突然のお母さん対策にも VRユーザー向け来訪者センサー「SSS-01」発売
SACは6月25日、パーソナルセキュリティシステム「SSS-01（スリーエスゼロイチ）」の発売を発表した。
VR使用中の無防備な利用者に、来訪者の存在をお知らせするというもの。ワイヤレスセンサーで動く物体を検知すると、腕輪型のレシーバーが振動で合図してくれる仕組みだ。
発売は7月中旬を予定。オープン価格で、実売予想価格は税抜き5980円前後。
▲利用シーンのイメージ
VRコンテンツを楽しんだり、VR空間で作業を行うとき、リアル世界における身の回りの出来事は気づきにくい。なぜなら、HMDやヘッドフォンを装着しているため、視覚や聴覚、意識はVR空間に集中しているからだ。
そんなとき困るのが、「VR体験中の無防備な姿を人に見られる」こと。ゲームに熱中したり、VRコンテンツの内容にニヤニヤしたり、VRでライブ配信をしたり、他人に見せる予定のない姿を不意に見られるというのは、なかなかに心理的ダメージが大きい。
そういったケースはプライベート利用が真っ先に思いつくが、今後、VRHMDを装着しながらの少人数業務なども増えてくれば、取引先などの来訪者に対する企業イメージの悪化も招きかねない。
そこで開発されたのが本製品。同社では、「身近なプライバシーを守る」をテーマに「備えられる安心」を提供するとしている。
センサーとレシーバーの距離は最大20mまで対応。戸建の二階に上がる階段の途中、小規模店舗の入り口などにセンサーを設置することも可能だ。
なお、初回生産数量限定モデルには、セキュリティ対策をアピールできるシールが特典として付属している。
▲特典シールイメージ
●製品概要
無線周波数：920.9MHz
センサーとレシーバーの距離：最大20M（センサーとレシーバーとの間に遮るものがない場合）
・センサー部
感知方式：赤外線（PIR）
感知範囲：水平90°／垂直70°／距離2m
防水：生活防水
バッテリー：単3電池4本（別売り）
連続動作時間：約100時間（レシーバー接続状態）
※無接続状態で最大45日 アルカリ乾電池使用時
サイズ：幅47x奥行き40x高さ77mm
重量：約60g
動作温度：0℃～40℃
・レシーバー部（リストバンド）
防水：生活防水
バッテリー：3.7V リチウムポリマー電池
連続動作時間：約10時間
充電時間：約150分
サイズ：フリーサイズ 幅25mmx高さ50mm ※腕回りサイズ：152mm～225mm
重量：約30g
動作温度：0℃～40℃
※充電用microUSBケーブル別売り／単3電池別売り／1年保証／日本国内のみのサポート
（TEXT by 高橋佑司／編集 花茂未来）
