これぞまさに、史上最悪の厄災たるゴジラ……! 圧倒的迫力、恐怖・絶望までも体感できる「ゴジラ VR」体験レポ

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バンダイナムコエンターテインメント展開するVRエンターテインメント施設「VR ZONE」。VR映像と連動した様々な体感装置により、作品の世界観により深く没入するアクティビティを楽しめるスポットである。

新宿・歌舞伎町に展開する「VR ZONE SHINJUKU」はそんなVR ZONEの旗艦店舗の1つであり、現在17種に及ぶコンテンツを展開中だ。そしてこのSHINJUKUで、映画「シン・ゴジラ」の世界観をVRで体験できる「ゴジラ VR」が11月3日より稼働した。

 

▲「ゴジラ VR」PV

 

本アクティビティは、大阪・角田町に展開する「VR ZONE OSAKA」では先行して稼働していたが、今回ついにVR ZONE SHINJUKUを含む全国の施設で体験が可能になる。

VR ZONE SHINJUKUでは、正式稼働に先駆け、10月26日に「ゴジラ VR」を先行体験できるプレオープンを開催しており、今回そちらで実際に体験してきた。その様子をレポートしていきたい。

 

まさに最悪の厄災……圧倒的存在感の「ゴジラ」の迫力


▲「ゴジラ VR」キービジュアル

 
「ゴジラ VR」は、攻撃ヘリ部隊の一員としてゴジラと戦い、「血液凝固弾」を打ち込んでゴジラの活動を停止させることを目指すアクティビティ。

体験者はVRゴーグルを被り、コックピット風の座席に座ってコンテンツを体験する。この座席は、映像に連動して振動したり傾いたりする仕組みになっており、VRで見ている景色と体の感覚が一致することで、より深い臨場感を味わえるようになっている。

 

▲体験中のイメージ

 
座席の左右には、1本ずつレバーが備えられており、プレイヤーは攻撃ヘリのガンナーとして、このレバーのボタンを押してゴジラに攻撃を加えることとなる。

ボタンは左右それぞれ2つで、人差し指部分のトリガーと、親指部分のボタン。人差し指のトリガーではミサイルを発射し、親指ボタンでは「血液凝固弾」を発射する。

 

▲レバー部分

 
「シン・ゴジラ」では、ゴジラの活動を停止させるため「血液凝固剤」を使用したが、本アトラクションではこれを砲弾として利用するようだ。

まずミサイルでゴジラを弱らせ、そののち口の中に「血液凝固弾」を放って、ゴジラを封じる作戦となっている。ミサイルや「血液凝固弾」の照準は視線の向きで調整する。ちなみに、レバーは傾けることができるが、ヘリの操作は自動のため特に影響はない。

ヘッドフォンからは、ゴジラや都市の状況、自分が何をすればいいのかといったことを教えてくれる無線が聞こえている。

 

▲都市を破壊するゴジラ

 
体験がスタートすると、まずは都市の中をヘリで移動するシーンが展開。逃げ惑う人々の様子を眼下に見ながら、倒壊していく高層ビルの瓦礫を躱しつつ、翻弄されるように飛行していく。

ゴジラによって「破壊されていく都市」をまざまざと見せつけられ、その存在がいかに絶対的かつ驚異的なものであるかを体感させられる場面だ。

 
都市の中を飛行するなかでは、時折ゴジラに急接近する場面も。さまざまな角度でゴジラに近づくシーンがあり、その巨躯が目の前に迫る。大きく開けた口のすぐ横を通り過ぎるシーンは、そのまま喰われるのではとハラハラさせる凄まじい迫力である。

 
ちなみにこの時、体験者はゴジラを攻撃することは出来ないようになっている。無線では「攻撃許可はまだか!」といった連絡をしているのだが、「民間人がまだ残っているから攻撃許可は出来ない!」といった感じでなかなか許可が下りない。

実はこの場面は、映画内で描かれていた「司令部がまとまらない状況」を体験するための演出なのだとか。

つまり内閣などで会議が行われるも、なかなか重要なことが決まらないといった映画の前半部分の様子を、現場の部隊員視点で味わうことになる。眼下にはおびえ逃げ惑う市民、ビルの倒壊から逃げ遅れる者なども目にしながらのこの状況だ。ヤキモキ……というかそれ以上に絶望感、無力感、焦燥感、悔しさ、といった心情をリアルに体感することができるのである。

 

▲ミサイルで攻撃するも、まるで効いている様子がない

 
その後は、ついに攻撃許可が下り、ゴジラとの決戦に移行するものの、ゴジラにはヘリのミサイルもほぼダメージは与えられない。「シン・ゴジラ」で描かれた、人間など意にも介さない、圧倒的な「災害」としてのゴジラとここで対峙することとなる。

ゴジラの反撃により、味方のヘリも次々と撃墜され、自分の乗っているヘリもぼろぼろになって追いつめられた状況に。ゴジラを止めるためには「血液凝固弾」を命中させるほか道はなく、体験者たちは、決死の作戦に身を投じていくこととなる、というストーリーになっている。

 

▲背中から熱線を放射するゴジラ

 
今回の「ゴジラ VR」は、ゴジラの映画シリーズを手掛ける東宝が監修を手掛けており、さらにゴジラのモデルやモーションに関しては、「シン・ゴジラ」でのゴジラを手掛けた白組が制作しているとのこと。

つまり、本アトラクションに登場するゴジラは、「映画のゴジラそのもの」なのである。「ゴジラはこうじゃない」という要素を徹底的に潰しつつ製作されているので、動きや情景、重々しさなどは、映画に登場したあのゴジラと全く遜色のないものだ。

加えてVRでの体験を重視して、今回ゴジラを設定より大きくしているのだという。設定どおりの大きさでVRで見た時、VRディスプレイなどの影響で映画での印象よりも小さく感じてしまうため、「映画で感じているのはこういう大きさと迫力だ!」という体感を想定して寸法を合わせたとのこと。

 
そのため、その迫力、重量感はまさに映画のイメージ通り。VRによって目前に迫るその姿は、熱心なファンをも大いに高揚させてくれることだろう。

なお今回筆者は一人で体験したが、最大4人までが同時に参加でき、同じ攻撃ヘリ部隊として、声を掛け合いながら一緒に作戦に参加することも可能である。

 

ヘリのルート作りは「パズルだった」 タミヤ室長らが語ったゴジラ VR


▲タミヤ室長(写真右)と小笹氏

 
体験後は、「Project i Can」の田宮幸春(通称、タミヤ室長)氏、ゴジラVR担当の小笹千紘氏にお話を伺うことができた。印象深かったのは、ヘリの「ルート作り」に関する苦労のお話しだ。

前述の通り、本作のゴジラは東宝協力のもと、映画のゴジラに極めて忠実に再現されている。

しかし映画のゴジラに忠実であるが故、例えばヘリで町を移動しながらゴジラを追う場面で、「ゴジラをこのスピードで歩かせたい」という希望があったとしても、実際のゴジラの動きはもっと重々しいものであるため、ヘリのルートやスピードの調整を行ったりする場面があったとのこと。

 
またVRコンテンツであると、ちょっとした違和感を感じた時点で臨場感を感じられなくなってしまうという部分があるため、それを避けるのも苦労した点だという。

例えば「ゴジラの尻尾の下を通る」という場面があり、画面的には迫力満点のシーンなのだが、普通はそんな危ない場所は通らないはず。そこで違和感を感じると、感情的に冷めてしまうこともあり得る。

そこでビルの倒壊などでそのルートを通らざるを得ない演出を加えたりとつじつま合わせをする必要があったとのこと。

 
また、VRである以上、もちろん「VR酔い」に対する対策も必要になってくる。酔いを避けるためにヘリが急激に曲がったりしないようにしつつも、色々な角度からゴジラを見せるにはどうしたら良いのか、試行錯誤したそうである。

見せたい画を見せつつ、ゴジラのイメージを忠実に再現し、さらに酔わないヘリのルートを作るのは、タミヤ室長曰く「パズルだった」とのこと。

 
しかしそんな苦労あってか、この「ゴジラ VR」は非常に素晴らしい作品になっている。「シン・ゴジラ」は4DXで見てきた筆者であるが、ここまでの迫力と臨場感のあるゴジラを見られるのは本アクティビティならではだろう。

映画を何度も見ながら製作したということもあり、背中からの熱線放射のシーンなど、「このシーンが見たかった!」という場面がもれなくVRで再現されているのも嬉しい。

 
本アクティビティは、VR ZONE SHINJUKU(東京都)にて、11月3日に稼働開始。またnamco イオンモール各務原店(岐阜県)、namco イオンモールKYOTO 店(京都府)namco イオンモール大日店(大阪府)のVR ZONE Portalにて、11月3日以降稼働を開始する。なお、VR ZONE OSAKA(大阪府)ではすでに稼働中だ。

11月3日は1954年に第1作目が公開されたことから、「ゴジラの日」とも言われている。ゴジラファンの方は、ぜひVR ZONEで「ゴジラ VR」を体験してほしい。

 
●施設概要
施設名:絶叫エンターテインメント「VR ZONE SHINJUKU」
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1(JR新宿駅東口 徒歩7分/西武新宿駅 徒歩2分)
休業日:年中無休
営業時間:
10:00~22:00(最終入場時間21:00)
※アクティビティ受付終了時間21:30
(各アクティビティに列がある場合は、早めに受付終了の場合あり)
※飲食ラストオーダー:フード21:00/ドリンク21:45

 
(文 高橋佑司/編集 花茂未来

 
●関連リンク
VR ZONE SHINJUKU
ゴジラ VR

TM&(C)TOHO CO., LTD.
(C)BANDAI NAMCO Amusement Inc.

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