Synamon、3DCGを使うVR開発のコストを下げる基礎サービス「NEUTRANS」の提供を開始
Synamonは11日、VR空間を構築する基礎サービス「NEUTRANS」(ニュートランス)の提供を開始したと発表した。モーションコントローラーの利用やマルチプレー対応といった機能を備えており、Oculus RiftやHTC VIVEといったPC向けVRゴーグルの開発に活用することで開発の手間を軽減できる。
Synamonによれば現状、VR業界では360度の静止画/動画を使うコンテンツが主流で、3DCGで構築したインタラクティブなコンテンツがまだまだ少ないとのこと。その原因は、ハイエンドVR開発にかかる費用や納期といったコストが高かったり、制作できる事業者が少なかったり、どういったことがVRでできるのか理解されていないといったところにある。この状況を打開するためにNEUTRANSの開発に至ったという。
特徴は以下のとおり。
1. 持つ、投げるなどの基本動作部分をフルスクラッチで開発。
2. 初見でも直感的に操作できるような設計思想。
3. マルチHMD対応とオンラインマルチ動作を前提にしたソリューション。
3DCGのVRコンテンツを作成したい企業に対し、SynamonがNEUTRANSを活用して開発/納品までワンストップで提供する形態だ。例えば、遠隔地のメンバーと対話できるVRクリエイティブ会議室や、各種コンテンツを配置して手で触れるVRショールームといったコンテンツが作れる。
NEUTRANSのデモ体験や費用は、別途Synamonに問い合わせとのこと。