ユニティちゃんの香りをスーハースーハー! 匂いを出せるVR向け装置「VAQSO VR」を体験
2月4日、六本木周辺にて堀江貴文氏のプロデュースによる「六本木ホリエモン祭」が開催された(ニュース記事)。PANORA的に注目なのは、サテライト会場のひとつにて実施しているスペシャルVRイベントで、匂いを発する周辺機器「VAQSO VR」(バクソーVR)の新作デモコンテンツを展示していた。筆者も気になっていたので、ホイホイ取材してきました!

堀江氏、GOROman氏、VRアーティストの「せきぐちあいみ」さんによるトークショウも開催。VR会場なのに、後半はHoloLensでライブストリーミングをデモするなど、話のぶっ飛び具合が楽しかったです。
3種類の香りが瞬時に切り替わる不思議
VAQSO VRといえば1月17日に発表されたばかりで、筆者が知る限り初の一般公開となる。

今回のデモではOculus Riftと、モーションコントローラーの「Oculus Touch」を利用。ゴーグルの下側にある長方形のバーがVAQSO VRだ。普通にOculus Riftを装着するのと同じ感覚で、重さはまったく意識できなかった。

デモはエクシヴィが制作。プレイヤーがイスに座ってVRゴーグルをかぶると、学校の教室にいることがわかる。目の前の机には、板チョコとコーヒーが置かれているので、手にとって鼻に近づけると……。

コーヒーではあの香ばしさが漂ってくる!

そして板チョコでは甘くてビターな感じ。

「左を見てね」という声に促されて左を見ると、そこにはユニティちゃんが!!

恐る恐る近づくと、先ほどとは打って変わってさわやかなシトラスの香りが! これはいい匂いだ!
実際に体験してみて驚いたのは、匂いの切り替わりの速さだ。コーヒー、板チョコ……と交互に嗅いでみても、きちんと早い立ち上がりで匂いが発生する。そして両方を一緒に鼻に近づけると、混ざった香りになる。現実世界では当たり前のことだが、VRでできるとかなり感動できる。
ユニティちゃんの香りについても、筆者のシトラスに対するイメージの共感覚なのか、キャラクターからさわやかな青白い印象を受けた。ユニティちゃんの3Dモデルは過去にVRで何度も見ており、そのときは無色だったが、それが香りだけでガラリと印象が変わったのはかなり不思議だった。VAQSO VRは、キャラクターのVR展示にはかなり有効なデバイスになりそうだ。

なお、人の存在感を出すために男性の説明員さんがユニティちゃんの位置に立ってくれることもありました。体験者にはユニティちゃんに見えております。

ちなみにVAQSOさんもご出演いただく今月2月21日開催の「Tokyo VR Meetup #14」では、同じデモを展示します。ぜひ会場でご体験ください。

会場は盛況しており、セーラー服おじさんがワンドブイのリズムゲーム「SEIYA」を楽しんでいたりしてなかなかカオスでした。
(TEXT by Minoru Hirota)









