1人でも、みんなでも、初心者でも楽しめる! PS VRのパーティーゲーム「Animal Force」レビュー

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「やられる前にやれ!」な攻めのゲームスタイル

次はゲームルールを見ていこう。タワーディフェンスというジャンルのゲームは、主に拠点等の防衛を目的としたもので、拠点が攻撃を受けて破壊されたり、一定数の敵を撃退できずにとり逃してしまったりするとゲームオーバーになる。

敵の侵攻はWave(ウェーブ)という単位で行われ、

 
①Waveが始まり敵が侵攻してくる

②敵を倒し防衛設備の素材などを獲得

③Waveの全ての敵を倒すとインターバル。防衛設備を設置/強化

④また次のWaveが始まる

 
という流れを繰り返すのが一般的である。その他、ゲーム次第でルールは変わってくるが、要は「敗北条件を満たさずに、最終Wave終了まで耐える」というのがゲームの基本となる。

 
Animal Forceの場合、敗北条件は2つ。「場にいるアニマルが全て倒されること」と、「エイリアンに人間が10人さらわれてしまうこと」だ。

 

●場にいるアニマルが全て倒される


▲フィールドに存在できるアニマルは、前述した「リボンコントロール」で操作しているアニマルの数も含めて、最大10体。全員倒されてしまうとゲームオーバーになる。

 
バトル開始時、プレイヤーは、最大3種類のアニマルを選択して戦いに挑むこととなる。最初はその3体だけしかいないが、敵のエイリアンを倒すとその3種類のうちのいずれかのアニマルが新しく出現する。それをキャッチすることで味方のアニマルが増えていき、最大で10体のアニマルがフィールドに存在できる。

 

▲出現したアニマルは、画面奥から手前に向かって流れてくる。


▲画面から消える前にタッチできれば、そのアニマルは画面内に留まり、戦力として使えるようになる。

 
敵のエイリアンたちは、突進や射撃などさまざまな形で味方のアニマルを攻撃してくる。攻撃を受けたアニマルは消えてしまい、全てのアニマルが消されてしまうとゲームオーバーとなってしまう。

敵の攻撃を受けない様、アニマルたちの特殊能力を上手く組み合わせてお互いに守りあう布陣を築くのが重要だ。

 

▲射撃やシールドなど、アニマルたちの能力を効果的に発揮できる配置を考える必要がある。

 

●エイリアンに人間が10人さらわれてしまう


▲一度エイリアンを逃がすと、専用の赤いレールが出現し、人間をさらってきたエイリアンがそこを通って帰っていく。10人さらわれてしまうとゲームオーバー。

 
2つ目の敗北条件は、エイリアンに人間が10人連れ去られてしまうこと。エイリアンたちは、ゲートから出現したのち、そこから伸びたレールに沿って移動していく。彼らを倒さずに放置すると、一度画面外に消えていき、その後さらってきた人間を連れて再び戻ってくる。

人間を連れたエイリアンたちは、専用のレールを通って彼らの宇宙船へと帰っていき、宇宙船まで到達してしまうと人間が連れ去られてしまう。この連れ去られた人間の数が10人に達してしまうと、その時点でゲームオーバーとなる。

 

▲縦横無尽に進行するエイリアンたちを全て止めるのは、なかなか難しい。

 
ゲートは複数同時に出現することが多く、縦横斜め、さらに前に後ろにと様々な軌道を描くレール全てをカバーして敵を取り逃さない様にするのはなかなかに大変。

さらにゲートの位置とレールの軌道はWaveごとに変わるほか、敵の中にはレールを無視してアニマルに突進攻撃を仕掛けてくるものなどもおり、こうした敵に対処するためにも都度アニマルたちの配置も変えていかなければならない。

 
「全部抑えるのが難しいなら、敵が帰るルートだけカバーしておけばいいんじゃないか?」と思う人もいるかもしれない。

人間をさらってきたエイリアンの通るレールは一本道で、Waveによる変化もないので、確かにこの道を妨害出来るようにアニマルを配置しておけば、エイリアンをここで全て倒すことができる。

 
しかし、帰還中のエイリアンは、倒しても「新たな仲間のアニマルは出現しない」という特性がある。ゲートから出現したエイリアンたちは当然攻撃を仕掛けてくるわけで、その攻撃でアニマルの数が減ってしまうと、戦力の補給ができなくなってしまう。

すると新しくゲートから出現したエイリアンたちを倒すことができず、結果的に

 
新しくゲートから出現した敵を取り逃す

人間をさらって帰ってきたエイリアンに対処しなければならない

敵に攻撃されても戦力の補給ができない

新しくゲートから出現したエイリアンたちに対応する戦力が確保できない

またエイリアンを取り逃す

 
という負のループにハマってしまう。なるべくなら新たに出現したエイリアンは早めに倒し、帰還中のエイリアンを狙うのは最後の手段くらいに考えておいた方が、後々ジリ貧になって追いつめられるという事態を避けられる。

 

▲このレールに配置する戦力は、必要最低限にしておいた方が無難だろう。

 

●逃げる敵も逃さない デイフェンスなのに「攻め」のゲームスタイル

タワーディフェンスといえば、一般的には敵がこちらを「攻める側」で、プレイヤーの目的は「防衛」となる。そのため罠などを張って敵を待ち受けるということが多いが、本作は上記のようなゲームシステムのため、より積極的に敵を排除する姿勢の方が有利になる場面が多いように感じた。

例えば、エイリアンの出現位置に近いところにアニマルたちを配置しておけば、撃ち漏らしがあったとしても、画面からいなくなる前に気づくことができる。

すると前述した「リボンコントロール」を使ってすぐにその撃ち漏らしを倒しに行けるので、人間がさらわれるリスクを減らすことができる。タワー「ディフェンス」にも関わらず、攻めの姿勢が大事になるというのは、なかなかに斬新だ。

 
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