SIE吉田氏が語る「PlayStation VRを推進できたのはOculusのおかげ」

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5月10日、東京品川にて開催中のVR専門カンファレンスイベント「Japan VR Summit」。最初のセッションでは「VRがもたらす大変革」と題して、Oculusパートナーシップリードの池田輝和氏、HTC Corporation、VP of Virtual Reality New Technology、レイモンド・パオ(Raymond Pao)氏、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、ワールドワイドスタジオ プレジデントの吉田修平氏が登壇。理化学研究所適応知性研究チームチームリーダー/ハコスコ代表取締役の藤井直敬氏をモデレーターに、パネルディスカッションを行った。

 
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藤井氏

 
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池田氏

 
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パオ氏

 
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吉田氏

 
その中の「お互いの製品のスゴいと思うところを教えてください」という質問において、吉田氏は「Oculusといえば、世の中にDK1を出していただいたのが非常にうれしかった」とコメントしていた。

 
「当時、Project Morpheus(PS VRの開発コード名)を水面下で開発していて、(Oculusの共同創業者の)パルマーとかも知っていたけど、DK1がリリースされたことがきっかけで、世界中のデベロッパーがいろいろなものをつくり始めた。モダンなVRコンテンツを作るツールとして提供していただいたのがうれしかった」と、Oculusの功績をたたえた。

 
藤井氏が、「もしOculusがなかったらPS VRはどうなっていた?」と問いかけると、「企業というのは、いろいろな理由でビジネスの決定をしていく。Oculusとそのデベロッパーが世にいろいろなコンテンツを提示してこなかったり、あるいはFacebookがOculusを買収したことで非常に大きなニュースとして取り上げられることがなかったら、社内のR&Dやゲームを作っていくメンバーがVRを推進していくにあたって順調な行動にならなかった」と吉田氏が答えた。

 
さらに吉田氏が強調したのは、数社のプレーヤーが同時に出てきたことの重要さだ。

 
吉田氏は「2014年、東京ゲームショウ(TGS)にPlayStation VRとOculus Rift、Gear VRが一斉に展示されたことで、テレビも含めて多くのメディアが『今年のTGSはVRだ』と一斉に報道して訴求能力を業界全体であげることができた」と振り返る。

 
その上で、「どんなに頑張っても1社でそこまで盛り上げることはできない。HTCさんもお台場のVRアトラクション施設『VR ZONE Project i Can』などにViveを提供されて、多くの人が楽しい体験をしている。3社がそれぞれの得意分野で話題やツールを提供したりビジネスをサポートしていることが、業界全体の盛り上がりにつながっているのかな」と語った。

 
この意見について、HTCのパオ氏とOculusの池田氏も大きな賛同を見せた。池田氏は「Healthy Competition。一緒に盛り上げていくのを推進していきたい」と語っていた。

 
 
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