マスプロ電工、360度カメラ「KODAK PIXPRO 4KVR360」を4/28発売 3つの撮影モードに対応

マスプロ電工は23日、KODAKの360度対応アクションカム「KODAK PIXPRO 4KVR360」を4月28日に発売すると発表した。価格はオープンで、オンライン直販で5万9500円(税別)。

1月のCESにおいてもデモしていた製品で、ようやく発売日や価格が明らかになった。

前後に155度と235度と、異なる画角のレンズを1つずつ搭載。

2つのレンズの映像を合わせて4K360度映像の撮影を可能に。
VR、フロント、グローバルの3タイプの撮影が可能

前後のレンズを活用した3つの撮影モード、PCを使わないカメラ内スティッチ、撮影しながら確認できる「ライブビュー」という3つが大きな特徴になる。

まずは3つの撮影モード。レンズA、Bそれぞれでも、異なる使い方が可能だ。

ひとつ目はA/Bの両方を使った「VRモード」。惑星のような「リトルプラネット」、魚眼の「フィッシュアイ」、VRゴーグル向けに使われる「エクイレクタングラー」、一部分を切り取った「マジックフラット」といった4つの表示形式に書き出し可能。

2つ目のレンズAのみの「フロントモード」は、3840×2160ドットの解像度で超広角撮影が可能。

3つ目のレンズBのみの「グローバルモード」は、旧来のSP360シリーズのような撮影が可能。

カメラ内スティッチは、フレームレートは15fpsに落ちるものの、PCなどを介さずスマホに直接転送して、YouTubeやFacebookに投稿が可能になった。

ライブビューでは、録画しながらリアルタイムの映像を映したり、HDDレコーダーにつないで録画も可能。

会場でもデモしていた。

Wi-Fiよりも消費電力の少ないBluetooth接続のリモコンが付属。スマホにWi-Fi接続して画像を確認しながらの操作にも対応。

LEDはバックライト搭載で見やすく。

2.5mmのマイク端子搭載で外部入力も可能に。

逆サイドにはWi-Fiボタンなどを用意。

もちろん三脚穴も備えている。

その他、ハイスピードやセルフタイマーといった撮影にも対応した。

取扱店舗は、エディオン、ケーズデンキ、コジマ、ソフマップ、ノジマ、ヨドバシカメラ、ビックカメラ。

販売目標は1万台。初代をリリースした2014年度は3955台、2015年度はほぼ1万台、2016年度も1万2000台弱の販売を見込んでいる。2017年度は今回の4KVRの販売でカテゴリーが増加して、1万5000台を予定。さらに2020年には、東京オリンピックに向けての需要拡大を見込んで5万台の販売を計画している。

発売記念キャンペーンとして、専用バッテリーがプレゼントされる。
(TEXT by Minoru Hirota)
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