【連載】神足裕司 車椅子からのVRコラム「けん玉できた! VR 」編

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今回の神足さんはVRでけん玉をやっちゃいます。VRけん玉師 川崎 仁さんと!

 

実はボクはけん玉が得意だった。子どものころブームがあった。「世界一周」や「もしかめ」(もしかめ:けん玉の技のひとつ。大皿に玉を乗せた状態から、中皿、大皿、中皿、大皿…と交互に玉を乗せかえること)なんかも得意げにやっていた。

今の子どもたちがスマホをポケットに入れているように、尻のポケットにけん玉をさしているのがかっこよかった。自分の子どもが産まれてからも、できるお父さんとしてちょっとは指南したこともあったが遠い昔。が、最近おもしろいものに出会った。

VRでけん玉を練習すると現実でもけん玉ができるようになるという「けん玉できた!VR」というゲームだ。

 

VRでけん玉を練習すると現実でもできるようになるという画期的なゲーム。リハビリやトレーニングなどの効果も期待出来る。

 

開発したのはけん玉4段の川崎 仁(@VRkendama)さん。開発のきっかけは身体を壊したお母さんが外出もあまりしなくなり、その運動不足解消のためと聞いた。

たしかにけん玉は膝の屈伸が決めてだ。けっこういい運動になるに違いない。不器用な妻は、もちろんけん玉だって苦手。さっそく普通のけん玉を試してもらう。

けん玉の持ち方から習って「もしかめ」をやってみるという暴挙。もちろん大皿で玉を1回うけることすらできない。次に川崎さんの指導の下、HMDをつけてVR空間内のけん玉で練習する。重力を無視してけん玉がゆっくり動く。

神足さんの奥様もプレイ。5〜10分のゲーム後、すぐに練習の効果が現れる!

もちろん、けん玉を操作しているのはコントローラーを持っている自分で失敗もする。不器用な妻も数回やると玉の動きとうけるタイミングが合ってくる。傍からみていると身体の動きもギクシャクしていたのがすこしづつスムーズになっている。

物理的なことや時間を越えて仮想の中で練習するということがこんなに有効だとはおもってもみなかった。開発者の川崎さんもおっしゃっていたが開発の一番の苦労は玉が皿に当たるときの摩擦だったりをプログラミングすることだったといっていたから、より現実のけん玉に近い感覚で、しかも現実とは次元の違うところで練習できるということだろう。

これでわずか5分ほど練習した妻はみごと「もしかめ」を成功した。

 

川崎さんからレクチャーをうけるけん玉上級クラスの神足さん。ゲーム後はさらに安定感が増していた。

ボクももちろん体験した。次元の違うところでけん玉をするという不思議な感覚をボクも味わった。

これで練習すれば、難しい技だって手の動かし方と玉の動きがどうやったら最良なうごきか頭で理解できる。脳もそれを覚えるのだろう。現実のけん玉でも脳が覚えていればできるようになる。

いろいろ応用できる未来を感じる。すごいぞVR。川崎さんはこれからジャグリングや卓球なども開発するといっていたが、今回の体験はボクにものすごい未来を感じさせてくれた。VRの未来がまた見えたようだった。

 

 

●著者紹介

撮影:石川正勝

神足裕司(こうたりゆうじ)
1957年、広島県出身。黒縁メガネ・蝶ネクタイがトレードマークのコラムニスト。「金魂巻(キンコンカン)」をはじめ、西原理恵子との共著「恨ミシュラン」などベストセラー多数。2011年にクモ膜下出血発症。1年の入院生活を送る。半身マヒと高次脳機能障害が残り、要介護5となったが退院後、執筆活動を再開。朝日新聞をはじめ連載も多数。最新刊は「一度、死んでみましたが」「父と息子の大闘病記」などがある。

 

●関連リンク
朝日新聞デジタル 連載 コータリンは要介護5
神足裕司Twitter
けん玉できた! VR

 

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