発売間近なのにTGS特別バージョンで出展! 「V!勇者のくせになまいきだR」プレイレポート【TGS 2017】
9月21日から24日まで幕張メッセで開催された日本最大のゲームの祭典「東京ゲームショウ2017」。SIEJAブース・PlayStation VRコーナーでは、出展数が9タイトルに絞り込まれ、SIE WWSプロデュースのタイトルが目立つ結果となった。
その中でも人気を博していたのが10月14日発売予定のリアルタイムストラテジー「V!勇者のくせになまいきだR(リターン)」。今回のTGSでは発売日も近いので製品版でのプレイ……と思いきや、なんと「TGS 2017特別バージョン」で出展されたので早速体験してきた。
まずはチュートリアルをスタートしたが、なんと魔王の第一声がアム○・レ〇のマネ! 大丈夫なのでしょうか(笑) 英語・中国語音声も用意されていたとのこと。
そのほかにも魔王は危険な発言を繰り返し、挙げ句にチュートリアル画面のウインドウで隠される始末。そこで登場するのが魔王のムスメ。プレイヤーの横に寄り添ってくれるのだが、ステージを回転させるとぶつかりそうになり、ふてくされて向こうに行ってしまう。
チュートリアルではステージ回転・視点移動などのレクチャーがあり、L2/R2でステージを回転させることができるほか、タッチパッド押しこみ、もしくは△ボタンでステージの視点移動なども行えるようになっていた。
ワールドマップ。火山や砂漠、雪山など多彩なステージを用意。ゲームは下側の小島の城からスタートする。今回のバージョンではステージ1・2がプレイできた。ステージ1はチュートリアルに引き続き、ゲームの仕組みを解説するのが中心。
本作は魔物たちの食物連鎖をうまく活用し、魔物の軍団を形成していくのが基本的な攻略手段になる。体験したステージで呼び出せたのは、スライム状の魔物「ニジリゴケ」と、そのニジリゴケを食べて繁殖する魔物「ガジガジムシ」のみ。
まずニジリゴケの巣を、エサである「魔しずく」の近くに設置する繁殖を始める。次に、その近くにガジガジムシの巣を配置。これでニジリゴケを食べながらガジガジムシが繁殖を始めていくという具合だ。
なお、本作では「魔しずくにも残量の設定」があり、枯渇したときにどう対処すべきなのかが気になるところ。
こうして魔物をある程度増やして下準備を終えたら、村や城に向けて進軍する。そして村を制圧するとその周辺が一気に魔王の支配エリアになる。去年のバージョンでは進軍は夜にしかできなかったが、現バージョンでは昼でも進軍が可能になった。
村に進軍命令を発動中。時間短縮のため、戦力が揃ったら一気に攻め込もう。なお、左上の女子が魔王のムスメです。
最終的に城を落とすとステージクリアとなり次のステージに進めるようになる。ステージ2ではガジガジムシを食べて繁殖する「トカゲおとこ」の巣が設置できるようになった。
また、ステージ2のチュートリアルでは魔物を吸い込んで支配エリアの別の場所に移動させることができるスキルを教えてくれる。これを使うことで、敵の進路に魔物を設置することが可能となる。さらに、魔物を吸い込んだ時にDualShock 4を大きく振ることで強力な魔物を召喚することのできる魔法陣を設置できるらしいのだが、今回のバージョンでは試すことができなかった。
魔物を吸い込んで移動したり合成したり。戦略の幅が広がりそうなスキルだ。
今回の体験では、トカゲおとこの繁殖が食料不足でなかなかできず、巣ごと駆除されてしまう始末。なんとか策を練ろうとしたところでタイムアップとなってしまった。
気になるVR酔いについては、ボードゲームを眺める感覚で進行することもあり、酔う要素は少なめになっている。それでいて高度な戦略を様々なギミックを駆使して展開していくなど、しっかりと遊ばせてくれるバランスになっているのが本作の魅力でもある。
ちなみに、本シリーズは以前からRPGを含んだゲーム・アニメのパロディ・オマージュが満載だった。それは本作でも同様で、すでに様々なネタ盛り込まれている。そういった部分も見つけつつ遊ぶとより楽しめるだろう。
最後に実写選挙ネタのPVが公開されたので、下記にて紹介する。
『V!勇者のくせになまいきだR』 実写映像第1弾「政見放送」篇
(TEXT by Shogo Iwai)
*東京ゲームショウ2017まとめはこちら
●関連リンク
・PlayStation VR
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・V!勇者のくせになまいきだR
・『V!勇者のくせになまいきだR』 実写映像プロジェクトまとめ
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