カヤックに聞くVR採用面接のメリット オリジナルアバターから見える個性とは【週間VRChat】

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日本でも大流行のソーシャルVR「VRChat」。本連載「週間VRChat」では、日々何かしらの新しい技術や文化が生まれているその最先端を、同サービスにどっぷり浸かっている水菜氏(@mizunana_T)にレポートしてもらいます。

 

遠隔地でも上質なコミュニケーションが取れるVR面接

VRChatは日々のコミュニケーションだけではなく、ビジネス的な用途でも活用されている。プライベートでインスタンスを生成すれば、許可したユーザーのみをその空間に入れられる。つまり、面接を行えるわけだ。他にも会議などの打ち合わせにも利用可能で、実際にオフィスを構えるユーザーも存在している。

 

そんな中、面白法人カヤックのVR部は6月4日、VRChat上で企業採用面接を行った。面接官は僕を呼称するいたいけな狐耳少女アバターという、バーチャルならではの面接だ。

 

 
面接官も就活生もお互いに生身の身体ではないが、ビデオチャットやボイスチャットでは味わえないVRならではの「そこに人が居る感覚」が面接とマッチするうえ、遠方から移動する必要もないので場所的なコストが平等になるのがメリットだ。

今回は実際にVR面接を行った「ヨハト氏」にお話を伺った。

 
──VRChatを知ったきっかけは?

ヨハト氏 存在自体は昨年後半にねこますさんが書いていたブログ記事をきっかけに知っていました。

 
──採用面接にVRChatを導入した経緯・動機は?

ヨハト氏 きっかけは、弊社よりスカウトサイトでお声がけした方がVRを用いた遠隔面接を希望されたことでした。VR部はここ3、4年やってきていたのもあり、技術・設備的にはもっと早く実現可能だったのですが、面接官である自分自身のアバターデザインにこだわりすぎたため、実現が遅くなりました。つい先月、やっと自分のアバターが完成したのでVRChatでの面接が可能になったという感じですね。

また、弊社カヤックは今後鎌倉に拠点を移します。VRChat等のバーチャル空間での遠隔コラボレーションは今後必須なツールになっていくと予想されます。なので、このVRChat面接の取り組み自体が今後のワークスタイルの実験にもなるのではないかと考えております。

 
──アバターへのこだわりが?

ヨハト氏 そうですね、何事もまずは自分のアバターを持つことから始めないとという意識がありました。ここ最近、自分自身のアバターを持つ文化が身近になってきています。本当はアバター文化はもっと先だと思っていたので……それもあって、追いつかないといけないという思いもありました。

 
──御社の中で他にアバターを持っている方はいらっしゃいますか?

ヨハト氏 最近実施した「バーチャルアバターナイト」というイベントのために、私を含めた複数人の社員がアバターを完成させました。皆、モデリングは初心者だったので、なんとかお互いに勉強して作成した感じです。

 
──VRChat上で採用面接を行うメリットは?

ヨハト氏 遠隔地でも上質なコミュニケーションが取れることです。視野やジェスチャーのコミュニケーションができるというだけではなく、音声での対話がSkypeなどと比べても快適にできる印象です。どうしても、ビデオチャットなどでは音と映像がマッチしていないことも多く、お互いにストレスを感じてしまうことが多くあります。その点VRChatでは違和感なく対話ができています。

また、プライベートルームは招待しないと入ることが出来ないため、秘匿したコミュニケーションを取ることが出来るのも良い点でした。

 
──逆にデメリットは何ですか?

ヨハト氏 現状ですと社内でもVRChatを利用可能なVRの常設環境が限られるため、いちいちセットアップしたり、あるいは常設環境の場所に行かないといけない点です。もちろん、デスクトップモードですと、その縛りはなくなるのですが、それだとこちらから伝える情報の精度が落ちてしまいますね。あとはリアルのように資料をお互いに見ながら何か説明するというのができないのも、課題の一つです。

 
──VR面接を通して気づいたことはありますか?

ヨハト氏 デフォルトアバターだと魂が伝わってこないことです。個性を見出すことができなくなってしまい、頭の中で本当の姿を想像しなくてはいけなくなります。これってつまり、音声通話と結局は変わらない状況なんです。そうなると、電話の方が断然楽です。今回は、急遽の対応ということでデフォルトアバターでもOKにしました。ただ、参加の敷居を考えるとオリジナルアバター縛りにしないほうが良いとも思いますが、悩ましい所です。

 
──オリジナルアバターから見える個性は、どんなものがありますか?

ヨハト氏 自分も相当悩んでモデルをつくったというのもあって、その人の考えや好きなものがひと目で分かるのがいいと思います。

 
──面接以外の用途は何か考えられますか?

ヨハト氏 1体1の面接に限らずに、例えば会社説明会だったり勉強会なんかもVRChat上で出来ると思っています。バーチャル活動として、弊社カヤックがどのような会社なのかをVRChat上のワールドで再現して、見てもらうなんてことも考えております。その時に必要なのが社員のアバターなので、本音を言うと全社員アバターを持っていてほしい。そうしたら、より出来ることの幅が広がっていくと思います。

また、今回は急遽VRChat面接を実施しました。弊社カヤックには蓄積した技術や設備がある程度ございますので、こういった形で「出来ませんか?」と言って頂ければ、即対応できることは色々とあると思います。

今のところ、VR部とオルタナティ部の面接担当はVRChat対応が可能で、下記のように募集しています。

・VR部:https://www.kayac.com/recruit/career/works/2#recruit-category-8
・オルタナティ部:https://www.kayac.com/recruit/career/works/2#recruit-category-7

ご興味のある方は、以下からエントリーが可能です。

・中途の方:https://www.kayac.com/recruit/career
・新卒の方:https://www.kayac.com/recruit/fresh

また、念のためヨハトのリアル世界でのアバターはこちらで、もちろんカヤックに所属しております。もし機会がありましたら、ぜひともお問い合わせ頂ければと思います。

 
 
コミュニケーションツールが、新たな形でスタイルを形成する。夢に見たバーチャルな未来はすぐそこまで来ているのだろう。

 
 
(TEXT by 水菜、EDITED by Minoru Hirota

 
 
●関連リンク
カヤックVR部
VRChat

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