「CRIWARE」がVRを視野に「触覚技術」に対応！CRIとイマージョンの技術提携で実現
ＣＲＩ・ミドルウェアは、ゲーム開発向けミドルウェア「CRIWARE」において、従来の音声・動画技術に加えて新たに触覚技術（ハプティック）に対応していくために、触覚技術の分野に強い米国イマージョンコーポレーションと技術提携したと発表した。VRを視野に、聴覚・視覚・触覚を統合したゲーム演出の開発をサポートする。
イマージョンが開発・提供するタッチセンス（TouchSense）ゲームソフトウェア開発キット（SDK）は、アプリケーションソフトにおいて、120種類以上の触覚効果を可能にする技術として、現在はAndroid搭載スマートフォンに対応。衝突や爆発、エンジンの振動などから、叩く、触れる、擦れる、あるいは上昇感・下降感といった感覚まで、触覚によって感じる効果を、多種多様な振動パターンによって実現している。この触覚技術が、VR技術と組み合わせることで、よりリアルな体験を可能にしてくれる。
CRIWAREにタッチセンステクノロジーを組み込むことで、スマートフォンゲーム開発者は、ゲーム演出に必要な映像・音声に加えて、タッチセンステクノロジーのバリエーション豊かな触覚効果を、CRIWAREのツールでデザインし、ゲームに取り入れられる。製品の提供は2016年夏頃を予定。
●イマージョン・ジャパン 代表取締役社長 嶋田展光氏のコメント
「過去数年間で触覚効果（ハプティックス）を採用したモバイルゲームへの関心が一気に高まりました。触感効果を取り入れたモバイルゲームは消費者の間でも人気を博しており、今後ハプティックスの導入が進んでいくことで、ますます人気が高まるものと見込んでいます。ＣＲＩ・ミドルウェア社との提携を通じて、より多くのモバイルゲーム開発者の皆様にハプティックスを取り入れた新たなゲームを世に送り出していただけるようになりました。」
●ＣＲＩ・ミドルウェア 代表取締役社長 押見正雄氏のコメント
「ＣＲＩは、新たな表現・演出を可能にし、ユーザー体験を豊かにする技術の開発・提供に力を入れています。CRIWAREにイマージョンの革新的な技術を組み入れることで、聴覚、視覚、触覚のすべての感覚に訴える表現・演出を創造できる環境を、ゲーム開発にもたらします。」
●関連リンク
・ＣＲＩ・ミドルウェア
・イマージョンコーポレーション
