マウスコンピューターが貸し出しサービス実施中の「DAIV-NG5720シリーズ」レビュー VR対応ハイスペックノート

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筆者はこの数か月の間で、取材のために東京ゲームショウや東京モーターショーなど複数のイベントに足を運んだ。そしてどのイベントでもVRやARのコンテンツ展示が増えていることを実感している。

ただ、イベント展示者にとてってはVR対応のデスクトップPCを持ち運ぶのはとても大変。そこで持ち運びやすいVR対応ノートPCの選択肢として今回レビューするのは、マウスコンピューターからクリエイター向けに貸し出しサービスを行っている「DAIV-NG5720シリーズ」(関連記事)。

このノートパソコンは「GeForce GTX 1060」を搭載しており、VRコンテンツを体験するには十分なスペックを持っている。執筆時点で全てが貸し出されており同サービスの人気の高さがうかがえた。

 
 

高級感のあるヘアライン加工


上から見た写真。本機のベースカラーはブラックとなっている。ヘアライン加工が施してある部分は高級感のある金属光沢が見て取れる。

 

ヘアライン加工は天板とパームレストの部分に施してあり、近くで見るとうっすらと細いラインが見える。

 

開いた状態。ディスプレイの上にはカメラとマイクを搭載しており、キーボードの上にはステレオのスピーカーを内臓している。

ディスプレイの明るさは10段階で変更が可能であり、sRGB比95%液晶パネルを採用している。

 

底面の写真。手触りはアルミのような金属。空気を内部に取り入れるための通気口の面積は、一般的なノートPCよりも比較的広い。

 
 

明るい!バックライト付きキーボード


キーボードにはテンキーが付いている。数字の素早い打ち込みや、ソフトウェアのショートカットなどでもなにかと使用する人は多いのではないだろうか。

 

またキーボードにはバックライトが搭載してある。輝度はファンクションキーで5段階の調節が可能となっており、写真は最低輝度の状態。

 

また輝度を最大にすると大幅に明るくなり、暗い場所での作業も問題ないなく進めることができるだろう。

 

タッチパッドはさらさらとした手触り。マウスボタンの間には指紋認識センサーがあるので、パスワードを打つ手間を省くことができる。またボタンは押し込んでも「カチッ」っといった音が出ないので、静かにクリックすることができる。

 
 

機能的なインターフェース

 

本体前面の左側にはステータスLEDが内臓してあり、バッテリーの充電や稼働状況が一目でわかる。

 

本体の左側面。インターフェースは左からHDMI、USB3.0、mini DisplayPortが2つあり、搭載している液晶画面を含めて4つの画面出力が可能。また本機は外部映像出力信号はGeForceと直接接続してあり、部映像出力端子はすべて4K-UHD解像度に対応している。

本機は「GPU Switch」機能を搭載しており、専用ソフトウェアによってグラフィックスプロセッサーをGeForceに固定することが可能。これにより外部映像出力の解像度制限やアプリケーションとの互換性問題を解決している。

 

本体の右側面。ノートPCには珍しくライン出力音声端子を搭載しており、ヘッドフォンとスピーカーへ同時に音声を出力することもできる。その右隣にはSimカードスロットが搭載してるが、本機では使用しない。

また本機にはUSB3.1のポートを2つ搭載している。USB3.1は理論値では最大速度で10Gbpsのデータ通信が可能となっており、ポートもUSB Type-Cとなっているので上下気にすることなく挿入することができる。

一番右側にはケンジントンロック装着用の穴も搭載している。イベント会場でデモとして本機を使用する際にも安心して置いておくことができるだろう。

 

本体の背面。左側はほぼ通気口となっており、壁際に本機を置く際は完全に背面と密着しないように注意が必要だろう。また背面にもUSB3.0ポートを搭載しており、物の置き場所、あるいはつけっぱなしにしたい外付けHDDを使用する場合は重宝するだろう。

 

繋いでいる時間が長い電源コードは背面に接続するかたちで、資料などが散乱しがちな仕事机でもケーブルがジャマになりにくい。

 

こちらはACアダプター。

 

重さは付属のケーブルとあわせて約1kgとなっている。

 
 

ベンチマークでもハイスコアを叩き出すグラフィック性能


最初はPCの総合的な評価ができるベンチマークソフト「PCMark8」で計測。今回はその中でも負荷の高いモード「Creative」で計測し、スコアは3971となった。

 

グラフィック性能の評価ではベンチマークソフト「3DMark」を使用。その中でもグラフィック性能の評価に適しているモード「Fire Strike」で計測した。グラフィックスコアは12373。計測時の解像度は1920×1080ドット、フルスクリーンで行っている。

 

VRの性能計測できるベンチマークソフト「VRMark」も使用し、2つのモードで計測。解像度2264×1348ドットの標準負荷モード「Orange Room」では平均で142fpsをマーク。

 

またより負荷の高い5012×2880ドットのモード「Blue Room」での平均値は26fpsとなった。

バッテリーのベンチマークは「BBench」を使用。ディスプレイやキーボードのバックライトを最大値の半分に設定し、定期的にWebページを巡回する状態で計測した場合、約3時間ほど使用することができた。

以上のようにゲームやVRを体験する際にも十分な性能を持っている本製品。ディスプレイを4つ使用できるというのは開発だけでなく、デモ展示の際に活躍しそうだ。

 
製品概要
製品型番:DAIV-NG5720シリーズ
●OS:Windows 10 Home 64 ビット
●CPU:インテル Core i7-7700HQ プロセッサー(4 コア/2.80GHz/TB 最⼤3.80GHz/6MB キャッシュ/HT 対応)
●メモリ:32GB DDR4 PC4-19200(8GBx4 枚)
●ストレージ:
●SSD 256GB SSD(6Gbps 接続)
●HDD 1TB HDD (5400rpm)
●チップセット:モバイル インテル HM175 チップセット
●グラフィックス:GeForce GTX 1060/インテル HD グラフィックス 630
●ビデオメモリ:GDDR5 3GB/メインメモリからシェア
●光学ドライブ:-
●カードリーダー:マルチカードリーダー(右側⾯)[対応メディア︓SD メモリーカード(SDXC,SDHC 含む)、マルチメディアカード]
●有線LAN:1000Base-T/100Base-TX/10Base-T 対応
●無線LAN:IEEE 802.11ac/a/b/g/n(最⼤150/433Mbps)
●Bluetooth:Bluetooth V4.2 + LE 準拠モジュール
●液晶パネル:15.6 型 sRGB比95%IPS方式液晶パネル(LED バックライト 1920×1080)
●サウンド:ハイデフィニション・オーディオ
●Webカメラ:200万画素
●マウス:タッチパッド(スクロール機能付き)
●キーボード:日本語キーボード(107 キー/ピッチ約19mm/ストローク約2mm)
●インターフェイス:
I/O ポート
・USB3.1 ポート×2(右側⾯ Type-C×2)
・USB3.0 ポート×3(右側⾯×1、左側⾯×1、背⾯×1)
・HDMI×1(左側⾯)
・Mini DisplayPort×2(左側⾯)
・ヘッドフォン出⼒×1(右側⾯ ミニジャック メス、S/PDIF オプティカル出⼒と共用)
・マイク⼊⼒×1(右側⾯ ミニジャック メス)
・ライン出⼒×1(右側⾯ ミニジャック メス)
・LAN ポート×1 (右側⾯)
・カードリーダー×1(右側⾯)
・指紋センサー×1(タッチパッド部)
●バッテリー:内蔵リチウムイオンバッテリーまたはAC100V(AC アダプタ経由 ⼊⼒100V AC 50/60Hz、出⼒19V DC 200W)
●バッテリー:駆動時間 約7.6 時間(JEITA2.0)
●本体寸法:
幅約385×奥行き271×高さ27.4mm(※折り畳み時/突起物除く)
幅約385×奥行き271×高さ31.5mm(※折り畳み時/突起含む)
●重量:約2.8kg (※付属品を含まず)

 
(TEXT by まぶかはっと

 
●関連リンク
マウスコンピューター
DAIV-NG5720シリーズ

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