バーチャルガイド・レナによる牧場案内を体験! KDDIとパソナテックが都心で実証実験をスタート

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丹後王国が運営する「大手町牧場」は、KDDIとパソナテックシステムズが開発した「キャラクターAI」を使った牧場内案内システムの実証実験を7月4日よりスタート。12月28日までの約半年間、無料で来場者が利用できる。

 

東京駅から歩いて数分の大手町牧場が実証実験の会場。

 

大手町牧場は東京駅そばにあるJOB HUB SQUAREの13階という都会のビル内にある施設。

 

実際の動物を飼育し、酪農分野の人材育成や食育の普及を目指している。

 

畜産で飼育される動物を中心に……。

 

動物とふれあえる。

 

また畜産関係のリクルーティングにも力を入れている

 
今回の実験のシステムは、KDDIが初期開発を担当した「バーチャルガイドソリューション」を元に、パソナテックが導入と運用担当している。来場者にはグリップケースのついたiPadを用意し、iPadのカメラ映像にバーチャルキャラクターのレナが登場して、牧場内をアニメーションで動きながら案内してくれるというもの。

 

来場者が使用するiPadには、持ちやすいようにグリップケースが装着されている。

 
iPadを持ち歩くと、位置情報を記録した吹き出し型のマーカーが表示され、その地点に近づくとレナがその場所に合わせて案内をしてくれるほか、マイクボタンを押して音声での質問も可能。「ジャージー牛について教えて」など牧場内の動物に関連する質問をはじめ、各ポイントに用意されたクイズのヒントなどが聞ける。またカメラボタンも用意しており、iPadでレナと一緒に合成された牧場内の写真撮影も可能だ。撮影した画像は、牧場内の案内終了後に表示されるQRコードを読み取ってダウンロードできる。

 

案内がスタートすると、画面上にレナが登場。

 

テキストと音声だけでなく、身振り手振りを交えて案内。

 

マイクボタンを押しながら話しかけることで、質問について解説してくれる。

 

最後に表示されるQRコードをスキャンすると、カメラボタンで撮影した写真をダウンロード可能だ。

 
KDDIの「バーチャルガイドソリューション」はこれまでもCEATEC 2017での展示や、登場キャラクターに初音ミクを使った「ミク☆さんぽ」などで使われていたが、こまではAndroidがプラットフォームだったため、空間認識技術にはGoogleのTangoを使っていた。今回は試用する端末がiPadなので、AppleのARKitを利用しているとのこと。音声認識などのシステムは同じ技術を使用している。

 

これはCEATEC 2017のKDDIブースで展示されていたデモ。キャラクターのレナは同じだが、こちらの端末はAndroidでTangoをベースに開発されていた

 

今回はARKitがベース。ARCoreに引き継がれてはいるものの、「Project Tango」のサポートが3月1日に終了しているのは大きい。

 
7月4日にはプレス向に発表会も行われ、「キャラクターAI」を導入した大手町牧場を運営する丹後王国の代表取締役社長 伊藤真人氏と、開発を担当したKDDIのプロダクト開発1部長 早瀬聡氏、パソナテックシステムズの代表取締役社長 加藤直樹氏が登壇。丹後王国の伊藤氏は今回の実証実験に参加した目的について「キャラクターAIの導入により、来場者に対して深い知識や情報を伝えたい」と語っている。

 

アルパカに見守られながらのフォトセッション。左からKDDIの早瀬聡氏、パソナテックシステムズの加藤直樹氏、丹後王国の伊藤真人氏。

 
KDDIの加藤氏は、バーチャルガイドソリューションの利点について「好きな時間に1対1の手厚いガイド体験が受けられる」とアピール。実際に人を使った一般のガイドの場合、出勤シフトの調整やガイドをする時間と人数の制限が必要となり、さらに各ガイドのスキルにも差が出てしまうという。その点バーチャルガイドソリューションなら、24時間365日いつでも利用できて、施設訪問者の好きなタイミングでガイドをスタート可能。さらにAIによりガイドスキルも平均化されるわけだ。

 

バーチャルガイドソリューションを使うことで、来場者に対し柔軟かつ高品質な対応ができるようになる。

 
現在のシステムでは位置情報を使ったビーコンと、音声入力のみがトリガーとなっているが、今後の課題としてはカメラがとらえた被写体を検知して、それに対しての回答なども目指していきたいとのこと。また多言語化の対応や対話の充実、キャラクターのバリエーションや動作の拡充、さらにIoT機器との連携も強化を目標としている。

 

海外からの来場者なども見据えて、多言語化などにも対応していく予定。

 
さらに今回運用を担当しているパソナテックシステムズの加藤氏は「この実証実験後にバーチャルガイドソリューションの商用展開を目指しており、観光やアミューズメント施設のほか、工場やオフィス見学、町おこしのイベントなどに使えるのでは」と話していた。

 

パソナテックシステムズがバーチャルガイドソリューションで実装または提供予定の機能や、商用化時の想定顧客。

 
●実証実験概要
・期間:2018年7月4日〜2018年12月28日
・場所:大手町牧場(東京都千代田区大手町2-6-2 JOB HUB SQUARE 13階)
・実施時間:12〜18時(平日)/12〜17時(土曜日) *日祝日は休館
・料金:無料

 
 
(TEXT by 中山智

 
 
●関連リンク
大手町牧場
KDDI
パソナテック

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