シリコンスタジオとEIZO、HLG対応のHDR開発で協業 今年6月の展示会にて初公開

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シリコンスタジオとEIZOは4日、HDR(High Dynamic Range)分野の開発で協業すると発表した。シリコンスタジオがコンテンツを手がけ、EIZOがHLG対応ディスプレーをそれぞれ担当することで、ソフト・ハードの両面からコンテンツ制作をサポートするHDRソリューションを提案する。対象となる業界は、放送、自動車など製造を中心に、ゲーム、映像とのこと。

 
HDR(High Dynamic Range)は、映像における輝度のレンジを拡大する技術。現行規格であるSDR(Standard Dynamic Range)と比較すると、およそ100倍もの輝度信号を記録することができるため、従来は黒く潰れていた日陰の部分を視認できるよう描写した上で、日向の部分も白飛びさせることなく明瞭に表示することが可能になる。HDRで記録した映像をHDR対応ディスプレーで表示することで、ディスプレーでも肉眼で見たものにより近づけられるようになる。

 
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左がHDR、右がSDRのイメージ。HDRはSDRと比較して明るい部分や暗い部分でもディテールを表現することがでる。
 

HLGは、NHK(日本放送協会)とBBC(英国放送協会)が共同で推進しているHDR方式の1つ。HDR表現はもちろん、生放送で使用できることや、SDRとも高い互換性が維持されていることなどが特徴。NHKでは、2016年から開始を予定しているBSでの4K/8Kの試験放送において、この技術が使用できるように、放送方式の標準化や設備の整備を進めているようだ。

 
なお両社は6月22~24日に開催する「第24回 3D&バーチャルリアリティ展」、ならびに6月29日~7月1日の「第2回 先端コンテンツ技術展」に出展し、シリコンスタジオによるHLG対応のリアルタイムCGデモを、EIZO製HDRディスプレーの試作機で初公開する予定だ。

 
この協業により、従来では表現できなかった映像をより高い再限度で表示でき、デザイン時のCGと実物の色合いが異なるといったギャップを解消することができるのではないだろうか。

 
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