6K30fps～4K60fps、360度4Kリアスタイムスティッチが可能な小型VRカメラ「Z CAM S1」発売

2017年04月22日 13:24 PANORA 360°, ニュース

Z CAM（ゼットカム）の日本総代理店ジュエは、業務用小型VRカメラシステム「Z CAM S1」を2017年5月初旬に発売すると発表した。価格は最小構成で36万8000円（税別）から。

Z CAM S1のサイズは92×92×142mm。6K／30fps～4K／60fpsの360度動画撮影や、360度4Kリアルタイムスティッチとライブストリーミング配信にも対応する。出力は、LAN（ギガビットイーサネット）、MiniHDMI×4（1080p@60fps）のほか、SDカードスロットも搭載（4xSDXC 最大128GB）。なお、LANによる出力では、ライブストリーミング配信処理ソフト「Z CAM WonderLive」を使用することで、最大で全天球360度リアルタイムステッチとライブストリーミング配信が可能となる。

また、「フルセットオープンAPI」が用意され、外部からISOやブライトネス、シャープ、コントラスト補正といったカスタマイズをしながら、撮影データの転送やライブストリーミング配信用のデータを送信できる。

底部のインターフェイス部分。

カメラ自体は、4台のカメラを1ユニットに統合した構造を採用。リリースによれば、小型化によりレンズ間の距離を近づけることで視差を最小に抑えているほか、製造時にすべてのカメラユニットのAE（自動露出制御）やAWB（オートホワイトバランス）等の調整を行うことで、個体差による画質の違いを最小限にしているという。また、4台のカメラはフレーム単位で完全に一致した映像を収録可能。360度撮影におけるステッチ品質の低下原因となるフレームのズレを防ぐ。

Z CAM S1によるサンプル360度動画。

Z CAM S1の解説動画。