Oculus Quest 2、アプリ共有や新たなミラーリング機能などを含むv29の大型アップデートを開始

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Facebook Reality Labsは現地時間17日、Oculus Blogにて一体型VRゴーグル「Oculus Quest」および「同 2」のソフトウェアアップデートを開始したことを発表した。バージョンは29となる。同機は、4月13日に「Oculus Air Link」や120Hzのネイティブサポートを開始するv28のリリースを発表していた。

今回のアップデートでは、初代Quest利用者に向けての「マルチユーザーアカウント」や「アプリの共有」機能の実装や、ミラーリング・録画の際に内蔵マイクの音声を録音する機能、iOSのOculusアプリにて、「Live Overlay」と称した新機能の追加などをリリースする。

「Live Overlay」は、ヘッドセットで見ている映像の上に現実世界の利用者の姿を重ねることができる機能だ。スマートフォンを置いて、ミラーリング中の自分に向けて「Live Overlay」に切り替え、録画ボタンを押すと開始する。また、自撮りモードで撮影することもでき、ゲームをプレイ中の利用者の姿を確認できる。なお、同機能は、iPhone XS以降のiPhone機種のみで利用可能となる。

また、ビジネス関連として、VR内において生産性を維持できるように、システムレベルの「Infinite Office」のコア機能を多数提供する。これにより、iPhone 7以降の機種のiOS利用者は、ロック画面の通知をヘッドセット内で確認できるようになる。

パススルー機能へのショートカットも追加。「Quick Setting」メニューからパススルーホームの「目」のアイコンを選択することで、ヘッドセットを外さずに素早く現実世界を確認できる。

ヘッドセットに保存されているファイルへのアクセスと管理機能も強化。最新の「Filesアプリ」を利用することで、ヘッドセットに格納されているファイルにアクセス、それを閲覧、管理、VR内の複数の場所で共有できるようになる。そのほか、アップデートの詳細に関しては、Oculus Blogにて確認してほしい。

(TEXT by アシュトン)

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