プラザカプコン池袋で「BIOHAZARD VALIANT RAID」を体験 銃をぶっ放して大量ゾンビをなぎ倒せ!
カプコンは7月19日より、同日より東京池袋にオープンする商業施設「キュープラザ池袋」内3F、プラザカプコン池袋「VR-X」コーナーにて、アミューズメントVR「BIOHAZARD VALIANT RAID」の稼働を開始する。
プレイ人数は1〜4人で、料金はノーマルエディションが2200円、よりゲームをリアルに体感できる振動装置を用意したDXエディションが2500円。所要時間は35分で、公式サイトから体験予約可能だ。
バイオハザードの世界観をベースにしており、プレイヤーはアンブレラ社の特殊部隊U.S.S.の隊員となって問題の発生した研究所に侵入。次第に混沌に巻き込まれていき、生き残って脱出するために奮闘する……というストーリーになっている。オープンに先駆けて、プレス向け体験会に参加してきたのでレポートをお届けしよう。
キュープラザ池袋のロケーションは、JR池袋駅の東口から徒歩4分のところ。東急ハンズ池袋店の近くだ。
ひたすら撃ちまくれる気持ちよさを追求
カプコンでVRといえば、家庭用のPlayStation VRで大いに話題になった「バイオハザード7 レジデント イービル」が有名だが、ゲームセンター「プラザカプコン」でのVR体験も2016年の「大怪獣カプドン」をはじめとするタイトルを数年前から展開してきている。
そんなアミューズメントVRの最新タイトルが、このBIOHAZARD VALIANT RAIDだ。目指したのは「爽快感を追求したガンシューティング」で、家庭用のバイオハザードシリーズのように弾薬やハーブを探すことなく、両手に持った銃で迫り来るゾンビをひたすら撃ちまくれる内容になる(といってもリロードは必要ですが)。
VR-Xコーナーにあるのは、BIOHAZARD VALIANT RAIDのみ。なおVALIANT RAIDの頭文字をとるとVRになりますね。
バイオハザードシリーズでおなじみのクリーチャー「タイラント」の等身大(でかい!)フィギュアが飾られていたり……。
東京マルイとのコラボモデルガンを展示していたりと、入口からバイオの世界観を体感できるのがたまらない!
ブースは、ノーマルエディションが2つ、デラックスエディションが1つとなっている。ノーマルエディションのほうは、研究所施設の雰囲気満点な外観だ。
デラックスエディションのブースはこんな感じ。
プレイ前には遊び方をビデオで解説してくれる。プレイヤーたちは先行するアルファチームを追って、ブラボーチームとして研究所に潜入する。呼び方がS.T.A.R.S.っぽくてイイですね!
プレイヤーが選べる武器は、ハンドガン、ショットガン、サブマシンガンの3種類。通常はハンドガンとショットガンを使い、サブマシンガンは緊急時のみ利用を許可される。いずれも得意な距離や残弾が異なり、状況に応じて使い分けるのがコツだ。
銃の切り替えは、両手を頭の上に持ってくるだけ。
こんな感じで切り替わる。なお、片手ずつ別の銃を持つことはできず、必ず両手をあげて両方の銃を切り替える仕様だ。どうでもいいですが、バイオファンとしてはコンバットナイフも欲しいですよね……?
弾がなくなったら……。
両手を下げれば「カチャッ」という音がして弾がリロードされる。
ビデオでの解説が終わったら、いよいよ実践だ。スタッフさんの指示に従ってVRゴーグルとヘッドセットを装着する。
利用しているVRゴーグルはVIVE Pro。ヘッドホンはVIVE Pro標準のものではなく、別途装着する。
コントローラーは、VIVEコントローラーを利用。拳銃のように加工されており程よい重さで銃を持っている感覚が出る。
近寄られる気持ち悪さがVRならでは!
さて、肝心のゲームだが、「難易度高め」と事前に説明されていた通り、なかなかハードな感じだった。
プレイヤーはまず研究所内にある十字路の中央に立ち、四方から迫ってくるゾンビをなぎ倒していくことになる。最初は余裕で対処していたものの、途中からとにかく迫ってくる量がスゴくて、リロードが追いつかず何度も引っかかれてしまった(攻撃を受けると視界が歪む)。たまに焦ってリロードがきちんとできずに、弾切れのまま打とうとして攻撃を食らったこともあったので、最初のストーリーパートでリロードの練習をしておくといい。また、近寄られたり囲まれた際はショットガンが有効なので、冷静に切り替えて対処しよう。
この撃っても撃ってもゾンビたちが倒れずに、わらわらとパーソナルスペースに入ってきて「気持ち悪い! くるなー!」と鳥肌が立つ感覚がVRならではの体験だ。筆者はあまりの怖さに物理的に大きく避けてしまい、スタッフさんに元のプレイエリアに戻されるくらいだった(元の位置に戻す際に触られて「ゾンビの触感まで!?」と勘違いしてめちゃくちゃビビりました)。
気持ち悪いので必死になって銃を撃つし、後ろを振り向いて同様に戦っている仲間がピンチになっていたら、気持ち悪さがわかるぶん「今助けるから!」と気分も盛り上がる。なお、筆者の回は2名での参加だったが、2方向からしかゾンビが来てなかったので、この辺で難易度を調節しているものと思われた。
クリーチャーとしては、ゾンビだけでなく、リッカーやタイラントも出現する。リッカーは脳みそ丸出し&長い舌の見た目が生理的にめちゃくちゃ気持ち悪く、さらに天井を這ったり素早く動いたりするため、パニックになりがちだ(なった)。実際に迫られると命の危険すら感じる。タイラントはひらすら大きい。コートを着たT-103型で、3m近い巨体はVRで見るとヤバい威圧感しかない。この辺、VRでしか味わえない恐怖体験なので、原作ファンはぜひ遊んで欲しい。
プレーしてて感じたのは、仲間とのボイスチャットが欲しいという点だった。敵が四方から迫ってくるので基本的に背中を預けて戦うことになるのだが、自分が大量ゾンビを対処しきれなかったり、味方がピンチのときに声で合図できないのが辛かった。ゲーム中で流れるオペレーターの音声とかぶって、ストーリーが聞き取りにくくなることもあって入れてないとのことで、プレー時はボイチャがない前提で大声で叫ぶようにしよう。ヘッドホンをちょっとずらしておくといいかもしれない。
結局、筆者はゾンビを捌ききれずゲームオーバーになってしまったものの、何度もチャレンジしてぜひクリアーしたいと思える内容だった。シリーズのファンはもちろん、仲間やカップルで来ても盛り上がれるはず。近くのサンシャインシティにある「MAZARIA」とともに、この夏、にわかに池袋がVRづいているため、ぜひ遊びに行ってみるべし!
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(TEXT by Minoru Hirota)
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