VR向けシートまで売っちゃう!? MSIの薄型デスクトップ「Vortex G25」が業務用VRにぴったり【Computex】

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5月30日〜6月3日、台湾にてPC関連機器を中心とする展示会「Computex Taipei 2017」が開催されている。会場のひとつである台北南港博覧館では、4Fに「Gaming&VR」エリアを用意していた。その中から今回はMSIブースのVR展示をレポートしていこう。

 

シートやハンドルを付け替えて応用できるシート

MSIといえば、VR業界ではアトラクションなどで利用されているバックパックPCの「VR One」などで知られたメーカーだ(レポート記事)。そのアーケードに強い路線をアピールするように、ブースの一角にはモーションシートを用意してレースカー体験ができるようになっていた。

 

PC向けVRゴーグルの「HTC VIVE」をかぶって、まさにレーサーの視点で体験できる。

 

足元にはアクセルやブレーキのペダルがある。

 

だいたいこんなイメージ。

 

筆者も体験してみましたが、やはり自分の操作に応じてシートも含めて動くというのはレース体験を深めてくれていいですね。楽しい! 一方で振動ユニットが座席についていないせいか、エンジンや路面などを起因とした重低音が伝わってこないのがやや不満だった。あとは、酔いやすい体質なので、そもそも加速/減速が多いレースゲームは必ずVR酔いしてしまうというのもありまして……。

 

ハンドル部分。

 

ペダル部分。

 

シート部分。

 

シート後部のシリンダー。

 

MSIによれば、なんとこのモーションシートは自社製(!)で、販売する予定もあるとのこと。車だけでなく、ハンドル部分を平たくして写真のようにジェットコースターを体験してもらったり、シート部分を付け替えて乗馬を再現したりと、応用が可能になっている。

 

そしてよくよく見ると、フロント部分にスリム型PCが!(な、なんだってー!)

 

薄型で壁にも固定できるVortex G25

……というのが、薄型ゲーミングデスクトップの「Vortex G25」。「Vortex」シリーズは容積が6.5Lという円筒型のユニークボディーを採用した「G65」がリリースされているが、今回は2.5Lということで「G25」となっている。価格は未定で、年内のリリースを予定。

 

スペックでは、Core i7、最大64GBメモリー、GeForce GTX 1070(8GB)、Thunderbolt 3対応といったあたりが特徴。

 

前面にはUSBやHDMI……。

 

背面にはHDMI/USBに加えて、Thunderbolt 3やLAN端子などを搭載。

 

業務向けVRコンテンツもターゲットになっており、筐体をより自由に配置できるように薄型かつ高性能を目指した。竜のマークの周囲にVESAマウントに対応したネジ穴を用意しており、例えば壁に固定するといった使い方も実現できるだろう。ニッチだが、VRアトラクションを納品する際には激しく役立ちそうだ。

 
G25は形状的にVR Oneにも似ているが、よりサイズが小さくて基本ACアダプターでの駆動が大きな違いだ。説明によれば、G25のバッテリー駆動も視野に入れていて、実際に数時間は動作した実績があるという。

 

そのVR Oneを使ったガンシューティングのデモも実施していた。

 

遊べたタイトルは……で、出たー!! みんな大好きゾンビシューティング!

 

こちらもHTC VIVEを利用し、ガンコントローラーにモーションコントローラーを装着して位置トラッキングしていた。銃も実際の重さに調整して、振動するように加工している。

 
 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
*Computex Taipei 2017のまとめページはこちら

 
 
●関連リンク
ニュースリリース(英語)
MSI
Computex Taipei 2017

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