのブレをなくすこともできる。どうしても酔ってしまうという場合は、こちらの設定も試してみると良いかもしれない。

 
以上が、モーションコントローラー操作の変更点とVR設定の詳細である。その他、コントローラーに合わせてボタンの割り当てが変わっているものの、大きく操作感覚が変わる点は無い。

操作方法を確認したところで、ここからはストーリーを進めてみよう。前回はドラゴンに襲われた「ヘルゲン」という村を脱出したところなので、その続きからスタートとなる。

 

ホワイトランへ

次の目的地となるのは、北にある「ホワイトラン」という街。主人公は、ホワイトランの首長にドラゴンが出現したことを伝えにいくこととなる。筆者はメインクエストについては完全に初見プレイなので、あまりより道せずに進んでみることにする。

道中にある「リバーウッド」という村を経由し、ひたすら道なりに北上。敵と出会うこともなく、無事にホワイトランへ到達することができた。

 

ホワイトランに到着した主人公は、街の首長「バルグルーフ」に、ヘルゲンの村でドラゴンが現れたことを報告。

その後、バルグルーフのもとでドラゴンについて研究しているファレンガーという魔術師の依頼で、ドラゴンストーンというアイテムをとってくるように言われる。ドラゴンストーンは「ブリーク・フォール墓地」というダンジョンにあるとのこと。

ここでメインクエストので初めてのダンジョン探索へ向かうこととなる。

 

VRで初ダンジョン探索!

ブリーク・フォール墓地。薄暗く不気味なダンジョンで、内部にはトラップやパズルも設置されており、これらを突破しつつ探索していく感覚はまさしくファンタジーRPGの王道という感じだ。

今作はそこにVRという要素が加わり、その雰囲気をより深く味わえるようになっている。

 

また、このダンジョンからは敵との戦闘が多くなる。盗賊、蜘蛛のモンスター、ゾンビのような敵と戦いながら奥へと進んでいくわけなのだが、冒頭で述べた通り今回はPS Moveを使ってプレイしている。

前回レビュー時のDUALSHOCK4を用いた戦闘と比べると、これはかなり感覚が違う。筆者は盾と片手剣を使って戦っていたのだが、自分の手の動きと同じようにキャラクターの手が動くと、「自分の体で戦っている」という感覚を強く感じることができる。

「コントローラー1つでここまで変わるのか!」と驚くくらい、臨場感が段違いだ。目の前にいるモンスターも迫力が増し、同じVR視点のバトルでも、全く別物の様に楽しむことができた。

 

墓地の最奥部でボスの「ドラウグル・オーバーロード」を倒すと、目的のアイテムであるドラゴンストーンをゲットできる。これを持ってホワイトランに戻り、ファレンガーに渡せばクエストクリアである。

初めてのダンジョンにしては、以外にも大規模なダンジョンだった印象だ。敵の強さもほどよく、ちょうどダンジョンをクリアするころには戦闘操作にも慣れているくらい。

なにより、ダンジョンの雰囲気が良く出来ているので、VRでの探索の楽しさがこの時点で十分に伝わるものになっている。これは他のダンジョンにも期待せずにはいられない。

 

ドラゴン襲来!

ドラゴンストーンを届けると、イベントで街のすぐ近くにドラゴンが襲来したという情報が入る。その後、話の流れはドラゴンを討伐するという方向に。

 

目的地に向かうと、空から飛来したドラゴンと戦闘になる。前回のレビューでも感じたことだが、こうした巨大なモンスターとVR視点で対峙するとかなり迫力がある。旅を続けていけば、他にも様々な敵と相対することになるのだろう。

今回のクエストは味方が優秀なので、特に苦労することもなくドラゴンを倒すことができた。ここで主人公が持つ、ドラゴンの力を吸収できる「ドラゴンボーン」という素質が明らかになり、この後の物語に展開していくというストーリーになっている。

 

傑作ファンタジーとVRの見事な融合

ここまでゲームをプレイしてきて感じたのは、この「Skyrim」という世界がいかに作りこまれているか、ということである。例えば、ホワイトランへの道中立ち寄ったリバーウッドという村についてだ。

リバーウッドはあくまでホワイトランへ向かう道中として立ち寄るだけなので、情報収集やサブクエストは受注できるが、それほど重要なイベントがあるわけでもない小さな村である。

だが、村の人々を観察していると、会話をしたり、時間によって仕事をしたり家に帰って寝たりと、彼らがこの村で「生活している」様子を見ることもできる。話しかけてみれば、彼らにもそれぞれ性格があり、また他の村人との関係性なども設定されている。

同じ場所にずっと立っていて、いつも同じセリフを話すNPCより「人間らしさ」が感じられ、小さな村の何気ないNPCたちの活動も、Skyrimという世界のリアリティを演出していることが分かる。

こうした細部まで作りこまれたSkyrimの世界だからこそ、これまで多くのプレイヤーが魅了されてきたのだろう。そして今作はそこにVRという要素を取り入れることによって、この素晴らしい異世界にさらに没入することができる。

もともとのRPGとしての完成度に加え、VRでさらなる進化を遂げた「Skyrim VR」。ぜひ一度、プレイしてみてはいかがだろうか。

 
(TEXT by 高橋佑司)

 
●関連リンク
The Elder Scrolls V: Skyrim

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