大鳥一姫ちゃん、初めてづくしのVRライブレポート「今日は初めて聞いてもらう曲ばっかりだから」

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クラスター株式会社がプロデュースする3人組歌唱系ガールズユニット「バーチャルアイドル(仮)」から大鳥一姫ちゃんの初となるVRライブが2月3日バーチャルイベントプラットフォーム「cluster」で開催された。

ライブではお馴染みのカバー曲から初披露となるオリジナル曲、初お披露目となる「バーチャルアイドル(仮)」の前田花奈ちゃんとのデュエットなど初めてづくしの内容で、VRアイドルとして大きな一歩を踏み出した大鳥一姫ちゃんの初ライブのレポートをお届けする。

初めてづくしの「挑戦的」ライブ

ライブハウス仕様の会場には多くのオーディエンスが開演前からスタンバイしており、まさにリアルのライブ前のような緊張感がVR空間にも漂っていた。各々最後列から最前列へ、右端から左端へ、最高のポジションを探し求め移動する姿が見られたが、これがリアルであれば乱闘騒ぎは免れないだろう。

それが気分によって好きな位置取りができてしまうVR空間の利便性に感動している間にライブが始まった。

記念すべき1曲目は動画でもカバーしている「シュガーソングとビターステップ」。まず音響の良さに感動した人は多いんじゃないだろうか。VRライブのクオリティの高さ、clusterのこだわりに開幕度肝を抜かれた。

そして次に衝撃を受けたのが一姫ちゃんの歌唱力。初めてのライブとは思えないほどの歌唱力に圧巻された。

 

【VR-IDOL(β)】シュガーソングとビターステップ 歌ってみた / 大鳥一姫

「今日は初めて聞いてもらう曲ばっかりだから」

そう言って2曲目に歌われたのは米津玄師さんの「LOSER」。大鳥一姫ちゃんの大人っぽい歌声にバッチリはまっていた。ヴィジュアル的な可愛いさとは裏腹に、歌い出すと急に大人っぽくなる姿は誰が見ても格好いい大鳥一姫が今回のライブでは多く見られた。

 

「この後雰囲気をガラッと変えて歌っていこうと思う」と言い放った彼女が3曲目に選んだのはCHiCO with HoneyWorksさんの「世界は恋に落ちている」。

こちらも初披露で、先程のLOSERと比べると切なく可愛いらしい選曲となっている。「CHiCO with HoneyWorksが好き!」とMCで語っていただけあって歌っている姿からはCHiCO with HoneyWorksへの愛を感じられた。

 

3曲目が終わると、バーチャルアイドル(仮)のメンバーである前田花奈(まえだはな)ちゃんがステージに登場。「すごい盛り上がってたよ!」「私も近いうちにライブやりたい!」とこのライブの熱気に感化されていた様子。

そして「花奈の歌聴きたい?」とまさかのサプライズ。花奈ちゃんの歌声初披露となるデュエットが実現した。

 

2人による「ハッピーシンセサイザ」が披露された。花奈ちゃんの可愛らしくも力強い歌声で会場は大盛り上がり。歌の初お披露目がVRライブなんてロマンチックすぎないか。そんな中でも堂々としたパフォーマンスを披露した「バーチャルアイドル(仮)」のポテンシャルの高さが垣間見れた瞬間でもあった。

歌い終わって「楽しい!!!」と花奈ちゃんが一言。いや、こっちも相当楽しいわ!!!と心の中で叫ばせてもらった。

オリジナル曲「キミジシン」を初披露

「今日のために大地さんが間に合わせてくださいました」そう言って最後に披露したのは作曲家、編曲家、ギタリストである鈴木Daichi秀行氏が手がけた初のオリジナル曲「キミジシン」。疾走感あるロックナンバーで曲が始まったと同時により一層”ライブ感”が増したのを覚えている。

▲clusterバンドのみなさん

ステージにはclusterバンドが登場し、圧巻のライブパフォーマンスだった。一姫ちゃんも「オリジナル曲が1番緊張した」と言っていたが、初ライブにこのオリジナル曲を最後に歌うのは相当プレッシャーがあっただろう。

「人いっぱいくるか不安だったから嬉しい」

多くのプレッシャーを見事跳ね除け、バーチャルアイドル(仮)の初ライブは大成功を収めた。ライブパフォーマンスを含め、最高のライブを見せてもらったと僕は思う。何よりも一姫ちゃんミュージシャンとしての記念すべきスタートを目撃できたことはとても光栄に思えた。

▲打ち上げの様子①

▲打ち上げの様子②

ライブ後の打ち上げにも参加させてもらった。オーディエンスと共に打ち上げをする、これもVRならではのサービスだろう。

懐かしさを味わえるライブだった

ライブを終えて、全てが初感覚の音楽ライブを見たというよりは、既視感を覚えるライブを体感できた。clusterのライブへのこだわりもそうだが、リアルの良さとVRの良さをバランスよく取り入れた演出は素晴らしい。どこか懐かしい感覚を味わえることができた。

いずれはあのライブハウスもフリーで公開され、ライブをしたいVTuberが好きな時にライブができるようになるのだろうか。そうすればVTuberがアーティストとして活動の幅が広がり、ファンはますます引きこもりが加速してしまう。

(文 森山ド・ロ/編集 花茂未来

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